美麗カラーイラストとショートマンガで紡ぐ、珠玉の幼馴染ラブ!

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表題作長くも短き恋の話

(攻め受けなし)一颯
(攻め受けなし)吉平

あらすじ

……このキスの意味は――?

一颯(いぶき)と吉平(きっぺい)は家が隣同士で幼馴染。
同じ学校に通い、ふたりで登校する。
好きな音楽の話をしたり、夏の花火は毎年一緒に見たり、誰よりもそばにいることが当たり前。
でもある時、その関係は一颯が吉平にキスしたことで変化して――。

「電子版CIEL」の表紙を飾ったイラスト、全21枚をカラーで収録!
美麗カラーイラストとショートマンガで紡ぐ、珠玉の幼馴染ラブ!

■収録内容
「長くも短き恋の話」…電子版CIEL掲載作品を加筆修正
第18話…描きおろし
あとがき…描きおろし
イラスト…電子版CIEL2021年1月号~2024年5月号表紙イラスト

作品情報

作品名
長くも短き恋の話
著者
市川けい 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
電子発売日
ISBN
9784041147955
3.6

(45)

(15)

萌々

(10)

(13)

中立

(5)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
11
得点
159
評価数
45
平均
3.6 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数11

オムニバス形式 ピュアな恋模様

一颯×吉平

オムニバス形式20話でつなぐ
高校生の幼馴染でお隣さんの2人のお話。


具体的な描写がなくても、
エロや激しい場面もなくても、
2人の間に浮かぶ恋の気配や、
全体の流れが感じられるという
市川けい先生の才能に感心した。
繊細な雰囲気で、
些細な瞬間に漂う静かなドキドキが最高で、
最初は不安定な感情から始まった恋が、
ゆっくりと深まっていく純愛がふんわりと萌える。


理解し合える仲良しの幼馴染2人。
健気で美人っぽい吉平と
陽気で男前っぽい一颯。
一颯が2人の関係をそっと押して、
吉平が一颯の押しを和やかに受け止めるという
絆のような雰囲気がたまらない。

高校2年生から物語が始まって、
季節の移り変わりの中で、
まず夏には大きな変化が訪れる。
学校のイベントや、
学校以外での2人の姿も生き生きで、
高校3年生になって、卒業して、
初めて別の学校に進学して、
実家を離れて、それぞれが1人暮らし始める。

2人の日常が普通だけど、普通じゃない気がする。
積み重なっていく日々と共に、
次第に進展していく2人の関係:
幼馴染→幼馴染以上、恋人未満→恋人
恋初心者の2人が、
だんだんと恋人らしい振る舞いを身につけていくのを見て胸キュンとして、
その中で、
吉平が一颯に惹かれたり、
拗ねったりする姿が可愛らしくて、
一颯が吉平のための考え、行動が大人っぽくてカッコいい。
本当にじわじわとくる瞬間が一つ一つ、全部目が離せない。

話の冒頭に収録されているカラーイラストが神すぎて嬉しい。

丁寧に編み出される
じっくりと成長する2人の恋がリアルで愛おしい。
そんな幼馴染のピュアな恋模様が穏やかな幸せを感じさせてくれました。

2

穏やかな時の流れの中にキュンがある

カラーイラストがてんこ盛りで、市川けい先生の絵が大好きな私には至福の一冊でした。
インライでの先生のお話によると、カラーイラストが先発で、そこからイメージして漫画を描かれたとのことです。
なかなか珍しい作り方ですよね。

幼馴染だった二人が恋仲になり、少しずつ関係が変わっていくのですが、今まで知らなかった喜びや、幸せな時間が増えていく様子が、読んでいてほっこりします。

お付き合いをすることで、相手の思いやりがより一層感じられたり、何気ない日常に幸せな時間が増えていくって素敵ですよね。

そんな素敵な時間を素敵なカラーイラストとショート漫画で感じることの出来る一冊です!

1

市川けい先生のファンブック

市川けい先生は『こっち向いて笑って』や『スロースターター』シリーズのストーリーや雰囲気が大好きなので、今回の新作も楽しみにしておりました。

幼馴染のふたりが日常の中で自分の気持ちに気づいてゆく、飾らないストーリーが素敵でした。
ややあっさりした印象ですが、大きな事件などもなく平穏な気持ちで読み進めることができるというのもとてもよかったです。

あすかコミックスさんでは2015年の『ハローアゲイン』ぶりのようですね。

ストーリーが平坦ではありますが、カラーイラストが贅沢にたっぷり収録されているので、市川けい先生の画集のような側面もあって大満足の一冊でした!

1

短歌集のような…

紙質がいい!!カラーがきれい!!
っていうだけでも、紙本買ってよかったな〜と思いました。
このご時世にこういう装丁、内容でお札出してお釣り来る価格っていうのはCP高いのでは?とうっかり思うほど素敵な御本です。
幼馴染で同級生なふたりのショートストーリーをまとめているものなのですが、一話一話のエモ度が高くて、おされな短歌集を読んでるような気分でした。

ブルスカじゃない市川先生久しぶりでなんだか新鮮だな…。こういう日常の小ネタのなかにあるキュンキュンがめちゃくちゃ上手いよな〜ってしみじみ…。ぽつりぽつりと交わされる何気ない会話にもお互いに対する特別な気持ちが見えてくる繊細でシンプルな表現、そして、雰囲気を感じさせる余白〜〜、晴れの日も雨や雪の日も、落ち葉が舞い落ちる季節、桜の季節…ってゆ〜巡る季節のなかで肩を寄せ合うDKふたり…尊い、かわいい。

冒頭から順を追って物語にはなっているのですが、どこから読んでも読めるような印象でしたので、本をパっと開いてそのページから読む!好きなところから読む!もアリな感じです(オラクルブック的にw)。

2

行間を読む物語

全20話。雑誌CIELの表紙と2~6ページほどのショートストーリーで幼馴染の高校生一颯と吉平の1年間と大学時代とその後?が季節に合わせて描かれています。

特に大きな出来事はなく、ショートストーリーもあっという間に読み終えてしまいます。
描かれていない場面の行間を読んで、想像を膨らませて楽しむ作品になっています。
ふたりとその周りの人たちとの何気ない瞬間や生活を読むのはとても楽しくてキュンキュンしました。
もしかしたらエッチがないので、物足りないと思う方もいるかもしれません。
市川けい先生のイラストが好きな方やほんわかした作品を読むのも好きな方に適していると思います。

電子でしか読んでないので紙ではどうなのか分かりませんが、話毎の扉絵は表紙のカラーで、ポイントで漫画の中に色がついています。だからかな?少し800円とお高めになっています。
これはBLを読んだことない方にお勧めするのにちょうどいい本になりそうです。

2

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