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萌×2作品

エキスパートレビューアー2023

女性えすむらさん

レビュー数6

ポイント数80

今年度50位

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前の上下巻読んだ人は必読だと思います

単なる続編かと思いきや、補完&続編という構成の巧みさに感心しまくりました。前作を読まれた方は絶対読んだほうがいいです!こちらを読み終えてから、上下巻を読み返したんですが解像度がめちゃ上がるので、とても意義のある続刊だなと思いました。

亮二の恩人である中原の手紙から紐解かれる過去は、個人的に好きな憂鬱さでしたw。薄幸系無自覚魔性の亮二と、スケベ系口ひげ美中年の中原のお耽美ドラマとして、原点がJUNE系のBLファンの性癖を刺激するものがあると思います。(刺激されました…)おっさん、いろんなことをやらかしてたんですね…という、前作では描かれていなかったエドと亮二の因縁めいた過去を知って、もともとスケールの大きい物語だなとは思っていましたが、さらに運命に導かれて出会ったふたりというダイナミックさが加わりました。

後半、二人の後継者となる少年が登場するんですけど、その経緯も自然で違和感がありませんでした。明治→大正→昭和と移り変わっていく時代の流れと、そこでBたちがLしていく展開が無理なく融合していて、とても読みやすいんだよな〜とつくづく思いました。たつもと先生のすけべは、なんだか清純なエロスというか、読んでいて浄化されるような優しい気持ちになれるんですよねw、すけべなのに。あと、受けの褌っていいですよね!私のなかでは、佐伯亮二と桂木智之は、甲乙つけがたい至高の褌受け様です。

まだ続きがありそうなラストだったんですけど完結なんですね。ちょっと寂しい気がしましたが、この余韻がちょうどよいのかもしれません。

短歌集のような…

紙質がいい!!カラーがきれい!!
っていうだけでも、紙本買ってよかったな〜と思いました。
このご時世にこういう装丁、内容でお札出してお釣り来る価格っていうのはCP高いのでは?とうっかり思うほど素敵な御本です。
幼馴染で同級生なふたりのショートストーリーをまとめているものなのですが、一話一話のエモ度が高くて、おされな短歌集を読んでるような気分でした。

ブルスカじゃない市川先生久しぶりでなんだか新鮮だな…。こういう日常の小ネタのなかにあるキュンキュンがめちゃくちゃ上手いよな〜ってしみじみ…。ぽつりぽつりと交わされる何気ない会話にもお互いに対する特別な気持ちが見えてくる繊細でシンプルな表現、そして、雰囲気を感じさせる余白〜〜、晴れの日も雨や雪の日も、落ち葉が舞い落ちる季節、桜の季節…ってゆ〜巡る季節のなかで肩を寄せ合うDKふたり…尊い、かわいい。

冒頭から順を追って物語にはなっているのですが、どこから読んでも読めるような印象でしたので、本をパっと開いてそのページから読む!好きなところから読む!もアリな感じです(オラクルブック的にw)。