小島文美さんのレビュー一覧

銀の鎮魂歌 小説

吉原理恵子  小島文美 

読ませる何かがあった。

吉原理恵子先生の作品を読んだのはこれが初。(アニメ 間の楔は好きで見ている)

まず、性描写が情景で描かれていて喘ぎ声とかはありませんでした。そこが、素晴らしいと思いました。

最初から心が痛くなり、キラの悲しみや、その時、どう思ってその表情をしていたのか、全てが心に染みてきます。

真実を隠したために、酷い仕打ちを受けるキラを見て……どうして、キラがこんな目に合うのかと思った。イリス…

10

堕天使の島(文庫) 小説

山藍紫姫子  小島文美 

萌えとは違う何かに惹き込まれ…

BLなのかと聞かれたら、違うかもと答える作品。
山藍作品は未読でも、一般書の栗本薫作品を読んだことのある方は、なんとなく雰囲気が掴めるかもしれません。
この山藍さんの作品も一般の角川文庫で出されています。(他にも数冊)
こちらは新しく文庫化されたものなのですが、旧版との違いは不明です。

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主人公の秋生は元暴走族で、少年院仮退院ののち島へ連れて来…

12

銀の鎮魂歌 小説

吉原理恵子  小島文美 

涙が止まりません

ドラマCDが好きで原作未読だったんですが、最近になって読んでみようと購入しました。結論から言うと・・・もっと早く読んでいればよかった!
CDではわからなかったところや、セリフの一つ一つが石田彰さん(キラ)と森川智之さん(ルシアン)で補完されるので、さらに気持ちが入り込んで、ページをめくるたびに涙が止まりませんでした。

キラとルシアンの最後の抱擁は哀しいけど「キラ、よかったね」とつくづく思い…

6

堕天使の島(文庫) 小説

山藍紫姫子  小島文美 

山藍作品の中でも最強!ゴシックロマンス的作品

レビュー書くときは700字~800字と自分で決めているのだが、
これについてはその原則を守れないかもしれない (;´Д`)ハァハァ
正直、一般人におススメはしませんし、BLしか読まない人には鉄板で勧めないが

自分的には数ある山藍作品の中でも最強レベルで好きだ~~~~~!!!!

コレ、はっきりいっちゃうとBL小説じゃありません。
だって、BLって少女マンガの系譜にあるものだけど、

14

堕天使の島(文庫) 小説

山藍紫姫子  小島文美 

孤島

独自な視点で書かれていらっしゃる山藍紫姫子先生です。
不良男子達の孤島での地獄生活の話。
まあ すごい!
作者の意図通りにぐいぐいと引き込まれます。
いやな男に犯されるのは 序の口です。
どんどん仲間の男子が死んだり 殺されたりするのですから。
仲間の死体を片付ける場面が 正確に書かれてるのでおえっとなりました。
でもそんな場所で恋もしちゃったり。
三角関係で腹の探りあいなんですよ…

5

銀の鎮魂歌 小説

吉原理恵子  小島文美 

ひとつの魂

面白かった!といえば語弊があるのだけれど
読み応え、世界観、気持ちの揺さぶり。
ある意味完成された作品。最後のオチが衝撃的なこともあり
CDを聴いて落ち込み、ようやく浮上しかけた心がどん底に落ちました。
ありがとうございます゚(゚´Д`゚)゚次のBLを読む気力が無くなった。
あうぅぅう。

ドラマCDを聴いた直後の原作であります。
時系列的には、CDと若干違うのかなと思ってみたりな…

5

銀の鎮魂歌 小説

吉原理恵子  小島文美 

おおおっ…


独特の空気感、今の数あるBL作品でも拝めないかも知れません。
だってハッピーエンドじゃないんだもの!
いや、ある意味ハッピーエンドかもしれないけど。

攻めと受けが一緒にいるシーンが本当に少ない。
憎み合ったり、貶したり、さすらったり、ちょっと待って!ルビー文庫の薄いページ数なんだから単独プレーし過ぎちゃダメでしょ!って位、「私たち幸せです」っていうはっきりしたシーンが少ないです。ていうか無い?…

5

堕天使の島(文庫) 小説

山藍紫姫子  小島文美 

耽美・・ですか?

耽美派といわれて久しい作家さんですが、毎回首を傾げる。舞台が異国であったり本作のように何でも有りの絶海の孤島だったりと詳細な設定を必要としない状況を選んでいるのか。無論ファンタジーと言ってしまえばそれまでだが非日常の世界に遊ぶにも段階ってものがあるだろー、とつっこみたくなる。ストーリーは単純ながらスリリングで面白い。登場人物も粒ぞろい。でも彼等は作者によって説明されるだけで心象や背景がほとんど描か…

6

堕天使の島(文庫) 小説

山藍紫姫子  小島文美 

これもある種の青春小説

耽美小説といえば山藍作品というくらいに、それは突出しているのですが、この作品は表現に耽美的な言葉が入れられていながらも、どちらかといえばJUNE的な青春物語だったのだ、と読後の感想です。

人を殺すほどの犯罪を犯し、少年院に入っていながらもその引き取りを拒まれ、いらない人間と烙印押されたも同然の社会から葬り去られた少年達が送られる先は、まるでアルカトラズのような孤立した個人所有の島での収容所と…

4

堕天使の島(文庫) 小説

山藍紫姫子  小島文美 

面白かった~!映画のような展開に胸躍った♪

はぁ~・・(ため息)、ドキドキした・・・!
次は誰が痛いの?次は誰が歪むの?次は?次は?

主人公の秋生は暴走族の副総長の時の暴走行為や障害などで刑務所に行っていたが、退所の日、義父の陰某で送られた先は「聖なる島」という地獄。
そこは、凶悪犯罪を犯した青少年を、看守の様な大人達がいたぶり酷使する違法な農場。
秋生をはじめ、そこに集められた青年達にあるのは、死と隣り合わせの欲望やストレス、…

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