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わんと鳴いたらキスして撫でて

wan to naitara kiss shite nadete

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表題作わんと鳴いたらキスして撫でて

高遠 颯
23歳,顔面最強クールなアイドル
谷敷 碧
22歳,大学4年,犬化症候群

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

顔面最強クールなアイドル×ポメ化する男子
バース界で一番ハッピー! ポメガバース

気持ちの高ぶりやストレスで犬に変身して、
撫でられたりしてホワッとすると人間に戻る犬化症候群のひとがいる世界。
犬化症候群でポメラニアンに変身する碧は、
もふもふとの癒しの時間を提供するポメ派遣サービス(デリポメ)でバイト中。
そんな碧に絶対極秘の指名が来る。
お客様はなんと今をときめくアイドルグループの顔面最強・クールなメンバー高遠(たかとお)ハヤテ! 
きゃひーんってビビる。
なぜなら彼の大大大ファンだから。
生身の推しを前に手足も毛も震える。
それでもどうにか可愛い犬らしく仕事をしようとてふてふ歩いて足元で鳴いてみたら、
「似てる…」と意味深に呟いた高遠に
やさしく抱きあげられて碧は思わずぽひゅっと人間(裸)に戻ってしまい!?
  アイドルとポメ化男子のハッピーラブ!

●人物紹介●
谷敷碧/大学生。
ポメ化する自分を前向きに受け止めたくて、デリポメでバイトしている。

高遠ハヤテ/人気アイドルグループ「スーパーメテオ」のメンバー。
圧倒的ビジュアル担当でクール。

作品情報

作品名
わんと鳴いたらキスして撫でて
著者
伊達きよ 
イラスト
末広マチ 
媒体
小説
出版社
リブレ
発売日
電子発売日
ISBN
9784799767061
3.9

(62)

(26)

萌々

(20)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
13
得点
236
評価数
62
平均
3.9 / 5
神率
41.9%

レビュー投稿数13

ドストライクシチュに萌えるし、切ないし、萌えるし、情緒乱れた~!!

まず表紙が可愛すぎて一目惚れしました。
そして伊達きよさんのポメガバースなんて。。。
絶対"良き"に決まってるやろーーー!(即ポチ)

と初手から期待MAXで読み始めたのですが、
シンプルにすっっっっっごく萌えました…!

ポメがめッッちゃくちゃ可愛いです。
舌をしまい忘れてペロッと出てる。ラブリー。
人間ver.も犬化ver.も可愛さが最強でした♡♡

しかし、そんなポメの愛らしさに反して
ストーリーはすれ違いが切ないというギャップ!
切なキュンがグッと込み上げ涙腺が緩むのです。

攻めも受けもとても真面目な人柄で
優しく温かく穏やかにほのぼのした雰囲気なのに、
言葉足らずの不器用同士なのでもどかしかった…。

私はキャラが傷つくと萌える質なので
指先がビリビリ痺れるほど萌えてしまいました///
誤解なのに攻めも受けも傷ついてて堪らん~!!!

でもベースはあくまで『溺愛系攻め×ポメ男子』。
甘さと可愛さと愛情はてんこ盛りになっております。
ストーリー×挿絵の親和性もとても良かったです…!


さてさて。

受け:碧 (ポメ名:アオ)
犬化症候群に罹患しており、
様々な視線に晒されるのが苦手なクローズドポメ。
ポメ派遣サービス(ポメデリ)でバイトしています。

秘密を抱えて生きてるゆえに
内向的な部分が垣間見える真面目なお人です。

攻め:颯 (ハヤテ)
人気アイドルグループのクール担当。
彫刻のような美しい顔面で表情が薄いタイプ。
無自覚イケメンなのでチャラさはなく真面目。

とある理由でポメ化したアオに入れ込み
アオご指名でポメデリを利用している太客です。

元々碧はハヤテの大ファンで、
犬化から人に戻る時はハヤテの顔面を拝んでいました。
ある日バイトで派遣されたお客様はハヤテ本人…!
仕事中にも関わらずポメから人間に戻ってしまいます。

初日に大失態を犯した碧でしたが
ハヤテは変わらずアオを指名し続けてきます。
共通の趣味も重なり次第に仲良くなった矢先ーーー。
って感じでストーリーが展開します。


個人的に萌えポイントがいっぱいあるんですが。。。
まず!
表情が乏しいハヤテはアオの前だけ違うとこ萌え!

アイドルしてる時は塩対応(がウケる)人で、
他人に興味が無いハヤテが執着するのはアオのみ。
特別感ありまくりの唯一無二っぽさが堪らんです。
アオの前だと年相応の男の子って感じで、
アオをめちゃくちゃ可愛がる姿にホッコリします。

アオの前だとデレデレなのに
普段はスンとしてるギャップが好きだ~~~!!!

アオはひたすら可愛いです。
中身人間なので求められる可愛さを出して来ます。
犬の本能に引っ張られて遊びに夢中になるトコも
めっっっっっっっちゃ可愛い。デレデレしちゃう。

反面、碧になると内向的な部分が目立ちました。
控えめというか自己肯定感が低めなんですよね。
大人気アイドルのハヤテの前だから余計に
自惚れない、烏滸がましい、勘違いしないが強固。

そんな感じで自惚れず控えめな碧と、
基本的に表情が乏しく言葉が足りないハヤテ。

すれ違うのは必然と言うべきか、すれ違います。
これが切なくて切なくてドストライクに萌えました。
泣いた~~~(;////;)

以下、大きめネタバレになっちゃいますが…。

個人的に、
・何らかの理由で攻めの前から姿を消す受け
・突然受けが消えてしまい必死に探し回る攻め
っていうシチュにドドドドド萌える質なので、
ドストライク展開にズビズビ泣きながら悶えました。
めっちゃ刺さる(;////;)

(このシチュって、)
(再会するとことか更に萌えるんですよね…!)
(なんせ攻めはずっと探し回ってるからさ…!)
(受けが動揺して更に逃げようとするトコを捕まえるの大好き…!!!)

伊達きよさんの筆致も相俟って、
碧とハヤテの悲しみや切ない心情が流れ込むから
萌えるし、切ないし、萌えるし、情緒乱れた~!!

そもそもになっちゃうけど、
ハヤテも碧も圧倒的に言葉が足りなさ過ぎるんです。
めッッッッちゃ焦れったいし、読んでてもどかしい。

(この辺りは好みが分れるやも…?)
(遠回しな言葉って場合によってイラッとなるから)
(ウダウダしないでストレートに言えー!ってなる)

あとはポメガバースの宿命なのか、
エッチ問題は切実ながらも少し笑っちゃいました。
エッチの最中にポメ化したら何も出来ない。。笑

挿絵について特筆したいんですが、
風でオールバックになるポメが可愛くて可愛くて!
表紙の可愛さもそうだけど末広マチさんの挿絵も作品に合ってました♪

ボリュームもあって大満足の一冊です(﹡´◡`﹡ )

6

ポメりたい方必見のモコふわきゅるるん物語

伊達きよ先生とポメガバースが出会ってしまいましたか……。さささ…最高です!
出会うべくして出会ってしまった夢のようなコラボに胸が躍りました♪

優しげで柔らかい筆致と、ポメラニアンのキュートなビジュアルがベストマッチ。文章全体から溢れ出すほのぼのオーラが炸裂です。
特殊の中の特殊な設定であるポメガバースを調理する筆さばきは見事なもので、創り上げられた独自の設定や世界観を大いに楽しみました。
ポメ化設定の良さが最大限に生かされおり、だけど設定に頼りきってないバランスの良さもこの作品の魅力の1つかなと思います。

そして表紙!見てもらえると分かりますが、末広マチ先生のイラストが眩しく光るデザインは、中身の可愛さが保証されたも同然といわんばかりです。生き生きと文字の中で描かれたポメと、庇護欲をくすぐるポメの造形美がうまく融合し、可愛いさに拍車をかけているのは言うまでもありません^ ^
無数に散りばめられたオノマトペの威力も相当なもので、これは一例ですが…"ふすふす"、"ぷうぷう"、"あぐあぐ"などの萌えキュンワードに、自然と笑顔が綻んでしまいます。"可愛い"を巧妙に創り上げていくワードチョイスと言葉の表現力の力によって、"可愛い"がどんどん錬成されていくのです。

もちろん可愛いに奢らないストーリーにも注目で、推しと始まる恋愛模様に楽しくなったり切なくなったりと、喜怒哀楽の色んな感情を抱かせます。犬化症候群の主人公・碧がポメラニアンの"アオ"になって、推しのアイドル兼俳優の高遠と急接近していくところはめちゃくちゃ楽しかったです♪
普段ファンに見せる表情とは違う顔や態度といった素の高遠を知っていくドキドキが、いつしか"推し"とは違う熱い感情を感じるようになっていく碧の気持ちの変化は一番の見どころです。
ポメラニアンの"アオ"として、人間の"碧"として、それぞれの立場で高遠に関わっていく中で、アオじゃなく碧そのものを見て欲しくなっていく想いはとても切なかったです。

碧が一方的に高遠と距離を置く態度の裏で、碧を想い一途にひたすら探し続ける高遠の姿に、彼こそが犬(忠犬)そのものだと思ったのは私だけでしょうか^ ^
クールな高遠のがむしゃらさ、そして碧を好きすぎて碧の"推し化"していくところなどなど、高遠サイドにも随分と萌えどころがありました。
後編は高遠の視点が多く描かれていて、彼の心理がよく分かるお話になっています。彼の視点が入ることで物語の奥ゆきが広がっていくのでストーリーが俄然面白味を増していきます。
碧への熱くて重い愛をたっぷり含んだ高遠の溺愛は最高です!2人の恋人としての温度差にも触れる内容にもなっていますので、甘かったりしょっぱかったり、色んな味覚の恋愛フレーバーが楽しめるんじゃないでしょうか。
ポメの可愛さだけじゃない魅力的なストーリーに目いっぱい癒される幸せモフモフな一冊でした。


私個人として楽しめたのは、私自身が碧と同じ出身地だということ。懐かしい方言、多分あそこだろうなと思う見知った場所……少しだけ郷里に想いを馳せて胸がジンとなりました。
思わぬところから地元ネタが入ってきて驚きましたが、でも嬉しかったです。作品全体の読後感だけじゃなく、懐かしい地元の空気感にも癒されて幸せほわほわな気持ちになりました。

5

アイドル攻め×もふもふ=最高すぎる!!!!(前のめり気味)

あらすじに、アイドルとポメ化男子のハッピーラブという文言を発見!!!!


芸能BL(とくに攻めが芸能人)好きなまりあげはとしては、課題図書じゃないですか?!! ヲタ特有の不気味笑い(嬉しくて)発動。

挿絵も末広マチ先生だし!
期待しかない!!


ということで、いざ実読!!(古のバラエティ番組、食わ○嫌い○決定○風に)


第1話: アイドルグループ顔面最強、塩対応メンバー高遠ハヤテと犬化症候群によりポメラニアンになってしまう碧との出会いから、恋人になるまでの紆余曲折が描かれたお話。


個人的に、すれ違い大好きマンなので、明らかに両想いだろうに、碧がハヤテの好きな人を誤解し、ハヤテの元を去っていってしまう、、、
かつ、それから再会が3年後で、それまでハヤテのことをどう頑張っても忘れられなくて、、、
という展開がとても良かったです。
大好きすぎる切ない展開に、ティッシュ動員してしまったまりあげは、、、


そして、ハヤテが全力で碧を好きなのは分かってるのに、今ひとつ本人に伝わってないもどかしさ。
ハヤテの貢ぎ体質もよかった!
というか、あのイケメン顔で、追ってくる執着溺愛とか最高オブ最高でせう!!!!


それから碧。
碧も、ハヤテになでなでされて、早速ストレス満たされて人になっちゃうの致し方ない現実でしたが、素直でカワイイ。
そして、ポメな碧の仕草が、ハヤテじゃないですけど、とにかくカワイイ!!
犬化症候群により、悲しい過去を背負ってしまいましたが、幼きハヤテとの映画を通じての出逢いなど、本当にハヤテと出会えてよかったね! と思う次第。

とにかく2人が、お話が好きすぎるーーーー♡♡♡!

犬苦手な碧の後輩、柳も当て馬その1? としてよく頑張ったです。
(その2は、ハヤテの後輩アイドル、ポメちる)
ここのさじ加減間違えると、萎えたりしますが、嫌味じゃない当て馬?(っぽい? 当て馬になりきれない当て馬Jr的な?) でした。


第2話: 恋人同士になった2人のその後のお話。
碧の家族が出てきたりと、第三者登場で碧がハヤテへの態度を改め直します。

芸能人であるハヤテを慮って控えていたけれど、伝えなければならなかったこと。

また、いつもハヤテは碧を大切にしてくれていて、、、


溺愛一途攻めが最高すぎて、363ページから萌えをたっぷり享受しました!
最高!やーーん!!泣



伊達先生、春の四六判祭り第1弾はこれにて完読(両手を合わせながら)!!

次の作品もまたテイストが違うので、楽しみです♪




5

No Title

レ伊達きよ先生の新刊!犬化症候群の碧とアイドルで俳優の颯の物語。伊達きよ先生のポメラニアンの描写が素晴らしすぎてかわいいもふもふわんこがずっと頭の中に浮かんでおりました...犬化したらてしてしあのかわいい足でスマホを操るのかと想像したら.. お話は色々なすれ違いもあったりして切なくなったりほっこりしたりときめいたりもりもりでとっても楽しかったです!マチ先生の挿絵がまた!!最高なんですよ!! 颯がまたかっこよくて!碧は可愛いし、ポメになってしまった碧もとても可愛かった...(*´ω`*)

3

なんてかわいいふたりなんでしょう

犬化症候群で感情が昂るとポメラニアンになってしまう碧(アオ)と無愛想ながら顔の良さがピカイチのアイドル・ハヤテが、デリバリーポメサービスを通じて知り合い、恋人になるまでを描いた現代ポメガバースBL。

ポメガバースの物語は初めて読みましたが、犬好きにはたまらないくらい、犬特有のかわいさが細やかに描写されています。特に好きなのが濡れポメラニアンのシーンでした。挿絵のかわいさも相まって、とにかく癒されます。

本編は第一話と第二話に分かれていて、第一話では大学生のアオとアイドルのハヤテがデリバリーポメサービスを通じて仲良くなっていくお話、第二話では第一話から三年経って社会人となったアオと、俳優とアイドルを両方本格的にこなすようになったハヤテの、初心者マークの恋人どうしのすれ違いがメインのお話となっています。

ふたりとも初々しくてとにかくかわいらしいです。かわいくて癒されるお話がお好きな方はもちろん、犬が好きな方、恋愛のじれもだやすれ違いがお好きな方、そして逃げる受けと執着攻めがお好きな方にも刺さりそうな展開があります。

主役二人のやり取りが終始微笑ましくて、癒されました。この先の彼らの幸せを願ってやみません。おすすめです!

3

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