はじめましての作家さんです。
読ませる力がすごいですね!
本編は鬼束視点、短編は弓原視点です。
ホテリアもの。出来るのに全く上昇志向がない弓原に歯がゆい鬼束。
鬼束の誰にも言えない受け入れられないだろう趣味を弓原に知られたら?
二人の人となりの描写もしっかりしてて、さらには鬼束の趣味を弓原に認められた喜びや興奮。
お仕事描写ややりがい、まっすぐぶつかってくる初めての人。
ああ!すれ違い!?からの弓原の変化と想い。大変良かったです!読み応えがありました。
個人的には盛り上がりな部分の台詞に、上手いこと言う!なひねった台詞があったらもっと良かったなあ。
それにしてもハイスペックですね!
さすがドラマCDですね!コミックを復習したのに、全然理解度が違います!
穏やかなBGMと台詞でたんたんと進みますが、その空気感も作品にぴったりです。
興津さんが好きで好きでたまらないんですよ。可愛い受けもはかない受けも本当にお上手ですよね。他作品の傲慢攻めもたまりませんでした。今度は攻め作品を探そうかしら。
外川役の声優さんも抑えた演技で、でも感情が高まる所では必死さ嬉しさが生きてました。
40前症候群と呼んでもいいかな?このままでいいのか?考えるのすっごくわかります。
もう39だし…と新しいことに挑戦するのを怖がるのも。それをこんなにしっかり表現してくださって!
最初はなんて気さくな上司なの!エヘヘで腰砕けの女子達に共感でした。
部下の外川に言われ放題なのに怒らなくて。
そんな野末を叱咤したり心配したり世話を焼いたりな外川。クールに見えて毎日ずっと野末のことを見てくれてて。
こんなんたまらないよ〜!
上司と部下、男同士、10歳差。
でも外川と野末の大丈夫と思えたところが本当に良かったです。
外川の死ぬ気の口説きにグッジョブですよ!
何をしてても可愛い野末をこれから1番近くで愛でられるね、外川!
2枚組でじっくりしっかり聴かせてくれてありがとうございます!
人生の中でいきてく素晴らしい台詞たち、忘れないように折に触れ聴き直したいと思います。
小粋なネタが光る!たぬたぬBL。
も〜昭和1ケタ生まれのタヌキのジローが妖怪になって長生きし人間にも化けられ、令和になってBL漫画の世界に異世界転生!?しかも飼い主のスーパーフトシ君によって物凄い逆境からのスタートで。
盛りだくさんすぎる!
逆境からジローあらためジルが頑張るところ、粋も甘いも知ってますからね。人間の心の機微にも聡く商才もありまくりなので、この世界で立て直していく様子はとっても楽しかったです。
なにより侯爵のアシュリー!なんて出来たお人なのでしょう!
お話の始まりはそりゃあもうジルを蛇蝎のごとく嫌い憎み、会話は嫌味で成り立たずでしたのに〜。
それでも妻となったジルの立場を守りやっていくつもりで。
アシュリーが今のジルを知るにつれ態度を改め謝罪までして。なんと公平で潔いんでしょう!
ジルもそんなアシュリーに戸惑い悩み…。
はぁ〜、しかもタヌキに変身して屋敷を探り夜はアシュリーに可愛がられ!美味しすぎる!
ジルの夢、家族が欲しい。愛し愛されたい。それって叶えられないかな?考えてみて!周りをよく見て!
ジルの命がけの大活躍もとっても良かったです!アシュリーも偉い!
トンデモ設定なのに家政や領政の立て直しのお仕事描写に大嫌いからの〜まで、1冊ですごいです!
あたたかい気持ちになれました。
小中さん、本当にお見事です!
はぁ〜、良いお話でした。
ほどよい疲れと達成感と。
末っ子王子のみそっかすのノア。
才も力も存在感もなく学院をもうすぐ卒業なのに、将来が何にも決まってなくて…。
そんなノアが憧れる幻の国エンデハイム。
エンデハイムに眠る竜の生贄に僕はなる!
王家の一員としてこの人生で成し遂げる!
僕をちやほやしてください!
ノアの悲壮感と切なさともどかしさなどとても詳しく書かれて引き込まれました。
そんなノアを星の君と呼ぶエンデハイムの辺境伯フィン。もうノアにメロメロで自覚なしでちやほやし放題!
なんかコミュニケーション足りてなくない?肝心なことわからないままじゃない?
な状態が続きつつも、ノアとフィンの甘々がなんとも良いのですよ。
もう敬語で溺愛な紳士なフィン。お互い自覚したら…。
囲い込み攻め?ギリギリを攻めてノアの抵抗感を探り言質を取り?策士ですね〜、大好きです!
初夜の野蛮な男なフィンも良き!
二人のイチャイチャと竜の調伏と。まさか調伏ってそういうことだったの〜!?
はぁ〜、良かったです、本当に!
切なさと甘々がりんご飴みたいです。
素敵なドムサブものでした。
クリス視点でサブの立場や不調などよく描写してあり。途中までは悲壮感あり。
これは萌えるしかないでしょう!なお話ですね。入団以来ずっといつもヴィルから嫌味ばかり言われ続け、犬猿の仲と呼ばれていたのに…。それなのに!
クリスの構って構って!なところや、ヴィルのコマンドやグレアやふとした動作や会話で心地よくなったり興奮したりなところ。
クリス可愛い!グデグデのとろとろになっちゃって。
それにヴィルったら本当はクリスをずっと好きで好きで、構ったり嫉妬したり目を離さなかったり。いけ好かない美貌の偉丈夫かと思いきや、パートナーになったらこんなに世話焼きで溺愛で嫉妬深いなんて〜。
こんなドム大歓迎だよ〜!ベストカップルでしょ!俺から離れるな!くっ、男らしい!
しかもお互いに地道に訓練する姿勢に惹かれてたなんて。
そんな二人のパートナーになる前から後までの違いを楽しみ、騎士団内のいさかいやプライドなどなど。
読み応えがありました!
面白かった〜!
タイトルから想像してたのとちょっと違ったけど、そこも良かったです!
良い人と良い人のコンビですね。
エルフのエルウィンが転生者なんですが、絶世の美女?な見た目と魔法のスキルに天狗になってて。でも素直で良い子なので全然嫌じゃなかったです。
ジェラルド。唯一エルウィンに靡かなかったハーフドワーフの青年。
彼の生い立ちや育ちが、それを受け止めてるところが泣けるんですよ。
二人で魔物討伐してランクを上げて、飲みに行って安宿で相部屋して。そのあたりもとっても楽しかったです。
だんだんお互いの良いところに惚れてくところ、本人たちは無自覚なんですが、はよ自覚しろ!ってじれったくもあり、自覚するのが楽しみでもあり。
色々ありましたが、堅物ジェラルドがエルウィンと過ごして笑顔を取り戻し愛を知るところが、無自覚に独占欲を発揮するところがとても萌えました。
一緒に成長して愛し合って、こんなに色々あったのに一冊にまとまっていてさすがです!
小山田あみさんの神イラスト!特にエルウィンの表情が良かったです。
首藤三兄弟とそのつがいの集合〜!
シリーズ全部読んでるのに弟たちカップルの事情がうっすらだったので、久しぶりに思い出しましたし懐かしかったです。
攻め視点と受け視点で弟たちをおもてなしです。とくに理玖ははじめましてですね。
冒頭は李里耶もいて、理玖派なところ!ふぁ〜!
美形率100%すぎてすごい!
みんなで和気あいあい、とくに理玖は最年少のまだ18歳ですからね。最年少枠でした。
三男が本浄にしっぽフリフリのゴールデンレトリバーなとこや、本浄の露悪的な言葉遣い(でも悪気はない)や、先生の気遣いなどなど、チーム受けをもっと読みたかったです。
三兄弟ともにつがいを見つけて、それぞれ居場所を築いて良かったですね。
おねだりエッチが長くて、その分を短めにしてもっと交流が読みたかったです。
ロッセリーニシリーズみたいに、三兄弟揃い踏み編上下巻はどうでしょう?
李里耶!
ちびっこ李里耶の可愛さ!18歳の凛とした麗人っぷり!まだスピン元の何年も昔の時点ですね。
こっからさらに氷の女王に育っていくのでしょうか?
そしてあの日の少年。
可愛くて優しかったのに、再会した彼はなんか目つきが…、それにその強さ!何があった!?
やはり二人は運命の…?。
エッチのシーンも年下らしくて良いですね!
簡単には助けなくて、李里耶に誘われて、赤ちゃんみたいと笑われ…。
李里耶の初めての発情を引き出したのに、鎮めたのにあの仕打ち。そりゃあアルファですもの、のし上がってやる!ですよね。
高飛車な李里耶がスピン元の最終的に穏やかな優しい彼になるのに、少年いや青年?が鍵となるのでしょうか?
何年後だ?
異世界転生もので前世をしっかり書いてくれてて、まずそこが満足しました。
主人公ヨルと彼が必死で謎を追う元相棒の由上の関係性も、別れまでの二人の様子もしっかり理解してから異世界編を読めるのは、自分にとってはとてもありがたかったです。
表紙とあらすじでてっきり異世界転生して、ヨルは可愛いちびっこのまま由上と再会して、どう過ごすのかなあ?と思ってたら!
予想外な展開で、新しい異世界転生ものジャンル?を築いたのではないでしょうか?
異世界でSPな二人というのが美味しいですね!しかも赤ちゃんに転生したヨルが、今生こそ由上を見つけ出す!良き相棒になる!と努力するのが、まだ2歳児なのに可愛すぎる〜!
転生してから前世?を振り返ったり、表情が豊かになったり素直になったり。
それに賢く強く粘り強く真相を解明しよう、元の世界に戻ろうとするところはハラハラ読み応えがあり。
すっかり長文になってしまいました。
ただ、ラスト。確かに由上の言い分に納得なのですが…。せっかく元の世界に戻れたのにいいの?う〜ん、悩ましいところです。
まあどちらの世界も選べるってことかな。
続編が出たばかりのようで、良いタイミングでした。