愁堂れなさんのレビュー一覧

新宿退屈男~愛隣の絆 (下) 小説

愁堂れな  奈良千春 

真紀サイドの下巻

新宿退屈男シリーズ8冊目(上下巻やらスピンオフなどでややこしいので、冊数でというようにしています)
下巻は真紀サイドで進んでいきます。

香港で王の元にいる真紀。
ある日突然、王に飽きたから日本に帰れと言われてしまい・・・。
納得のいかない真紀が嫌だと抵抗すれば、王は部下に真紀を凌辱させた上に、真紀を街に放りだします。
街に裸で投げ出されてしまった真紀を助けたのは、親友であった田崎で…

3

新宿退屈男~愛隣の絆 (上) 小説

愁堂れな  奈良千春 

友紀サイドの上巻

新宿退屈男シリーズ7冊目(スピンオフなども含めてなので、冊数でになります)
上巻は友紀サイドのお話になっています。

早乙女の父が病気で倒れた?!から物語は動きだします。
早乙女の異母兄2人が仕掛けてきた罠により、早乙女は警察に連行されてしまい・・・。
友紀たちは、早乙女を助けるために動くことに。


一言でいうと、今回のお話は「早乙女家のお家騒動」です。
それにしても、早乙…

2

熱砂の王と冷たい月 小説

愁堂れな  高階佑 

終盤まで適度な緊張があるのがいい

細かいことを言うと色々あるんですが、この作品でよかったのは、終盤まで王子の本音がはっきり分からないせいで、適度な緊張感があるところかなと思いました。
王子がユウを傍に置くのは体の関係を持って気に入ったからなのか、それとも殺し屋という身元がバレていて、そばに置く方がユウの行動を掴めやすいからなのか?
とても優秀な殺し屋のユウなんですが、結構行き当たりばったりな所があって、ほんとにこれで優秀なの?…

1

罪な片恋 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

トミーの受難

ちょっとご無沙汰していた「罪な~」シリーズ。
先日、久々に、新刊の「罪な輪郭」を読んでみたら、富岡にも、高梨にも、新たな関係者が登場したようで、それを確かめるべく本書を購入して読んでみた。

今回の殺人事件は、
IT会社社長の友人が、その社長と間違えて誘拐された上に殺されてしまう。
死体の発見現場は新宿署管内だったが、何故か捜査の主導権は神奈川県警に。
今度はその会社社長の秘書が殺され…

1

闇探偵~Departure~ 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

ちょっと・・・好みではなかったかな

フェアの特典小冊子のために買った1冊だったのですが・・・ミオのあまりに考えなしな行動にがっかり感満載(笑)
さらに、秘密にしていた慶太の職業もシリーズ2作目まで引っ張ったわりに、もったいぶるような職業ではなかったような気が・・・。
全体的にちょっと好みとは離れていて、がっかり感ただよう作品でしたが、小冊子もらえたのでよしとします。
カバー絵は素敵なんですけど~やはり、中の挿絵とのギャップがあ…

0

闇探偵~ラブ・イズ・デッド~ 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

謎は解決されず・・・

これ2作目をフェア特典小冊子のために購入したのでしかたなく?1作目も読む流れだったんですが、最終的にカバーの二人が・・・というのが読む前からわかった感じだったので、あ~この子、彼氏からもだまされてるんだな~みたいな、オチの見える話でした。
そして、謎は謎のまま、待て次回みたいな終わり方で、次も読めということでしょうか(笑)
絵師さま、カバーのカラーはとても美しい(ほぼジャケ買いでした)文中、ミ…

0

黄昏のスナイパー 慰めの代償 小説

愁堂れな  奈良千春 

二人の関係に進展は!?

二人の関係に進展は!?ってお決まりのような作品あらすじも4回目、
じれったいと感じる気が起きない程二人の関係が進んでいるようで進んでいない。
それでも殺し屋の攻め様を廻る背景みたいなものが巻が進むにつれて見えてくる。

今回もカマカマネットがらみのキャラ達が大集合してるし、受け様のビッチ兄貴は
またしても浮気してる。
シリアスな面を奥に抱えながらも濃いキャラ達が場をにぎわす作品ですよね…

3

黄昏のスナイパー 慰めの代償 小説

愁堂れな  奈良千春 

林の魔の手がいよいよ迫ってきた

2年ぶりのシリーズ第4巻です。
本当、このシリーズは「新宿退屈男」と混同しちゃんですよ(汗)
2年ぶりだとなおさらにあれ?どっちだっけ。。。みたいにエピソードが。。。
2作目で魔性のゲイの兄が帰ってきて、3作目で華門に執着するマフィアのまるで女性のような林が登場して、この4作目で本格的に林の魔の手が大牙の身内(仲間)を脅かし始めて、、と、やっとどういう路線でこれから展開していくのか見えてきた…

3

罪な輪郭(表題作 十三回忌) 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

ロングランですよねぇ

罪シリーズ、なんと14作目になるのですね、罪シリーズ10周年を記念しての
今回の作品は、中短編集の形になっています。
今まで登場したキャラが総出の内容で、10年分の作品のあんなことこんな事、
懐かしく思い出しながら、1冊目から読み返してみようかなと思わせる内容。

そして今回も末巻にはおまけマンガあって、睦裕さんオリジナル作品が
24Pも楽しめる内容です。
高梨良平危機一髪みたいな内…

1

罪な輪郭(表題作 十三回忌) 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

そして、今は

罪シリーズ開始10周年記念短編集。

愁堂先生は多作につき、つい、追い切れなくなったままだった罪シリーズ。
久しぶりに手に取ってみたら、おなじみのキャラ達の身の回りにも、ちょこちょこ変化はあったようです。
そんな彼らの、「そして今は」と、「あの頃は」のサイドストーリー集。
主人公に事件が降りかかったりはしませんが、ちょっとコミカルで、ちょっとしみじみな、シリーズのファンには楽しい内容です…

1
PAGE TOP