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女性こしばさん

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子持ちの男との大人の恋

作家さん買い。正直本編はあまりそこまで好みではなかったんですが、スピンオフのこちら、いやー素敵でした。
別に前作を読まなくても大丈夫ですが(実際私は忘れかけてた)、ベースを知ってた方が楽しめるかと。

舞台は前作の主人公である辺田帷先生が通うバー。預かった姪っ子ちゃんを連れてくるところから始まります。一瞬、え、小さな女の子をバーに連れてくるの…?と思っちゃいましたが、バーのママはじめ、皆さんいい人ばかりで、流石大人のバーです。
そんなバーのママと、帷先生のお兄さんのお話。

所謂、子持ちの男との恋愛ものです。奥さんを病気で亡くし、男手1つで娘を育てるパパさん。
弟の帷先生は医者としても天才肌という感じで遊びなれている男でしたが、お兄さんは逆。医者になるまでもなってからも努力している人で、そんな中で唯一出逢った奥さんとの愛を大事にしている。
そういう風に思い出の中で生きている人との恋愛って難しい。遊びなれているママはこのお兄さんに一目惚れしちゃったけど、奥さんへの強固な愛と、恋愛経験がほぼない&ノンケな天然なパパさんに、どうにもセオリーが通じず、逆に振り回され気味。
まあそれでも、諦めるって選択がないところが流石フランママ。素敵っす!
最初は一目惚れだったようですが、奥さんへの愛情と思い出、娘が居ること、そういうのを全部ひっくるめて更にパパさんを好きになっていくフランママの過程もありつつ、そんなママさんに想われていることを徐々に意識していくパパさんの様子もしっかり描かれ、読み応えありました。
遊びなれたゲイの男と、初な子持ちノンケの男の話な訳ですが、真剣に互いと、人生と向き合い、愛情を育んでいく様が素敵でした。ラストにかけて、つい涙が…。
パートナーになっていく課程を描いた話なのでエロは少なめですが、SILVA先生らしい官能的なエロでした。

神に近い萌2で。個人的には、そんなパパさんなら、指輪したままって設定でもよかったんじゃないかなあとか思ったりも…。

同僚は自分のファン

ちるちるさんで紹介されてて気になって、アニメイト行ったんですが、見つけられなくて。別の本屋で見つけました…これ、A5サイズ本ですね…。レーベルチェックしてなかった…。

もとはpixiv掲載だったんですね。だから短い話を重ねてる感じです。
会社では王子なんて言われて出来るリーマンだけど、実際は陰キャで金曜夜はゲーム配信をしてる主人公しろちょ。ある日、いつも投げ銭してくれる自分のファンが、同僚だと知ってーというお話。

いやー、この同僚の黒王子は、なかなかの重課金ファン(笑)。互いの正体を認識しあってからも課金するんだから、強い。会社では普通に同僚として接してるのに(いや…何だかおかしいところもあるな…?)、プライベートになると敬語になってファン根性を見せます。

話としては言ってみれば、2つの顔を持つ自分の、どっちが好きなの?という定番ものではあるんですが、黒王子、いや、くろちょは、行動派。もー、こういう話では鉄板の、すれ違いなどなく、押せ押せ!しろちょがツンデレを発動すると、じゃあオレの片思いだなと割りきり、好きになってもらおうと押せ押せ!それが気持ちいい。楽しいまま読み終える事が出来ました。

重課金ファンから、秘密を知る人、一緒に配信に参加する人、そして恋人へ。くろちょのサクセスストーリーと言っても過言じゃないかも…いや過言でした。
エロは残念ながら無いですが、ほのぼのBLを楽しみたい方にはいいと思います。

最早エロの印象しかない…

佳門先生については、前作のみ読んでます。なんとなく他の作品は私の好みに合わないような気がして…。
前作については、何だかえろそうな作品だぞ~?と手に取ったのです(笑)せっかく続刊したなら読むか!とこちらも手に取ったのですが…うーん?最早エロの印象しかない…。

会社の後輩×先輩カップル。先輩は後輩にずっと言い寄られてて、一晩だけなら…と身体を許すことに。でも本当は先輩も前から彼の事を…というのが前作。今作は晴れて両想いになった後のお話。
両想いだけどいまいち本音を見せてくれない気がする先輩に対し、出張の帰り道、エロに雪崩れ込んじゃうみたいな一晩のお話ですが…。

いやどんだけするのよ!?(笑)成年漫画並の絶倫っぷりですね…。第5話、エロしかなかったじゃないですか…。
BLにエロは付き物でしょう!派ですしエロいのも大好きですが、うーんここまでくると食傷気味。
肝心のストーリーはというと、先に身体を繋げてしまったせいで色々心が追い付いてなくてーって…う、薄い…。ストーリー重視の姐さんならがっくりするほどの薄さである…。
まあつまり、お互い片想いを拗らせてたせいでまだ上手く心が繋がりきってなくて我慢してたら爆発しちゃって一晩中エッチするってお話です、纏めると。

なのでエロはがっつりなんですけど、私も他のレビュー書かれてる方と同じく、受けさんがエッチシーンになると幼すぎるくらいの絵になっちゃってるのが残念です…。これだけそういった感じのレビュー書かれてる方が多いのにそのままってことは先生のフェチなんですかね…?(これが個人的には残念なので他作品は読んでないんです)
せっかく先輩は仕事出来るイケリーマンなはずなのに残念…。二人揃ってるところをイケメン同士ーと眺める人がいる、という描写だってあるのに。そんな先輩がエッチでは可愛くなる、が描きたいのかもしれないですが、うーん、個人的には残念。

そして何より!二人とも出来るリーマンなのに、会社への連絡もせずエロに耽るってどういうこと…!?
社用車を体液でべとべとにして(車のシートの汚れは手強いぞ)バッテリーまで上げて、あげく取引先のコテージを勝手に利用(事後報告)。の上に、そのコテージのラグやケットもべとべと…汚れたものは一度持ち帰るにしたって、社会人として酷すぎないか…!?せーめーて、会社への報告くらいはしなさい!会社からの連絡にも折り返しなさい!
前作から続く出来るリーマン設定が、今作ではもう滅茶苦茶…。いつも信用されてるから偶にはオッケーとかじゃないんだよ…。流石に社会人なめんなシーンが多過ぎてちょっと…。

うーん、なのでエロが濃かったなあというだけの本になっちゃったというか、ストーリーも薄く、所謂、ヌくためだけの本みたいな感じというか…。BLはエロがあってこそ、と思う派ですが、やっぱりそれはストーリーあってこそでした。

定番の幼なじみもの

作家買い。篠崎先生はここ最近大人同士だったりどちらかが学生だったりな話が続いてましたが、今回は高校生同士。かといって絵柄的には普段とあまり変わらないかもですが…。

お話は定番の幼なじみもの。片方が恋を自覚しててその衝動を抑えてて…という、うーん、数多あるBLの幼なじみものでは、もう擦られ過ぎた内容、展開かもしれません。想像を超えない、というか、予想通り、というか。

なんですが、篠崎先生の綺麗な絵と、幼なじみ同士のじれじれっ感は、楽しく読めます。ある意味攻めザマァ系かな…。
遊びなれている攻めさんならではのエッチシーンでのあれがない!とか(笑)いやでもそこでそうするのは、相手を大事にしてるが故…と私的には高評価。最近の男の子は財布じゃなくて、スマホケースにゴム入れてるらしいよ!(笑)

スパダリさんは甘え下手

作家買い。タイミング逃して読めてないままだったんですが、ようやく読みました。大人同士なのに、可愛いお話でした。

受けさんである佐伯さんが、いやーもういい男!スパダリ!!営業マンとしてのスキルが高く、でもそれは努力あってこそのもの。それは後半の攻めさん入江さん視点だと余計それが描かれてます。
でも本人は、泥臭く頑張ってる事も自覚してるし、自分の能力を過信してる訳じゃない。素敵…。
相手の趣味を尊重し、気配りも完璧。一緒に過ごす時間を大切にしてくれる。こんな彼氏欲しい。

でも、女の私がそんな風に思っちゃう受けさんは甘え下手。本当は頑張ってる自分を甘やかして欲しいし、自分の頑張りに気づいて欲しい。期待されることは苦ではないみたいだけど、出来て当たり前と思われててそれに応え、やっぱり流石だと思われるループには疲れてしまってる模様。
最初あらすじ読んだ時、何で攻めさんに構われてるゲームキャラを羨むんだろう?と疑問でしたが、それは忙しく働くシングルマザーに育てられたからというので納得。誉めてほしい時構ってほしい時も甘えられず、我慢していい子でいる癖がついてしまってたようです。
歴代の彼女もバリバリ働いて彼氏をほっとくような女の子達だったということですが…。でもそこ疑問なんですよね。何で甘えさせてくれるような子選ばなかったんだろう?彼女達に尽くしてきたみたいだけど、何で尽くしてくれるような子選ばなかったんだろう?そこ疑問です…。お母さんと同じようなタイプの女の子に惹かれてしまうって訳でもなさそうでしたが…。
両想いになってゲイだったのかも、なんてくだりがありましたが、でも甘やかしてくれる男ばっかりではない、ぞ…?
歴代の彼女達には無意識に自分がして欲しい事をしていたのかもしれません。

それを叶えてくれたのは、無機物や人以外のものにも情を持ってしまう同僚の入江さん。破れ鍋に綴じ蓋理論で噛み合う二人です。
入江さんは、相手に対し全力で構いにいくタイプ。…なんだけど、受けの佐伯さんに比べると、弱い気がするんですよね。佐伯さんにとっては、自分が欲しい言葉をくれる、肉体的にも甘やかしてくれる彼氏ですけど、先回って何かしてあげる、というスキルは佐伯さんの方が高いし、いや寧ろ佐伯さんが頑張って甘えようとした時しか発動出来てないんじゃ…?受けさんが自覚する前に甘やかしにいくのが良い攻めなんじゃ…?と思ってしまいました。
うーん、なので、甘やかされてとろとろになる佐伯さんが可愛くて甘々なお話だったとは思うんですが、何か佐伯さんのスパダリっぷりに対し、まだまだ頑張れよ入江!と思った次第です。まあ本人自覚してるみたいですが…。

可愛い二人に萌えたんですが、そんな訳でちょこちょこ疑問があったので、神ならず、というところです。

ハッピーエンドのその先のお話

前作でようやく本当の意味で結ばれた二人の、両想いになってからのお話。お名前呼びしてみたり、リベンジの旅行だったり、両親襲来だったり。恋人になった2人が迎えるエピソードとしては鉄板の部分を甘イチャで描かれています。両想いになったからかエロ多め。

ただそれって、物語の存在意義として必要かどうか?ってなると、個人的には「どっちでもいいかな…」なんですよね。
BLに限らずラブストーリーって、両想いになりめでたしめでたし、で完結する事が多く。でもそれを読んでいる私達は知ってるんですよね、寧ろそこからがスタートなんだと。エンタメの物語的にはあまりないですが、別れる事だってそりゃ有りますし。
「この2人はこれからどんな困難があっても幸せに暮らしていくんだろうなあ」と想像できるのが、個人的にはラブストーリーにおける「ハッピーエンド」かなと思ってます。
続きのお話ってそりゃ勿論読者が勝手に想像するもよし、続編として出版社より発行される場合もありますし、作者様が同人誌として出される事もあります。今作は出版社発行な訳です。

という個人的考えを踏まえた上での今作ですが…。
前作で一応ハッピーエンドを迎えたものの、描かれていないままだったのが、原さんの赤い糸の行方。切ったの?切ってないの?これが描かれていなかったせいで、「めでたしめでたし」なのに、「何かモヤモヤする~!」というしこりを残してしまった訳です。
私前作にもレビュー書いてるんですが、私個人は「切らないままでも薫くんは原さんの愛情を信じられる子になったのかなあ」という想像で締めくくったんです。…が、その後雑誌で特別篇として切るエピソードが掲載されて(今作の最初に収録)、「結局切ったんかーい!」「いや、物語として綺麗に終わるんなら切るまでを前作の中に入れ込んどかんとあかんやろー!」と、萌えはしたけど、ストーリー構成にモヤモヤしたんです…。個人的考えですけど。

そう、これも前作のレビューで書いたんですが、drap様の作品って、いまいちこう、1冊分なら1冊分、3話構成なら3話で、など、決められた話数で物語を描ききるようにされてない事が多く見受けられるというか…。これは作家さんじゃなく、担当さんの能力だと思うんですけど。もうちょっとどうにかならないかなあ。

最初の話に戻りますが、前作で「切ってるかどうか」というしこりを残した以上、続編は「ないといけない」となってしまった訳です。なんですけど、特別篇の1話で解決。まさか、その続きのお話が無いと、コミックス発行出来ないよね~で続編作られたんじゃ?なんて思っちゃう訳です…。
勿論作品ファン、作者様ファンとしては嬉しい。ずっと薫くんがしんどい感じなのを見ていた身としては「よかったねええ」と思うし、萌えるんだけど、「この続編、ただの読者サービスになってない?存在意義大丈夫?」とか思っちゃう。だってそりゃ今まで特に何の伏線もなかった両親とか来たらわざわざ続編の為に考えたのかな…と思っちゃうわ。

ちょうど先日、同じくdrapコミックスで同月発売の佐倉リコ先生の「西園寺くんはいつもかわいい。」も読んだとこなんですが、同じように思ったというか…。佐倉先生が後書きで「いつ雑誌で見かけても楽しめるように1話完結」的な事を描かれてて、まあそりゃ読者としては続編嬉しい!なんですけど、ただ読者サービス的になってると、下手すりゃ蛇足的な感じになるというか…。
最近ドラマとかでも終わった途端に「二期はよ!」とか呟かれてますけど、やっぱりこう、決められた尺で完結させて見ている人に余韻を楽しませ、余白を好きに想像させるような作品がプロのものだよなあとも思うのです。

今作「1」って付いてますけど、ぶっちゃけこの巻だけで終わりでも問題がないような感じ。ラブストーリーって、両想いになった後って、大体2人を取り巻く環境についての話になっていくので、何のエピソードを出すかくらいだし…。今吉尾先生、色んな連載抱えてて、どれもなかなか展開進んでないよ…な感じですけど、いい担当さんに付いてもらえてるのか心配になります…。
とまあ、作品批評というよりは、レーベルについてのモヤモヤについて吐き出しちゃった感じですが…。
両想いになった2人が幸せそうで、そして薫くんがまた1つ自信を得て強くなったところを見れて、そこについては勿論満足です。

続編ありがとうございます!

風緒先生の著作の中で一番好きなのが「アヒルの王子様」なんですが、まさか続編出るとは!ありがとうございます!
前作は1冊の中で他作品も収録、でしたが、今回は丸ごとこの二人のお話です。

まさか続編が、というのは、前作でこの二人はもう纏まってたから。今回はカップル編です。めでたしめでたしの続きでしょうか。
同僚の女性カップルも交え、同性同士だからこその悩みだとか、それぞれ離れて過ごしてきた過去からの横やりだったりだとか…。そんなのが描かれてます。前作読まないと解らないところ多いかもー。

攻めさんはあの童話に準えれば、本当は白鳥だった、というキラキラ王子様。受けさんは、自分は特別かと思いきやそうじゃなかったんだ、という自虐気味のアヒルさん。
でも攻めさんにとっては、過去に受けさんがしてくれたこと、言ってくれたこと、1つ1つがキラキラ輝いてて忘れられなくて、恋になった。受けさんが自分は平凡だと自虐してるアヒルだろうが、攻めさんにとってはいつまでもずっとカッコいい王子様なのです。
今作でもそれが揺るぎなくてニマニマしちゃいました。
いつまでも幸せにね!

多幸感に溢れる9巻

後書きでネタを絞り出して、と書かれてますが、確かに、もういつ終わってもいいような感じで続刊してます。何やら9巻じゃないですか。久々にこのシリーズでレビュー。

もう両想いになって一緒に暮らしはじめて、そして今回両家顔合わせ。一緒に生きていくことを決めた男達が踏む手順として納得な感じの流れです。
二人の間に子供は産まれませんが、何やらぬたはらくんがそんな立場に(笑)ただぬたはらくん、ガキんちょに絡まれた時、一瞬いつもと違う様子描かれてたから、本当はこのまんまの子ではないのかもしれません。でも二人にとっては可愛い後輩なんでしょう。それでいいのです。

帯に攻VS攻と書かれていながらもう意味がなくなっているこのシリーズ(私調べでは帯にそう書かれていてもほぼ受け攻めは決まってる)。
そう書かれてる時って、受けに回った側が「まあこいつになら抱かれてもいいか」と妥協・納得して関係を持つ、というのが多かったりします。このシリーズでも最初はそんな感じでした。
ただこのシリーズ、攻めの尾崎さんがとにかくいい男…。巻を追うごとに、尾崎さんは何故こんなにモテて、何故こんなに円谷さんが惹かれてしまうのか、がサラッと、でも確実に私達も納得出来る感じで描かれてます。今作でもしかり。詳しくは書きません、だってときめいてほしいから!
円谷さんが、「私の好きな人が尾崎さんでよかった」と呟いてますが、尾崎さんを好きでよかった、じゃなく、好きな人が尾崎さんで、なんですよね…。もうしっかり好きだけど、更に惚れてしまうの、解るよ…。
こんなに攻めさんが何故いい男と呼ばれるのかをじっくり描かれてるシリーズってあんまりないと思うんですよねえ。大体の作品で描かれる攻めさんのいい男ぶりって、受けさんにとって、だったりしますが、尾崎さんについては、もう全人類(笑)なんですよね。円谷さんにだけそうなんでなくて、全ての人に優しくていい男。
幼い頃から完璧で、別に他人の手を必要とせず自分で何でも出来る尾崎さん。だから他人に優しく出来る余裕があるのかもしれません。そんな尾崎さんだからこそ、円谷さんは尾崎さんが怪我した時、色々お世話してあげたくなるのかも。
ノンケの男が抱きたくなるくらいの男、としてつらつら受けさんの良さを描かれている作品がBLではどうしても多いですが、ここまで攻めさんの良さを描かれている作品はそうはないな、と思うのです、個人的に。それが心地いい。


まあそんな訳で、二人の間で、というより、受けに回った円谷さんの中では、受け攻めの勝敗(と言っては変ですが)は着いてて納得されてます。今作ではそれがはっきり言葉にも現れます。もう毎回突っ込んじゃう帯のことはいいじゃない!(笑)
どこでシリーズが終わってもいいような感じで描かれてて、でも作者さん的にはまだ続けたい、との事ですが、ええ、続くの大歓迎ですよ!今回果たせなかった旅行とか!結婚式とか!またどうせ書かれる攻VS攻にツッコミ入れる準備しつつ待ちます!

ワリキリ コミック

中川カネ子 

割り切れないものも有る

偶に読む作家さん。評価が高いので読んでみました。面白かった!

私も出会い系アプリで相手を探すタイプです。なかなか現実で出会いが無く、自身の恋愛をするよりBL楽しむ方が好きな駄目駄目腐女子なもんで…。
だから解ります、出会い系アプリで割り切りで相手を探そうとしてもなかなかいい相手に出会えない事も。こっちは単純な条件しか出していない。なのにそれらを満たす相手ってなかなか居ないんですよね~。解る…。
そんな中出会った男は、一見失敗したか?だったものの、凄くちょうどいい!自分の要件を満たす。無駄な事はしない。後腐れなく、というのが自分が出している条件だけど、お互いセックスが終わった後は後腐れなくさっさと別れるものの、お互いに自分達がちょうどいいというのが解ってしまっているので、互いの出方を窺うようなぐだぐだしたやり取り無しに「次」というのを受け入れてしまう。求めてしまう。有ると思ってしまう。いやー、寧ろそれ羨ましいわ…。そう思ってしまう程ちょうどよく進む2人の関係。

後腐れなく、プライベートも干渉せず、な感じで進むけど、でもそれは相手の前でだけ。パッと出会える2人だから、お互いの生活圏は被っている。が故に、出会ってしまった普段の姿を見て、自分の中で段々と「セックスの時の自分」と、相手には見せていない「本当はこう思っているんだけどという自分」が混ざっていく。
うっかり見せてしまって不安になったり、思いがけず受け入れてもらって嬉しくなったり、本当はもっと…と欲張りになったり。そんな心の機微が伝わってきます。いいですね…!

そしてついに互いの立場がはっきり判る状態で偶然出会ってしまう。そう、攻の彼は高校生。未成年。つまり自分がしていたのは淫行だと受は解ってしまう。
淫行、ダメ、ゼッタイ。仕事もバリバリこなす受さんは自分の立場もちゃんと解っているきちんとした大人でした。それがいい。何か少女漫画でもBLでも、当たり前のように淫行蔓延ってますが、駄目ですよね、うん…。知らなかった訳だけど、知ってしまった以上は今までと変わらず、という風には割り切れない。
「俺は大人だから君とこれ以上続けられない」と変に説得するでもなく、駄目なもんは駄目、と。攻さん的には理由も無く逃げんなよ!という感じかもしれないですが、ああだこうだ言い訳捏ねくり返したって駄目なもんは駄目といえるのが「年齢」という壁なのです。愛さえあれば歳の差なんてというのは、お互い大人同士だったら言える事なのです。
受さん的にはこれ以上ない位にはっきりした理由だけど、攻さん的には「そんな事くらいで!」というのが「年齢」という壁。逃げた受さんは自分の事を卑怯だと言ってますが、いやいやそりゃそうでしょう…解るよ…。きちんと大人としての判断が出来る受さん、イイ。

「大人になるまで待っててやる」なんていう情はこの時の受さんには無かったのでしょう。高校生だとバレた攻さんは、受さんが何処に勤めててどんな立場かもう判ってんだぜ~と半ば脅しみたいな事を言ってきますが、まあだからってそれに屈する訳にもいかず。大人びて見えてもまだガキなんだな~とこちらも判っちゃう。
だけど、成人して、それなりに経験も積んで、でもまだ自分の事を好きだと言ってくれる攻さんに絆される受さん。うん、イイ…。そりゃそうよ…ときめくわ…。そこから漸く、「大人同士」の恋が始まった、という感じで終わって、凄く読後感がよかったです。私自身も大人って言われる年齢だからこそかな?

【18禁】レッスン R18 コミック

梶本潤 

流石の迫力!

ちるちるさん、情報提供遅いよ~!
「大人の恋は~」で遅ればせながら梶本先生に嵌り、こちらの作品については電子連載していたのは存じていたのですが、紙本派なので纏まったら読もう~と思っていたものです。ツイッターをしていないので先生からの新刊発信について気付いておらず、また、ちるちるさんの新刊情報でも事前に上がっておらず、発売数日後アニメイトさんに行った際新刊コーナーで見つけ、「出てたんかーい!」で即購入しました。
梶本先生は元々エッチシーンは迫力がございますが、ピアスさんの18禁版はA5サイズという事もあり、流石!凄い!

でもって、18禁版、となるとどうしてもエロ特化、と考えがちですがそれだけじゃない。
やり手で真面目な経営者の元にやってくる気紛れな猫のような男。男が自分を誘ってきたのは言いがかりのようなものだったけど、贖罪のような気持ちでそれに応えるうちに――というお話。
まともな会話は無かったけれど、元々互いの存在を知っていた2人。触れ合ううちに気付いていく。自分の中に芽生えた感情。目にするだけだった相手に対してどう思っていたか。それが濃厚に描かれています。
またもうこの攻の燎さんがいい男だ…!下手に言い訳せず、応える事で愛情を与えていく。キュンキュンしますね…!

惜しむらくはタイトル…。言いたい事は解っていたような気はするんだけど、書き下ろしで漸く出され、ちょっと取って付けたような感じになっちゃってるかなあと。