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エキスパートレビューアー2025

女性陵々さん

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痛みを伴う愛しさ

本編で、想いが通じ合った時の龍治さんとチャロくんのことが書かれています。

風俗店の営業中、龍治さんは海鮮鍋をしている竹田さんと市村さんを見つけます。その行動や竹田さんの発言から、これは龍治さんが見ている夢かな?と思うのですが、勿論龍治さんは夢だとは思い至らないので、鍋から出てきた茹で蟹状態のチャロくんに動揺するので、少し心苦しいですね。
でもチャロくんを蘇生させる為に鍋の中のチャロくんに人間の素を与えようとする描写は、側から見ると少し笑えてしまいますね。

その後、夢から覚めた龍治さん。本編では、龍治さんの背中を傷付けてしまったチャロくん視点でしたが、その時に龍治さんはどう思っていたのかが書かれているので、それぞれの想いが分かって愛しさが募りますね。

そしてチャロくん発案のとんでもない絡みに振り回されてる龍治さんやチャロくんのしりとりにクスッと笑えます。
笑えるやり取りや痛みがあっても愛しいと思えるお互いの想いが本当に素敵です。

健気なテンくんが可愛くてモフりたい

しみり先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
健気 5
エロ 4
絆され 3
乳首 3
モフモフ 2
な感じだと思います。

テンくん×香月さんのカプです。

デザイナーの香月さんは乳首が感じ易いことがコンプレックスだった。しかし、吸われたり舐められたい願望も持ち合わせていた。そんな時、祖母にお世話になった、という化け狸のテンくんが家を訪ねてきて…。

受けの香月さんは、乳首責めされてみたいがプライドが高くて誰にも頼めない。しかし、何も知らないテンくんを居候させる条件としてバター犬ならぬバター狸として利用します。

無知なテンくんを言葉巧みに利用したり、乳首責めが合格だと判定した時に、全自動オナグッズをゲットしたと、内心で喜んでいる香月さんなので、側から見たらかなり酷い人では…と思うかもしれませんが、コミカルな雰囲気とテンくん健気さが可愛くて、それに徐々に絆されていく香月さんなので、少し好感は抱けるので、そこまで酷い人とは思わなかったですね。

攻めのテンくんは化け狸なので、人間の動作や知識はまだ乏しいが、一生懸命行動している姿が可愛いですね。無知な乳首責めだけでなく、香月さんの為に家事を覚えたり、香月さんにモフらせろ、と言われた時に狸の姿になっているのが、また可愛くて堪らないです。

冬の間だけの居候、テンくんの発情期、香月さんの意地っ張りな言動から、2人の仲が少し拗れかけますが、テンくんの真っ直ぐな言動と想いに、絆されて甘くなっていく香月さんが織り成す、ほっこり可愛いやり取りを是非とも読んでほしいです。

タイトルに偽り無し!

堀ボリ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
溺愛 5
イチャラブ 4
雄っぱい 3
コミカル 3
エロ 3
な感じだと思います。

シグルドさん×カイリさんのカプです。

まさにタイトル通りで、受けのカイリさんは人魚で、密漁されたカイリさんに人間のシグルドさんが一目惚れしたことで、買い取るところから物語りが始まります。

物語り序盤こそ、密漁の所為で怪我をしていたりとカイリさんの不憫な姿がありますが、シグルドさんに懐いてからの求愛や言動が逐一可愛いです。イラストがデフォルメキャラで描かれているシーンも多くあるので、コミカルな描写と相俟ってクスッと笑える可愛さが満載です。

絡み描写で、カイリさんの穴が1つ多いことに気付いたシグルドさん。カイリさん曰く両性とのことですが、真っ白修正なので、2つの穴の描写は少し分かり辛いですが、シグルドさんの絶倫具合やカイリさんの肉感を唆るムッチリとした雄っぱい、お尻やヒレの曲線美など、まさに溺愛交尾が凄艶です。

シグルドさんの溺愛やカイリさんの求愛に、ニコニコニヤニヤしてしまう可愛さで、終始イチャラブしているので、是非とも読んでほしいです。

無自覚なあざとさが可愛い

ねあ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
可愛い 4
モフモフ 3
無邪気 3
エロ 0
な感じだと思います。

神の使い、神使であるきつねのうりくんがとにかく可愛いですね。きつねの獣人ではなく、元々が動物のきつねだからか、言動が動物寄りで、指を舐めたり甘噛みしたり、ほんと無自覚にあざといことをしてくるのが可愛いです。

物語り冒頭で、既に繋人くんとうりくんが同居しているので、一瞬「2人の出会いの描写は?」と思ってしまったのですが、物語り中盤で2人の出会いやうりくんがどうしてきつねからケモミミの人間になっているのかなどが描かれています。

無邪気で可愛いうりくんの言動にキュンとしたり翻弄されたりする繋人くん。少しずつこの気持ちは何だろう?となりますが、恋愛要素的にはまだまだこれからって感じなので、今作では、思わずキスしちゃう絡みまでです。でもそのやり取りがまた可愛いのと、モフモフとキュンキュンも楽しめるので、是非とも読んでほしいです。

慈しみと愛情に絶望を添えて

ほじゃな先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
血表現 3
エロ 3
仄暗い 2
執着 2
な感じだと思います。

ローレンスさん×テオさんのカプです。

逆十字の痣を持つ男に家族を殺されたローレンスさん。復讐を遂げる為、殺し屋となり、男の情報を追っていた。そんなローレンスさんを支える恋人のテオさん。ローレンスさんの意思を尊重してはいるが、ローレンスさんを失うかもしれない不安も抱えていて…。

まず、攻めのローレンスさんは殺し屋なので、血表現は勿論、モブキャラを殺めている描写もありますので、苦手な人は用心してください。

ローレンスさんが男に復讐することを受け入れているテオさん。教会に居たり服装から祭司みたいですね。でも帯に書いているので分かるのですが、テオさんは天使です。そして天使であることは、ローレンスさんも知っています。なので、帯やあらすじに書いてあった「罪を隠す天使」や「大きな秘密」は、天使であることを隠している、という秘密ではないようなので、何が罪で何が秘密なのか、仄暗い雰囲気を相まって、ドキドキしましたね。

因みに、その罪や秘密はあれかな?と思った描写が、丸々1ページを使って描かれていて、まるで絵画のようでまさに「天使降臨」って感じなのにやっていることとのギャップが凄まじくて、個人的には好きな背徳感でしたね。

ローレンスさんの復讐、テオさんの秘密、最後まで気が抜けない物語りの展開に目が離せなかったです。この結末は何エンドになるのか、読む人によって変わると思います。それと、仄暗い雰囲気もありますが、ローレンスさんとテオさんのやり取りはほのぼの可愛らしい描写もありますので、是非とも読んでほしいです。

破られた約束の切なさと守られた約束の温かさ

南あらた先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
しんみり 3
血表現 2
エロ 2
強気 2
溺愛 2
な感じだと思います。

ギーチさん×ユイくんのカプです。

出会いこそ「あ?誰や自分」とか「しつこいな。殺すぞ」とかなり物騒な発言をするギーチさんですが、少しずつユイくんに興味を抱いていくギーチさん。ユイくんもギーチさんに最悪な印象を抱いていたけど、ギーチさんが意外とよく笑う一面などを知り、徐々に気になる存在になっていきます。

帯に「最恐番犬が溺愛攻になるまで」と書かれていますが、お互いに惹かれ合って、一緒にいよう、どこにもいかない、と2人が想いを告げる描写が物語りの前半であるので、意外と早く結ばれるんだな、と思いました。しかしそこは、周りの脇役キャラの画策により一波乱あるので、ギーチさんとユイくんがちゃんと恋人同士になるのは、それを乗り越えてのお楽しみですね。

そんな人波乱を引き起こす、鶴美組の坊ちゃんである修さん。ギーチさんに対しての想いが少し歪んでいるけど、確かな想いがあって、ギーチさんとユイくんの仲を引き裂こうとしますが、最後にギーチさんとの約束が破られてしまった時の涙や心境を思うと、何だか憎めない人になりました。

用心棒であるギーチさんなので、喧嘩のシーンは序の口で、刺されたり、指を詰めようとする血表現がありますので、苦手な人は用心してください。

悲しかったり、切なかったり、寂しかったり、ギーチさんもユイくんもしんみりする過去があったりしますが、お互いの存在や言動に心が動かされる描写に、読んでいてじんわり心が温まるので、是非とも読んでほしいです。

おバカさとムッチリボディに魅了される

なれはてちゃん先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
エロ 5
肉感 5
コミカル 3
おバカ 3
絆され 3
な感じだと思います。

周防くん×アイチくんのカプです。

表紙の感じでは、サキュバスになったアイチくんの手管で周防くんが翻弄されちゃうように見えますが、ちょっとおバカで童貞なアイチくんが四苦八苦しながら、周防くんの精液を搾精したり、催眠にかかっている周防くんに身体を触られたり、乳首責めされたり、若干返り討ちに遭っちゃいます。

アイチくんのおバカな言動やピンキーとのやり取りなどがコミカルに描かれていて思わず笑っちゃう描写がたくさんあります。特に、アイチくんがピンキーに悪魔の力を貸せ、と言ってきた時の「ケケケ」と笑うピンキーがめちゃくちゃ怖くて、それに笑いました。

おバカさとコミカルさの中に、少しのしんみりさがアイチくんの健気さと可愛さを際立たせているし、そして何と言っても、肉感が唆られるアイチくんのムッチリボディや思わず乳首責めしたくなる雄っぱいのエロさ、それらが堪能出来る絡みの凄艶さが凄まじいので、是非とも読んでほしいです。

その押しの強さ、推せる

理原先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
グイグイ 4
エロ 4
流され 3
強引 3
な感じだと思います。

影森くん×花之木さんのカプです。

頼まれごとは断らない主義の花之木さん。ある日、営業部から異動してきた影森くんの教育係に指名される。一癖も二癖もある影森くんを指導している時、ある出来事がきっかけで、好きになった、と影森くんから告白されてしまい…。

タイトル通り、影森くんの押しが強くて、告白の返事が欲しいと、花之木さんにグイグイアプローチしてきます。その押しの強さで、思わず流されてしまう花之木さん。押しと勢いのまま、影森くんと付き合うことを了承してしまう流されっぷりとチョロさが可愛いです。

影森くんの方も、あらすじでは一癖も二癖もあると書かれていますが、単にバカ正直に発言してしまうキャラで、若干表情の変化が乏しいですが、花之木さんへの想いや懐き具合に何だかんだ好感が持てます。

花之木さん曰く「俺が理由もなく誰かに好かれるなんてそんなことあるわけない」と思っているようですが、その自己肯定感の低さは一体どこからだったのか、そこがイマイチ分からなかったですね。
花之木さんが、皆んなの役に立ちたい、頼られたい、という願望が、幼少期に、仕事で忙しい母親の代わりにお手伝いをして、母親に感謝されるってのが、関係しているのは分かるのですが、お手伝いをしなくなって母親に拒絶される、みたいな描写は全く無いので、理由もなく好かれる訳がない、と思っているのは結局何でだったのかな?と思いました。

両想いになったと思ったら、若干のすれ違いで拗れてしまう影森くんと花之木さん。影森くんが無視するからと、花之木さんの方から強引に話し掛ける展開は、物語り序盤に2人とちょっとだけ立場が逆になっていて思わずクスッと笑ってしまいました。
皆んなの頼み事を断らない、優しげな花之木さんが、影森くんの胸倉を掴んで想いを吐き出したり、自身の強引さに「君に似てきたのかな」と照れ笑いしている姿が新鮮さがあって可愛いです。そしてやっぱり影森くんの押しの強さは、読んでいてどんどんクセになるので、是非とも読んでほしいです。

心の傷を癒す、純愛と家族愛

待望の遠吠えに恋の2巻目、楽しみにしてました。

個人的、各項目5段階で
家族愛 5
わちゃわちゃ 2
いじらしい 2
エロ 1
な感じだと思います。

前作に引き続き、タツフジくん×たま菊くんのカプです。


めおとになった狼のタツフジくんと人間のたま菊くん。狼の仲間達とも、里の人達とも交流しながら、仲睦まじく日々を過ごしていた。そんなある日、山火事で燃えた小屋にヒトならざる者が棲んでいた、という噂を聞き…。

今作から初登場のヤマネコのいちごくん。山火事で住処を失い、それだけでなく、祖父とも離れ離れになってしまったいちごくん。泣いたり怯えてる姿が描かれているので、いじらしくて不憫ですね。
でも、たま菊くんの優しさやタツフジくんの気遣い、スズくんやベニくんとも過ごし、少しずつ心を開いていくし、ヤマネコらしい仕草や皆んなとのやり取りが微笑ましくて可愛いです。

そういえば、本編にはちょっと関係ないですが、いちごくんは男の子だったのか?ずっと女の子だと思って読んでいたのですが、村人がいちごくんをぼうずと言ったりスズくんが、「いちごはぼくのおとうとになった」と言っていたので、男の子だったということですね?

前作も合わせて絡み描写が殆どないのが、個人的には少し物足りなかったですね。今作では物語り序盤に絡み描写があったので、続編でめおとになって2人だから、前作よりは絡み描写があるのかな?とちょっと期待したのですが、いちごくんと一緒に過ごすのもあり、暫くお預けだね、となっていたので、結局絡み描写は序盤の一回だけでした。淡い期待をしてしまったので、だったらいっそのこと、絡み描写無しでも良かったのかな?と思いました。

今作は、タツフジくんとたま菊くん、そしてヤマネコのいちごくんのやり取りがメインですが、タツフジくんとたま菊くんの仲が拗れたりすることはないです。いじらしくて不憫な描写はありますが、微笑ましくて心が温かくなる、純愛や家族愛などがしみじみと味わえるので、是非とも読んでほしいです。

もっと、ごっこじゃすまなくてもいいと思う

こめおかしぐ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
溺愛 3
しんみり 2
エロ 2
健気 2
な感じだと思います。

季史さん×唯斗さんのカプです。

念願の映画の主演に抜擢された俳優の唯斗さん。しかし原作は恋愛小説なのに、恋愛経験が少ない唯斗さんには、恋愛描写の実感が湧かなくて…。

恋愛小説の原作者が元親友の季史さんだと知った唯斗さんは、役作りの間、恋愛ごっこをしてほしいと頼みます。
その恋愛ごっこの条件として、原作通り、別れのシーンの時に振ってほしいことと、身体の関係込みでの恋愛ごっこがスタートします。

季史さんの方から身体の関係込みで、と言っているので、絡み描写が多いのかなと思っていましたが、唯斗さんに想いを寄せているからこそ、大事にしようと、絡み描写はキスや兜合わせなど身体を触る程度の絡みしかしていません。
物語り終盤に、2人の想いが通じ合って、最後まで身体を繋げますが、帯に「ごっこじゃすまない」と書いてあったので、もう少し恋愛ごっこじゃすまない濃厚な絡みが見たかったですね。

唯斗さんも健気受けな感じではありますが、個人的には季史さんの方も健気さがあると思いました。季史さんの小説に書かれているように、ずっと側に居たい、夢を叶えるところを見たい、と思いながらも相手の為に身を引く感じやペンネームを決める時に、唯斗さんからトキと呼ばれていた為「トキフミ」から「トキ」を消すことで、唯斗さんの想いを終わらせようとするのが、攻めながら健気ですね。

少しずつ季史さんに惹かれ、季史さんの想いに気付く唯斗さんと、唯斗さんのことを思い身を引こうとするが、やっぱり唯斗さんへの想いが溢れてしまう季史さん。そんな2人のゆっくりとだけど育まれていく恋愛模様を是非とも読んでほしいです。