アルファとベータだけどオメガバ作品なのでエロは多いだろうと納得はしてても、この厚さならばやはりこれだけエロは多くなるよね…トホホって感じです。ストーリーが凄く良くて読ませて来るだけに、もうちょっとだけ減らして欲しかったと思いました。
前作から気になってた凉晴の父親をぶっ飛ばしてやりたかった〜。自分だけがまともだと信じ切ってるダメ親父の典型で天罰を喰らわしてやりたいし、あんな人物を重要視してる芦屋家なんて乗っ取られてしまえ!と腹が立ちました。
だけど今回も中盤まで凉晴にイライラですよ。抑圧されて育って来たとはいえ、チャンスは何度でもあったのに…凌介がここまで折れなかったのは凉晴への気持ちの強さですよね。
今巻でひとまず完結らしいですが、あの弟の婚約者が社会的に抹殺されたシーンとか読みたかったなあ。個人的には凉晴を助けに行くカウントダウンのシーン好きでした。
オメガバらしくロクデモナイ奴ばっかし登場してて、胸糞悪かったので続編はその辺りを綺麗に掃除して欲しいです。だって描き下ろし凄く良かったですから!
1巻は神評価でしたが、2巻は萌2です。ですが萌とかなり迷いました。因みにまるまる一冊表題作ではありません。DKのお話が前後編で入ってましたが、こちらがあまり趣味じゃなくて萌か迷いました。
なので「Dear Antique, 2」だけなら萌2でした。諸事情あったみたいですが、待っても良かったので丸々一冊読みたかったです。ですが1巻の発売が2022年の11月なので忘れられないうちに発売されて良かったのかもしれません。
でもやはりお話の流れに唐突感はあったように思いました。それでもお話の全体像は分かって来たような気がします。ミーシャの秘密はハッキリとは分からないけど、マリユスの父親から何かを託されてはいるのだと思います。
マリユスの父親が願った世界を何となくイワンは歪めて捉えているのではと思います。アルファ社からの攻撃とイワンとマリユスの半目。またまた気になる場面で終わってました。
そこからの同時収録作は要らなかったかな?薄いまま発行して欲しかったです。世界観が全く違います。台無しでした。
同時収録作の「アスニコイ」の教師の言動が気持ち悪くて、主人公が懐く意味が分かりませんでした。いろいろヤバい人としか思えなかった。