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アドバンスドレビューアー

女性もきゅ子さん

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今年度165位

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逞しくちゃっかりした受け

面白かった。
BL漫画の総受け美少年に転生してしまった受け。セクハラ地獄な未来を憂いて、将来悪役ポジになるぼっち攻めの腰巾着としてまとわりついて無自覚に攻めを絆していく。

誰もが自分の美貌をチヤホヤする中で攻めは塩対応でキモイとまで言われて、逆に大歓喜しちゃう受けに笑った。攻めに何を企んでいるのか聞かれて白状するシーンも好き。「人を近寄らせない君の怖い雰囲気が魅力的で。不人気なところもいい。君の傍にいれば人除けになるかと思った」正直に言えば言うほど悪口のオンパレードになっちゃう笑。

その後「貴様の面倒くらいは見てやろう」と受けの企みを了承してくれるんだけど、本当にずっと面倒を見てくれる世話焼き過保護攻めになるのが良かった。受けを甘やかしすぎるので受け自身が甘やかすなと怒っちゃうレベル。そうやって受けの人生の必需品になって受けファミリーにも溶け込んで外堀全部埋めて囲い込んでいく攻めが好き。そんなに強く執着しているクセに受けに恋心を知られて嫌われないように一生の親友兼騎士ポジションをキープする気だったのは健気。「貴様がおじいさんになっても世話を焼き尽くしてやる」って台詞が好き。あと攻め視点から見た受けが圧倒的な光でキラキラと輝く宝物のような存在なのも萌えた。気持ちを隠したい攻めと、自分の恋心に気付いてアプローチする受けとのすれ違い展開も面白かった。

何かあったら攻めの名前を出すちゃっかりした受けのキャラクターも好きだった。めちゃくちゃ腰巾着なスネ夫仕草。総受け主人公の治癒能力も金儲けに使う気満々。

雷々来世 コミック

野白ぐり 

切なくて甘い

とても良かった。
前世で悲恋に終わった主従の記憶を持つ高校生達。攻めは前世があまりに辛く悲しいので受けに再会したくないし、受けにも何も思い出さず今世を自由に生きて欲しいと思っていた。しかし再会した受けは記憶があるが最後のつらい部分だけは忘れていて、無邪気に攻めに懐いてくる。

前世の二人のエピソードが凄く切ない。ひとりぼっちでも受けの傍を離れずにひっそりと見守る道を選んだ攻めが健気。自分に尽くす攻めを解放してあげたかった受けの気持ちもわかる。

受けには今世は攻めの激重愛に縛られず自由に生きて欲しいと思っているけれど、攻めにとっては今世も受けが世界の全てなので受けを拒みきれない葛藤が良かった。

切ないんだけど、今世の場面が可愛らしくて甘さも満遍なく随所にしっかりあって読みやすい先生だなって思いました。これくらい優しくて甘いパートがあるのが好き。

とてもハラハラした

とても面白かった。
裏社会で悪いこともして自分第一にお金を儲けて生きてきた受け。最後は部下に刺されて終わりかと思いきや異世界に召喚される。受けを呼んだのは自分と瓜二つの病弱王子。王子を亡命させるために着いてきた家臣達の行く末を頼まれて、成り行きで王子に成り代わることに。

初めは王子達の事情なんて知ったこっちゃないって感じなのに、自分が異世界で生き残るために家臣達と協力しなきゃいけなくなって、そこからどんどん事が大きくなっていく展開が面白かった。

自分と同じ顔なのに汚れなく愛されてきた王子を見て、自分の幼少期と比べてドス黒い感情が湧いちゃうシーンや、どんなに感情を鈍感にして過去のとこにしたって他人のちょっとした一言で過去の記憶が蘇って辛くなるシーンが切ない。どんなにポジティブに自分勝手に今を楽しく生きていたって幼少期の傷は尾を引き続けるんだよな。

自分だけでも生き残りたいと言う割に、自分の事を粗末に扱ったり露悪的に振舞って卑屈なことを言う受けの危なっかしさにもハラハラする。そんな受けの挑発的な言動に最初期はイライラしていた攻めだけど、そのうち怒るのではなく憐憫の顔を向けるようになっていく。

二人がようやく甘くイチャイチャしたなと思ったら受けは「自分は将来きっとこの男のために命を落とすだろう」とか物騒なこと考えてたりするのも好き。攻めも攻めで受けのためにすぐ死にそうな言動をするから、このフラグがどうなるのか最後までハラハラした。

溺愛モードに入った攻めの過保護なまでの深い愛情も良かった。いつ死ぬかもわからない状況だからこそ数日離れただけでも熱烈な再会になるのが好き。

受けが可愛かった

とても面白かった。
事故や天災で家族も故郷も全て失った受けが異世界転移するお話。森の奥で隠遁生活を送る最強魔術師に拾われ穏やかな生活を送っていたけれど、魔術師のために王様の愛人役を務めることになる。

受けが愛嬌のある弟属性で周りの人達に可愛がられているのが良かった。特に魔術師に懐く受けが可愛かった。魔術師の家に初めて攻め達が訪ねて来た時に「この人達、エリューンの味方?敵?」と確認するシーンが好き。

その恩に報いよう、役に立とう、とし過ぎている姿は痛々しい。大切な人達を亡くした不幸に理由を探して、自分の選択が間違っていたと思い込むようになっていた受け。今度は選択を間違えたくないと、自分の意思ではなく相手が助かるなら、攻めがそうして欲しいならと周りの希望に沿うように行動する。役に立ちたいけど自分の選択が間違っていないか不安。そんな受けに対して、同じ喪失感を抱えた魔術師と王である攻めとでスタンスが違う対比も良かった。攻めは過保護だね笑。

時々垣間見える受け本来の肝の太さと逞しさも良かった。また一人残されないために何でもするぞという覚悟が良い。攻めも受けを一人残すくらいなら、死にそうになったら意地でも戻って受けも連れて行こうと言ってくれる。

他にも愛人の受けの可愛い我儘を何でも叶えてあげたいベタ惚れ王様という設定での王宮生活も面白かった。

大人の可愛い恋

とても面白かった。
40代の二人の可愛い恋模様。
受けは恋人ゼロな人生を送ってきたゲイ。仕事の関係でインストールしていた出会い系アプリでうっかりイイネしてしまった男性に偶然出会う。

出会いが運命的だし、攻めが出会い頭に受けに可愛いなって言っちゃう。一緒に笑ってくれた、かわいくて、輝いてた…と受けに惚れちゃった攻めのロマンチストな表現が好き。きらびやかなイケオジ攻めだけど内面はいい意味で普通で恋に思い悩んだりしている姿がギャップ。

攻めのアプローチにふ〜んと平静を装いつつも浮かれてる受けも可愛い。お互いに出会いの日の思い出の品をとってあるのも微笑ましかった。ラブラブ仲良しカップルで可愛いお話でした。攻めが受けをさん付けで呼ぶのも好き。二人の話がもっと読みたい。書き下ろしも良かった。

人生で一番エネルギーのある頃だったらどうしてましたか?それを今やるんです!という後輩くんのアドバイスも印象的だった。

私の萌えポイントがドカ盛だった。

面白かった。
クーデレ美人受け。
呪術師という職業への偏見や受けのぶっきらぼうなところが誤解に拍車をかけて嫌われ主人公な受け。攻めも受けに憎まれていると勘違いしていて会えば喧嘩腰になってしまう。そんなところに異世界から現れた神子様。この神子様が大活躍。

神子様はオタクくんなので状況を直ぐに「理解」してこれはソシャゲ系ゲームぽい世界観!とゲーム知識で勇士達を導く軍師になる。受けの塩対応や嫌われ者な面もあ〜これは一部に熱狂的なファンがいるタイプのキャラだ!と解釈してめげない。神子が恋のキューピットになって二人は無事に誤解が解ける。

神子のキャラクターがとても面白くて好きだった。受けの書き置きに「攻めには知らせないで」と書かれているのを読んだ次の瞬間には「攻め〜!!!」と呼びつけるシーンがお気に入り。ゲーム用語やオタク用語がオタク国の言葉、慣習として勇士達の間に浸透していくのも笑った。攻めもオタク用語に毒されて受けに対して限界オタクみたいな語彙になってる。

恋人になってからの二人はとにかくバカップルでそこも良かった。攻めにだけはデレデレなクール美人最高。攻めが甘やかしまくるから、攻めにだけワガママ小悪魔ちゃんみたいになっちゃってるのも好き。攻めが自分の笑顔に弱いのを知っていて効果的使う受けちゃん。そんな受けに攻めはメロメロで萌え要素が多すぎ!完璧すぎる!可愛い!俺の嫁!と内心で荒ぶりまくっている。甘々なのでお仕置エチも優しすぎて、受けも思てたんと違う…と自分からお仕置エチの指導をする展開も笑った。

一番萌えたのは攻めの記憶喪失エピ。
そもそもの出会いも一目惚れみたいなものだったので、記憶がなくても受けが顔面ド好み美人なのには変わりない攻め。自分達が恋人だったと知り意識しまくって目も合わせられない純情攻めになっちゃっう。受けの一挙一動にドギマギする童貞みたいな攻めが面白くなって、手を握ったり笑いかけて翻弄する小悪魔受けちゃんも最高。記憶がなくてもバカップルな二人。

受けが他人に攻めの特徴を伝える時に「笑顔が可愛い」って紹介するのも好きだった。

愛情深い攻め

とても良かった。
受けは名前も教えてくれない秘密主義な美しい男。攻めは受けが踏み込まれたくない一線を見極めて慎重に付き合っていたのに、ある日忽然と消えてしまう。そして七年後ようやく見つけた受けはデカい料亭の主人で、攻めをすげなく追い返そうとする。

二人とも未練タラタラで相手にベタ惚れなのにすんなりとは一緒になれないのが切ない。自分の気持ちを封印して受けが苦しまないように友として傍で支えようとしたり、身を引こうとしたり攻めの献身と愛情深さにも泣ける。

受けには攻めが必要だと確信して色々画策してくれる奉公人の忠太も愛嬌があって好き。最後は受けを思って店を去ろうとする攻めを奉公人達がなだめすかして足止めしてくれるのも面白かった。いい職場。

二人ともタイプの違う美形でどのコマも目の保養なのも良かった。キレイだ…と絵を堪能しながら読むタイプの漫画。

重いコンビ愛

とても面白かった。
相方の攻めが急に塩対応になって不仲なのが悩みの受け。TVのドッキリ企画をきっかけに理由を聞き出し、攻めが受けに惚れていると知る。コンビを解消したくないし攻めを相方として大切に思っている受けは交際を提案する。この時受けは攻めを恋愛的な意味で好きな訳じゃないんだけど、違うベクトルでちゃんとコンビ愛が重いのが良かった。

芸大とか出てそうな気難しいコント職人な攻めのキャラも良かった。ネガティブすぎて恋人バレするシチュエーションの妄想が逞しい攻めも笑った。そして受けが自分と同じ気持ちで付き合ってるんじゃないとわかっていて、ポロッと出た「俺のこと好きになった?」や「ごめん」ってセリフが切ない。

そうやって攻めを悩ませてたら付き合ってる意味がないって受けが「好き」って言おうとするけど、攻めは言わせてくれない…この辺りの展開が切なくて好き。

最後受けに告白されて理解が追いつかなくて吐きそうになってる攻めも好きだった。恋心とは別に二人がコンビを大切にしている思いや絆、お笑いへの熱さもあってとても良かった。

可愛い年下攻め

とても面白かった。
感情が表情に出にくく人に誤解されがちなヤマネ獣人の受けと、明るく純情な年下雪豹攻め。

攻めは受けに一目惚れで、真っ赤な顔で友達になってください!と声を掛けたのをきっかけに二人の交流が始まる。受けは小型獣人の可愛さに言い寄られては生真面目な性格と無表情さで振られ続けてきたので、攻めがまさか自分に惚れているとは思わず友達として好かれているのだと勘違いしてしまう。一生懸命デートに誘ったのに、デートプランがデートぽく無さすぎて本当に友達のつもりなんだなと思われちゃっている攻めが不憫で笑った。恋愛初心者な年下攻めくんがとにかく可愛い。二人の微笑ましいイチャイチャも良い。だけど受けは友達のつもり。まさかとは思ったけど攻めくんだけが付き合っていると思っていた展開には笑っちゃった。

受けは冬眠中に彼氏に浮気されたばかりで、冬眠中の人間関係に自信喪失中。そんな不安を吹き飛ばすぐらい受けが冬眠中も甲斐甲斐しく世話を焼いて、そばで寝顔を眺めている攻めが健気で良い。あと受けの冬眠中の夢がいつも可愛くて好きだった。

恋人になってからは年上の受けから奥手な攻めに積極的に迫ってリードしてあげる展開も好きだった。初体験で鼻血を出しながら励んでいる攻めも可愛かった。バランスのよいお似合い年の差カップルでした

二人の会話がコミカルで楽しかった

とても面白かった。
自閉症のマイロは会ったことも存在も知らなかった祖母から本屋を相続し、母親の故郷である小さな島へと移住を決める。そして本屋の隣でタトューサロンを営むギデオンと出会う。

マイロにはこだわりやマイルールが沢山あるし、社交辞令やオブラートに包んだ物言いは苦手で初対面の人にギョッとされがちなんだけど、ギデオンはそんなマイロを楽しい人だと思ってくれる。お互いがどんな人なのかを徐々に知り、仲を深めていく様子が楽しい。

友人にしては仲を深めすぎているのに恋人になるまでが焦れったいのも面白かった。マイロは自分は恋人にするには厄介すぎると自覚していて、ギデオンと恋人になるなんて高望みはしないと決めている。一方ギデオンは事ある毎にマイロに恋人になりたいとは思っていないと釘を刺されて振られた気分になっている。なのにマイロからは超特別扱い(ギデオンには不意に触られても平気とか)を受けまくるので、こんなの好きになちゃうに決まってるじゃん!という状況なのが面白かった。傍から見ると恋人すぎる二人。

恋人になってからの二人の喧嘩のエピソードも良かった。マイロの、例え失敗するとしても挑戦する選択肢や経験を奪わないで欲しいという気持ちが素敵だった。

そしてマイロの祖母のエピソードも良かった。祖母のパートナーだった男性とマイロが祖父と孫のように仲を深めていく様子や、祖母について話しているシーンでウルっとしちゃう。