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エキスパートレビューアー2025

女性陵々さん

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胃袋も心も満たされる

後之マツリ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
ハートマーク 4
生意気 3
エロ 3
溺愛 2
な感じだと思います。

鬼塚くん×色薪さんのカプです。

サキュバスの先祖返りである色薪さん。今まで精力をもらっていた相手が結婚した為、食い扶持を無くし腹ペコ状態に。そして満月の日、魔力が暴走してしまい、会社で残業中だった後輩の鬼塚くんを誘惑してしまい…。

受けの色薪さんはサキュバスの先祖返りで、精力がご飯になります。そして精力で満たされると、羽や尻尾などが生えたサキュバスの姿になることも出来ます。

そんな色薪さんに誘惑されて身体を重ねてしまった鬼塚くん。色薪さんより年下で会社の後輩にあたり、帯にも生意気後輩とカテゴライズされています。
だけど、個人的には鬼塚くんの言動に少しイラッとしてしまいました。確かに生意気な後輩としては正しいのかもしれませんが、物語り序盤での鬼塚くんは、色薪さんに対してタメ口で命令口調なので、社会人としての常識的に気になってしまいなかなか萌えれなかったですね。

でも少しずつ態度が柔らかくなって、色薪さんに対して何気に溺愛してたり、色薪さんから刻まれた眷属の印を、大事な印と言ったりするので、物語り終盤ではちょっと見直しました。

目をハートマークにさせながら激しく身体を重ねる絡みが言わずもがなのエロさで、でも胃袋だけでなく、愛で心も満たされる2人の絡みが凄艶なので、是非とも読んでほしいです。

仕事も恋愛も少しずつ成長していく

岡本K宗澄先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
エロ 3
溺愛 3
ネガティブ 2
コミカル 2
な感じだと思います。

松永さん×羽柴さんのカプです。

社畜気味の羽柴さん。飲み会帰りに、仕事でも恋愛でもダメダメなことに自己嫌悪に陥って泣いてしまう。そんな時、声を掛けてくれた松永さんに介抱される。ゲイである羽柴さんは、松永さんの紳士然とした優しさに思わず抱いてほしいと強請ってしまい…。

受けの羽柴さんは、コミュ障で自己肯定感が低く、その所為で少しネガティブな言動をしちゃいます。でも頑張り屋だったり松永さんのことを考えてドキッとしたり、介抱してもらったことに、なんて醜態を…と落ち込んだり、色んな表情が少しコミカルな感じで描かれているので、見ていて飽きない羽柴さんが可愛いです。

そんな羽柴さんの可愛さや一生懸命さに惹かれて優しく溺愛する松永さん。非の打ち所がない素敵な人ですね。羽柴さんへの想いをしっかり伝えるので「僕なんか」と言っちゃう羽柴さんも、一瞬断るのかな?と思ったのですが、ちゃんと受け入れてたので安心しました。

その後は、松永さんの言葉やアドバイスで、仕事に対しての不安や自分への自信が持ててなかった羽柴さんが前向きになったり、松永さんの誕生日にすれ違ってしまうのか?と思ったけど、普通に甘い誕生日を過ごした2人など、比較的にしんみり描写や悲しい要素もなく、松永さんの優しさと少しずつ成長する羽柴さんのやり取りが素敵なので、是非とも読んでほしいです。

かわいい獣人に癒されたい方

星倉ぞぞ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
イチャラブ 5
溺愛 5
わちゃわちゃ 3
モフモフ 3
エロ 3
な感じだと思います。

睦月くん×暦くんのカプです。

婚約者同士の睦月くんと暦くん。しかし獣人社会に根強く残っている政略結婚であるからか、2人は不仲だと思われているようで…。

不仲?とんでもない!めちゃくちゃ甘々でイチャラブな睦月くんと暦くんのお話です。睦月くんが暦くんを溺愛するあまり、甘やかされすぎるのはダメだと、暦くんの方から寄宿舎内では甘やかさないで、と夜に睦月くんの部屋以外では極力近づかないようにしている2人です。

睦月くんと暦くんがラブラブなのは物語り序盤で分かるのですが、周りの獣人達には隠している為、暦くんを心配したカラス獣人の葉月くんがライオン獣人の弥生くんと一緒に婚約破棄を画策します。

でも、皆んな良い子なので、婚約破棄の作戦?も若干茶番っぽい感じでわちゃわちゃしているだけなので、険悪な雰囲気や悲しい描写は全く無く、すぐに不仲という誤解も解けます。

今作はオムニバス形式なので、脇役カプの皐月くんと葉月くんのお話も描かれていて、獣性が強いクマ獣人の皐月くんの執着心が凄まじいです。
睦月くんと暦くんのカプよりはほんの少しだけしんみり要素がありますが、それがまたそれぞれのカプで違った萌えが味わえるので良かったです。でも、皐月くんと葉月くんの絡み描写が朝チュンで終わってしまったので、個人的には絡み描写に関しては物足りなかったですね。

睦月くんも暦くんの絡み描写では、ネコ科である睦月くんものには棘があったり、発情期になってしまった睦月くんが暦くんを傷付けたくない、と暦くんを拒もうとしますが、暦くんは全て受け入れちゃうので、これっぽっちも辛い描写はありません。
それどころか、発情期が終わった睦月くんに対して「僕たちちゃんとできたね」と嬉しそうに笑ってる暦くんがめちゃくちゃ可愛いです。

エロ可愛い萌えとモフモフの癒しと、とにかく可愛い獣人達の甘々イチャラブがこれでもかと堪能出来るので、是非とも読んでほしいです。

大きな波乱も問題も起こらないオメガバース

粉子すわる先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
健気 3
エロ 2
獣人 2
な感じだと思います。

花木さん×聖くんのカプです。

今作はキツネやタヌキなどの獣人達の世界観で、更にオメガバース要素もあります。しかし個人的には、ケメ耳はあるけど、聖くん以外は尻尾が無いので、獣人要素は少なめかなと、少し物足りなかったですね。

絶滅したと思われていたタヌキの獣人。その生き残りの聖くんを保護した花木さんだが、オメガの聖くんが発情してしまったことで身体を重ねてしまいます。
その後は、度々発情してしまう聖くんを守ってあげたいと思っているからか、身体は重ねず手で抜いてあげます。

花木さんの優しさに徐々に惹かれていく聖くんと、家族からの跡取りとしての期待に辟易していた花木さんは健気な聖くんに癒されていく。

大きな波乱や花木さんと聖くんの仲が拗れることは無く、物語りとしてはシンプルめですが、2人の雰囲気が優しくしっとりしていて、尚且つエロ可愛い描写もあるので、是非とも読んでほしいです。

こんな可愛いすれ違いがあるのか

背筋先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
甘い 4
ほんわか 3
エロ 3
すれ違い 2
流され 2
な感じだと思います。

斉藤くん×藤野さんのカプです。

帯やあらすじに書いているので分かるのですが、攻めの斉藤くんは、他人に認識されないように出来る超能力を持っていて、いわゆる透明人間です。

透明人間でも(恋人として)付き合ってほしい、と告白する斉藤くんに、(友人として)もちろん、と答える藤野さん。そしてすれ違ったまま、キスしちゃったりします。

でも物語り中盤で、お互いの関係性のすれ違いが判明するので、あらすじの様なセフレ状態にはなっておりません。ちゃんと想いを伝え合ってから身体を重ねています。

斉藤くんは物語り序盤から好意を抱いていますが、藤野さんの方も斉藤くんに対して、可愛いや素直で良い子、と好印象を抱いているので、2人の仲は終始ほのぼのとしていて甘くて可愛いです。すれ違っていたことが判明した後も気まずさや居た堪れなさもほぼ無かったので、安心して読むことが出来ました。

BLのすれ違い要素って、しんみりしたり切なかったするのが、多いと思いますが、今作のすれ違いは可愛くて微笑ましい。斉藤くんと藤野さんの人となりの良さやお互いを可愛いと思っている甘い雰囲気に心がほんわかしますので、是非とも読んでほしいです。

どんどん溢れる甘い想いと零れる信頼

やまち先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作は上巻併せて作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
お漏らし 4
ツンデレ 3
甘い 3
エロ 3
な感じだと思います。

上巻に引き続き、零司さん×綾さんのカプです。

綾さんに頼られる男になる為、芸能事務所からのスカウトを考え始める零司さん。零司さんがホストを辞めるかもしれない、と焦りを感じた綾さんは、零司さんの引き抜きを阻止しようと怜王さんに話を持ち掛けるが…。

零司さんが演じる役が、怜王さんを心の底から恨んでいる役とのことで、怜王さんは零司さんに恨まれる為に、綾さんに薬を盛って手を出します。
因みに、綾さんの後ろに指を入れるくらいなので、最後まで身体を暴かれることはないので一応ご安心を。その後、怜王さんから零司さんに知らせて、綾さんが手を出されたことを知りますが、思ったよりも零司さんが激昂していないので、いつも通り、お漏らし付きで、零司さんの身体で上書きされる絡みになります。

物語りが進むにつれて綾さんへの溺愛っぷりが増していく零司さん。それもあり、零司さんと少し離れている間に、眠れなかったり、零司さんの痕跡を探してしまう綾さん。
零司さんのパンツで、1人でシしちゃう綾さんが見れたりと、ツンデレのデレ部分がシリーズで1番エロ可愛く描かれているので、堪らないです。

そして言わずもがなですが、お漏らし描写も堪能出来ます。しかし今作は明確な描写ではないですが、綾さんの後ろの中に、零司さんがお漏らしするので、一味違ったお漏らしシチュエーションがあります。

何だかんだ上手くいっていた零司さんと綾さんの関係に暗雲が…と思いましたが、基本的には2人の仲は甘い関係性なので、安心して読むことが出来ました。
そして最後の最後まで様々なお漏らしシチュエーションが堪能出来るので、是非とも読んでほしいです。

まだまだあったお漏らしシチュエーション

待望の溢れて零れて、我慢できないの続編、楽しみにしてました。

個人的、各項目5段階で
溺愛 4
お漏らし 3
絆され 3
エロ 3
な感じだと思います。

前作に引き続き、零司さん×綾さんのカプです。

恋人同士となり、そろそろ綾さんと同棲がしたいと思っている零司さんだが、多忙な綾さんから仕事で頼られない、自分にはホストしかない、と不安を抱いてしまい…。

相変わらず、お漏らしに特化していて、前作ではなかったペットボトルの中に出したり、お漏らし実況させたり、まだこんなにお漏らしのやり方やシチュエーションがあったのかと脱帽しましたね。

綾さんに対する溺愛っぷりや過保護な感じが増している零司さんの言動を、少し鬱陶しいと思いながらも絆されて受け入れちゃってる綾さん。

何だかんだ上手くいっている2人だけど、仕事で綾さんに頼られないことなどを考え、芸能事務所からのスカウトを受けようとする零司さん。好かれている自覚がある為、零司さんが離れる訳ないと思っている綾さん。
2人の中で、微妙にすれ違いが起こってしまったので、今後どうなってしまうのか、次巻も読ませて頂きます。

お漏らしに特化している

やまち先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
お漏らし 5
エロ 5
強気 4
な感じだと思います。

零司さん×綾さんのカプです。

男にお漏らしさせることで興奮する性癖を持っているNo.1ホストの零司さん。しかし最近は欲求不満気味。更にはホストクラブのオーナーの綾さんから、勤務態度の悪さに減給されてしまう。綾さんに嫌がらせをしようと、太客を使ってお酒を飲ませると…。

今作は零司さんの性癖である、お漏らしに特化していて、絡みでは殆どお漏らし描写があります。

嫌がらせのつもりで綾さんにお漏らしをさせた零司さんだったが、普段強気な言動をする綾さんが恥じらいながらお漏らしをする姿にめちゃくちゃ興奮して、それ以降事ある毎に綾さんをお漏らしさせようとします。

お漏らしのやり方で、普通にお酒を飲ませたり、尿道にカテーテルを挿れたりなど、色んなやり方やシチュエーションでお漏らし描写が楽しめますので、是非とも読んでほしいです。

My dear LIMA コミック

すずくこま 

サスペンスなのに心優しいひと夏の想い

すずくこま先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
ピュア 4
絆され 3
サスペンス 2
エロ 1
な感じだと思います。

ルカくん×セオドアくんのカプです。

友人とビーチへバカンスに来ていたセオドアくん。しかし急用で帰ることになり、その帰路の途中、何者かに誘拐されてしまう。目を覚ました廃モーテルには、セオドアくんが誘拐されているところを目撃してしまった所為で一緒に攫われてしまったルカくんも居て…。

今作は帯に書いていますが、社長令息で御曹司のセオドアくんと孤独な青年で誘拐犯のルカくんによるサスペンスものです。

ルカくんが誘拐犯ということは分かった状態で読み進めると、共犯者の提案でセオドアくんの誘拐を実行し、セオドアくんが逃げないように監視する役でもあるので、セオドアくんと接する内に、ちょっと甘ちゃんで凄くピュアなセオドアくんに徐々に絆されていきます。

セオドアくんは、自分の所為で一緒に誘拐されたと思っているルカくんに対して甘えたり人懐っこく接して、ルカくんの励ましや優しさに惹かれていきます。

誘拐犯の仲間に殴られたりする描写が少しありますが、ルカくんとセオドアくんの仲自体は比較的良好なので、ギスギス感やハラハラ感のサスペンス要素はちょっと少なめかなと思いました。

お互いに吊り橋効果?と言いながらも、2人の心優しい言動にちゃんと惹かれているし、真実を知った後の切なさとそれに向き合う姿に胸を打たれます。最後はちゃんと幸せになる2人を見届ける為に、是非とも読んでほしいです。

心理描写が読み取りづらい

踊十利先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
仄暗い 3
駆け引き 2
血表現 1
エロ 1
な感じだと思います。

レナートさん×アベルさんのカプです。

妹を守る為、麻薬組織に身を投じたアベルさん。ついに組織のトップであるリコの右腕まで上り詰めるが…。

あらすじの内容から物語りの流れやアベルさんの真意などは分かるのですが、逆にあらすじを読まないで、本編だけを読むとリコが仇であることやアベルさんが何をしたかったのかが伝わりづらいかなと思いました。

結局アベルさんは、リコを裏切り命を奪いたかったのかな?と思うのですが、レナートさんからの組織の解体の計画は拒んだので、アベルさんのリコへの復讐心はあったのか、どうしたかったのか、が分からなかったですね。

レナートさんとの関係性も恋愛描写が少なくて、アベルさんに抱くレナートさんの想いやレナートさんに絆されるアベルさんの心理描写などが読み取りづらかったです。
麻薬組織としても恋愛としても駆け引きや腹の探り合い要素が多いからか、もう少しキャラクター同士の本心や素直な言動などによる恋愛模様が見たかったですね。

アベルさんの友人であるハイメさんの最期の約束やその時のアベルさんの表情。レナートさんがアベルさんと会えて「良かった」と打ち明けるコマや「真っ直ぐ行け」と言い放つ見開きなど、キャラクターやコマの魅せ方には目が引きつけられるので、読んでみては如何ですか。