「パリピな狡猾ワンコ攻」ってどーゆーことなんだ??あらすじからしてもワンコじゃないだろ??新しい世界が開けるのか?と思いながら読み始めましたが、ワンコ感は皆無。
それどころかモブ男との絡みや、元カノ(いい子ですが)まで登場するし、恋心をうっすら自覚してからもモブとのエッチを匂わせたり、女の子を惑わしたりしてるので、攻めのヤリチン力が半端ないことがわかります。
コミュ力高めで来るもの拒まず去るもの追わずな攻めが、純情な受けと出会ってペース狂わされて初めて恋を自覚するみたいなやつなんだけど、なんかイマイチ攻めが信用ならないというか……。
あらすじに「ワンコ」と書いたのは編集さんでしょうか?
わんこ攻めの本を少なくとも五千冊は履修してから出直してこいって感じです。
再読。
受けはドルオタの妹から、「ネットで知り合ったいい感じの人と明日のイベントで会うつもりだったけど、風邪で行けないから、代わりに行ってイケメンかどうか見てきて!」と頼まれて出かけるんだけど、攻めから、本人が来た!と勘違いされちゃうんですね。
で、いつもかわいい文面だなと思ってました、女性だとばかり思ってたけど…付き合ってください!と告白されてしまう。
いやいや妹の代理って言えばいいだけじゃん!ほら、今言え!とけしかけたくなる気持ちが終始付き纏って仕方ない。
その誤解を解いたら、この作品は終わってしまうのだけど。
受けの妹と攻めは、その後対面したときもめちゃくちゃ意気投合してるんですよね。
本当ならこの二人は付き合ってたはずなのに…超お似合いカップルじゃんと思ってしまって、受けを応援する気がまったく起きず。
他のレビュアーさんが「妹の褌で」と上手い事、仰ってますが、マジでそれ。
「カサバース」?
擬人化と何が違うの??と思って読んでみましたが、擬人化ではなくマジでふつーのビニ傘だった。
つまり、表紙は心象風景とかではなく、攻めと受けが描かれてるってわけ。
は??傘が攻め???と思いながら、シーモアのサイトをもう一度見ると
「濡れ場がやさしいBLジャンル「カサバース」
「男同士の裸を見るのは恥ずかしい」という理由から、BLジャンルに一歩踏み出せない方へ。
目を背けてしまうような、恥ずかしい光景は一切ございません。安心して“傘しか濡れないBL”をご覧ください」
とあった。
男同士の裸を見るのが恥ずかしい
↓
エロなしBLを読もう!
ではなく
「傘と傘立てがまぐわっているのを見よう」という発想らしい。
傘と傘立てがずちゅずちゅやって、「待って……、入らないよ…… そんな大きいの……!」「煽られるともっと大きくなりますよ(と言いながら傘がやや開く)」
とか、もはや斬新なギャグ。
傘相手にはどうやっても萌えられないし、単なるビニ傘を見て「わーこの傘イケメン!」と思うようになったらなんか人間終わる気がする。
「クッ…キツくて折れそう」とか言ってる攻め様傘。
どうやら全身がチンコらしいんですよね。
ってことは、全裸の露出狂らしい。
んで、傘立てが受けなんだけど、傘立てって複数の穴持ち。
絵に描かれている傘立てを数えてみたら3列×9列で27本の傘を受け入れることができるから、複数攻めによる28Pが可能なんですね。
次は淫乱受けになった傘立てと27本の複数攻め傘による28Pを読みたいです。
BLとしては「しゅみじゃない」です。
というか、「男同士の裸を見るのが恥ずかしい」人が、この傘になら萌える!となったら、それはそれで性癖拗らせてヤバいことになるだろうし、そこまでしてBL読まなくったって良くない?とすら思う。
ギャグ漫画としてならまぁアリでしょう。
でもお金を出しては読みたくないです。