ねあ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
可愛い 4
モフモフ 3
無邪気 3
エロ 0
な感じだと思います。
神の使い、神使であるきつねのうりくんがとにかく可愛いですね。きつねの獣人ではなく、元々が動物のきつねだからか、言動が動物寄りで、指を舐めたり甘噛みしたり、ほんと無自覚にあざといことをしてくるのが可愛いです。
物語り冒頭で、既に繋人くんとうりくんが同居しているので、一瞬「2人の出会いの描写は?」と思ってしまったのですが、物語り中盤で2人の出会いやうりくんがどうしてきつねからケモミミの人間になっているのかなどが描かれています。
無邪気で可愛いうりくんの言動にキュンとしたり翻弄されたりする繋人くん。少しずつこの気持ちは何だろう?となりますが、恋愛要素的にはまだまだこれからって感じなので、今作では、思わずキスしちゃう絡みまでです。でもそのやり取りがまた可愛いのと、モフモフとキュンキュンも楽しめるので、是非とも読んでほしいです。
ほじゃな先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
血表現 3
エロ 3
仄暗い 2
執着 2
な感じだと思います。
ローレンスさん×テオさんのカプです。
逆十字の痣を持つ男に家族を殺されたローレンスさん。復讐を遂げる為、殺し屋となり、男の情報を追っていた。そんなローレンスさんを支える恋人のテオさん。ローレンスさんの意思を尊重してはいるが、ローレンスさんを失うかもしれない不安も抱えていて…。
まず、攻めのローレンスさんは殺し屋なので、血表現は勿論、モブキャラを殺めている描写もありますので、苦手な人は用心してください。
ローレンスさんが男に復讐することを受け入れているテオさん。教会に居たり服装から祭司みたいですね。でも帯に書いているので分かるのですが、テオさんは天使です。そして天使であることは、ローレンスさんも知っています。なので、帯やあらすじに書いてあった「罪を隠す天使」や「大きな秘密」は、天使であることを隠している、という秘密ではないようなので、何が罪で何が秘密なのか、仄暗い雰囲気を相まって、ドキドキしましたね。
因みに、その罪や秘密はあれかな?と思った描写が、丸々1ページを使って描かれていて、まるで絵画のようでまさに「天使降臨」って感じなのにやっていることとのギャップが凄まじくて、個人的には好きな背徳感でしたね。
ローレンスさんの復讐、テオさんの秘密、最後まで気が抜けない物語りの展開に目が離せなかったです。この結末は何エンドになるのか、読む人によって変わると思います。それと、仄暗い雰囲気もありますが、ローレンスさんとテオさんのやり取りはほのぼの可愛らしい描写もありますので、是非とも読んでほしいです。
南あらた先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
しんみり 3
血表現 2
エロ 2
強気 2
溺愛 2
な感じだと思います。
ギーチさん×ユイくんのカプです。
出会いこそ「あ?誰や自分」とか「しつこいな。殺すぞ」とかなり物騒な発言をするギーチさんですが、少しずつユイくんに興味を抱いていくギーチさん。ユイくんもギーチさんに最悪な印象を抱いていたけど、ギーチさんが意外とよく笑う一面などを知り、徐々に気になる存在になっていきます。
帯に「最恐番犬が溺愛攻になるまで」と書かれていますが、お互いに惹かれ合って、一緒にいよう、どこにもいかない、と2人が想いを告げる描写が物語りの前半であるので、意外と早く結ばれるんだな、と思いました。しかしそこは、周りの脇役キャラの画策により一波乱あるので、ギーチさんとユイくんがちゃんと恋人同士になるのは、それを乗り越えてのお楽しみですね。
そんな人波乱を引き起こす、鶴美組の坊ちゃんである修さん。ギーチさんに対しての想いが少し歪んでいるけど、確かな想いがあって、ギーチさんとユイくんの仲を引き裂こうとしますが、最後にギーチさんとの約束が破られてしまった時の涙や心境を思うと、何だか憎めない人になりました。
用心棒であるギーチさんなので、喧嘩のシーンは序の口で、刺されたり、指を詰めようとする血表現がありますので、苦手な人は用心してください。
悲しかったり、切なかったり、寂しかったり、ギーチさんもユイくんもしんみりする過去があったりしますが、お互いの存在や言動に心が動かされる描写に、読んでいてじんわり心が温まるので、是非とも読んでほしいです。
なれはてちゃん先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
エロ 5
肉感 5
コミカル 3
おバカ 3
絆され 3
な感じだと思います。
周防くん×アイチくんのカプです。
表紙の感じでは、サキュバスになったアイチくんの手管で周防くんが翻弄されちゃうように見えますが、ちょっとおバカで童貞なアイチくんが四苦八苦しながら、周防くんの精液を搾精したり、催眠にかかっている周防くんに身体を触られたり、乳首責めされたり、若干返り討ちに遭っちゃいます。
アイチくんのおバカな言動やピンキーとのやり取りなどがコミカルに描かれていて思わず笑っちゃう描写がたくさんあります。特に、アイチくんがピンキーに悪魔の力を貸せ、と言ってきた時の「ケケケ」と笑うピンキーがめちゃくちゃ怖くて、それに笑いました。
おバカさとコミカルさの中に、少しのしんみりさがアイチくんの健気さと可愛さを際立たせているし、そして何と言っても、肉感が唆られるアイチくんのムッチリボディや思わず乳首責めしたくなる雄っぱいのエロさ、それらが堪能出来る絡みの凄艶さが凄まじいので、是非とも読んでほしいです。
理原先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
グイグイ 4
エロ 4
流され 3
強引 3
な感じだと思います。
影森くん×花之木さんのカプです。
頼まれごとは断らない主義の花之木さん。ある日、営業部から異動してきた影森くんの教育係に指名される。一癖も二癖もある影森くんを指導している時、ある出来事がきっかけで、好きになった、と影森くんから告白されてしまい…。
タイトル通り、影森くんの押しが強くて、告白の返事が欲しいと、花之木さんにグイグイアプローチしてきます。その押しの強さで、思わず流されてしまう花之木さん。押しと勢いのまま、影森くんと付き合うことを了承してしまう流されっぷりとチョロさが可愛いです。
影森くんの方も、あらすじでは一癖も二癖もあると書かれていますが、単にバカ正直に発言してしまうキャラで、若干表情の変化が乏しいですが、花之木さんへの想いや懐き具合に何だかんだ好感が持てます。
花之木さん曰く「俺が理由もなく誰かに好かれるなんてそんなことあるわけない」と思っているようですが、その自己肯定感の低さは一体どこからだったのか、そこがイマイチ分からなかったですね。
花之木さんが、皆んなの役に立ちたい、頼られたい、という願望が、幼少期に、仕事で忙しい母親の代わりにお手伝いをして、母親に感謝されるってのが、関係しているのは分かるのですが、お手伝いをしなくなって母親に拒絶される、みたいな描写は全く無いので、理由もなく好かれる訳がない、と思っているのは結局何でだったのかな?と思いました。
両想いになったと思ったら、若干のすれ違いで拗れてしまう影森くんと花之木さん。影森くんが無視するからと、花之木さんの方から強引に話し掛ける展開は、物語り序盤に2人とちょっとだけ立場が逆になっていて思わずクスッと笑ってしまいました。
皆んなの頼み事を断らない、優しげな花之木さんが、影森くんの胸倉を掴んで想いを吐き出したり、自身の強引さに「君に似てきたのかな」と照れ笑いしている姿が新鮮さがあって可愛いです。そしてやっぱり影森くんの押しの強さは、読んでいてどんどんクセになるので、是非とも読んでほしいです。
待望の遠吠えに恋の2巻目、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
家族愛 5
わちゃわちゃ 2
いじらしい 2
エロ 1
な感じだと思います。
前作に引き続き、タツフジくん×たま菊くんのカプです。
めおとになった狼のタツフジくんと人間のたま菊くん。狼の仲間達とも、里の人達とも交流しながら、仲睦まじく日々を過ごしていた。そんなある日、山火事で燃えた小屋にヒトならざる者が棲んでいた、という噂を聞き…。
今作から初登場のヤマネコのいちごくん。山火事で住処を失い、それだけでなく、祖父とも離れ離れになってしまったいちごくん。泣いたり怯えてる姿が描かれているので、いじらしくて不憫ですね。
でも、たま菊くんの優しさやタツフジくんの気遣い、スズくんやベニくんとも過ごし、少しずつ心を開いていくし、ヤマネコらしい仕草や皆んなとのやり取りが微笑ましくて可愛いです。
そういえば、本編にはちょっと関係ないですが、いちごくんは男の子だったのか?ずっと女の子だと思って読んでいたのですが、村人がいちごくんをぼうずと言ったりスズくんが、「いちごはぼくのおとうとになった」と言っていたので、男の子だったということですね?
前作も合わせて絡み描写が殆どないのが、個人的には少し物足りなかったですね。今作では物語り序盤に絡み描写があったので、続編でめおとになって2人だから、前作よりは絡み描写があるのかな?とちょっと期待したのですが、いちごくんと一緒に過ごすのもあり、暫くお預けだね、となっていたので、結局絡み描写は序盤の一回だけでした。淡い期待をしてしまったので、だったらいっそのこと、絡み描写無しでも良かったのかな?と思いました。
今作は、タツフジくんとたま菊くん、そしてヤマネコのいちごくんのやり取りがメインですが、タツフジくんとたま菊くんの仲が拗れたりすることはないです。いじらしくて不憫な描写はありますが、微笑ましくて心が温かくなる、純愛や家族愛などがしみじみと味わえるので、是非とも読んでほしいです。
こめおかしぐ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
溺愛 3
しんみり 2
エロ 2
健気 2
な感じだと思います。
季史さん×唯斗さんのカプです。
念願の映画の主演に抜擢された俳優の唯斗さん。しかし原作は恋愛小説なのに、恋愛経験が少ない唯斗さんには、恋愛描写の実感が湧かなくて…。
恋愛小説の原作者が元親友の季史さんだと知った唯斗さんは、役作りの間、恋愛ごっこをしてほしいと頼みます。
その恋愛ごっこの条件として、原作通り、別れのシーンの時に振ってほしいことと、身体の関係込みでの恋愛ごっこがスタートします。
季史さんの方から身体の関係込みで、と言っているので、絡み描写が多いのかなと思っていましたが、唯斗さんに想いを寄せているからこそ、大事にしようと、絡み描写はキスや兜合わせなど身体を触る程度の絡みしかしていません。
物語り終盤に、2人の想いが通じ合って、最後まで身体を繋げますが、帯に「ごっこじゃすまない」と書いてあったので、もう少し恋愛ごっこじゃすまない濃厚な絡みが見たかったですね。
唯斗さんも健気受けな感じではありますが、個人的には季史さんの方も健気さがあると思いました。季史さんの小説に書かれているように、ずっと側に居たい、夢を叶えるところを見たい、と思いながらも相手の為に身を引く感じやペンネームを決める時に、唯斗さんからトキと呼ばれていた為「トキフミ」から「トキ」を消すことで、唯斗さんの想いを終わらせようとするのが、攻めながら健気ですね。
少しずつ季史さんに惹かれ、季史さんの想いに気付く唯斗さんと、唯斗さんのことを思い身を引こうとするが、やっぱり唯斗さんへの想いが溢れてしまう季史さん。そんな2人のゆっくりとだけど育まれていく恋愛模様を是非とも読んでほしいです。
ゆん先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
エロ 4
ワンコ 3
甘々 3
ツンデレ 1
な感じだと思います。
俊太郎さん×あむさんのカプです。
新人ステージデザイナーの俊太郎さんは、アイドルグループの「RoS」のライブステージを手掛けることになるが、まかさのRoSのメンバーのあむさんと打ち合わせすることに…。
最初こそ、1人でシているところを見られてしまい「誰かに言ったらコロス…!」と言っちゃうあむさん。他にもグループのメンバーに抱きつかれた時に「重いやめろ」と凄んだりするので、かなりの裏の顔があったり凄くツンデレだという秘密があるのかな、と思ったのですが、そういう一面は物語り序盤にしかなかったですね。
仕事のストレスをアナニーで発散する、裏の顔というか秘密の性癖はありますが、性格の悪さ的な裏の顔の描写は殆どないので、ツンデレ要素も少なめです。
俊太郎さんとあむさんのカプも良いですが、番外編では俊太郎さんの先輩の足助さんとあむさん達RoSのマネージャーの深月さんとのお話も良かったです。
本編では俺様っぽい足助さんでしたが、番外編での深月さんに対しての言動はぶっきらぼうながらも溺愛している感じが垣間見えて、深月さんもちょっと地味っぽいけど、足助さんに甘える言動と無自覚に煽ってくるエロ可愛さが、ギャップもあって堪らないです。
あむさんが、俊太郎さんに対して片想いしている時の言動が、比較的甘々で、俊太郎さんも満更ではないし、あむさんに徐々に惹かれていくので、2人の仲は終始甘々でまだ付き合ってないよね?と思っちゃうくらいイチャラブっぷりがエロ可愛いので、是非とも読んでほしいです。
原ペ〜ニョ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
わちゃわちゃ 3
ラブコメ 3
おバカ 3
エロ 1
な感じだと思います。
陽向くん×隼人くんのカプです。
ルームシェアをしている陽向くんと隼人くんは、コンパで彼女を作ろうと意気込んだが、何故か王様ゲームで2人がベロチューをすることに…。
2人共童貞で、彼女が欲しくて、男子大学生らしい初々しさがあって、大学生カプ要素としては良いのかもしれませんが、ラブコメ要素や若干隼人くんのおバカ言動や想いがハッキリしない陽向くんの言動が焦れったくてなかなか萌えが見出せなかったですね。
王様ゲームでベロチューをした2人は、売り言葉に買い言葉でリベンジマッチとして、またベロチューをします。その時に身体が反応してしまった陽向くんと、それに気付いてしまった隼人くん。お互いに気まずい状態になり、キスで友達の関係が壊れるもんじゃねーだろ、と隼人くんに責められて、そうじゃなくなってるから困ってる、と答える陽向くん。
友達という関係が、隼人くんに惹かれているから、そうじゃなくなってる、と言っているんだな、とは思うのですが、結局は俺も分かんねーで、一旦保留にする陽向くん。え?隼人くんに惹かれてるんじゃないの?と思っちゃったし、その後も元カノや友達に話を聞かれている時も歯切れが悪くて、あれ?陽向くんは隼人くんのことまだ好きじゃないのか?私の勘違いだったのか?と思ってしまいました。
ベロチューから、気まずいながらも徐々にお互いのことが気になる、という流れのようで、何だかかんだ高校生の時から、2人共気になったりドキッとしている描写があって、それは「ベロチューから始まるラブコメ」という前提が覆されるのでは?と少しうーん…となりました。
あとラブコメ要素だとしても、やっぱり折角陽向くんが告白してる時に靴下の柄を茶化すのは…もうちょっとだけ真面目描写が欲しかったですね。
焦れったさはあるけど、腐れ縁や大学生らしさ、初々しい言動は学生ものが好きな人には刺さると思います。ベロチューからなので、キス描写は何度かありますが、それより先の絡み描写はあっさりめなので、BL初心者にも読み易いと思うので、読んでみては如何ですか。
ずつうやく先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
ワンコ 5
溺愛 4
絆され 3
エロ 2
な感じだと思います。
譲司さん×塁さんのカプです。
トリマーの塁さんは、ある日シベリアンハスキーを連れた譲司さんに「貴方を指名で」と熱い視線を向けらて…。
攻めの譲司さんは、犬の姿になれる犬化の体質を持っている家系です。感情が昂ると犬耳や尻尾が出たり、性欲に影響して発情したりします。満月が近付き、犬化のコントロールが難しくなりますが、明確な発情期のシーンはないですが、想いを寄せている塁さんの匂いや姿に興奮して発情する描写はあります。
しかし、感情の昂りを抑える為や発情した時の相手として塁さんにパートナーになってほしいと言い出しますが、譲司さんが興奮してキスや身体を触る絡み描写はありますが、最後まで身体を繋げるのは2人の想いが通じ合ってからの物語り序盤に一度だけです。
ペットサロンを訪れた時の譲司さんはハイスペイケメンって感じですが、塁さんとのやり取りでは、執着心もあるが、塁さんを溺愛したり、塁さんの無防備な姿にドキドキして動揺したり、想いが通じ合った時に泣いちゃったりして、恐らく塁さんより年下なのもあり攻めながら可愛いです。
受けの塁さんは、譲司さんからパートナーになってほしいと言われてもやはり、なる訳ないだろ、と突っ撥ねますが、譲司さんが犬化したハスキー犬の姿だと何だかんだ気を許しちゃったり、興奮した譲司さんに身体を触られたら、思わずやり返して、更に絡みが激しくなる、若干チョロいところもあります。
犬耳や尻尾があったり、完全な犬にもなれる、まさにワンコ攻めな譲司さんと犬の姿なら思わずモフッちゃう絆され受けの塁さん。お互いに翻弄されちゃったり素直になれない姿が可愛いので、是非とも読んでほしいです。