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松幸かほ みずかねりょう
Krovopizza
ネタバレ
タイトルの割に、作中では子どもの影が薄くてビックリ。 序盤以降は留守だったり睡眠中だったりで殆ど登場しません。 個人的に子どもの出番が多過ぎるBLは苦手なので読みやすくはあったのですが、 まだ五歳児とは言え、攻が家族の一員になることや、受と元妻との親権争いに関して 子どもの意志が蚊帳の外になっているのはちょっと不自然に感じました。 バツイチ子持ちのピアノ調律師・凪が管理を任される…
marun
番外編ショートは可愛い輝くんのお悩みペーパーでした。 一緒に暮らすようになったある日、昼寝から一人起きて飲み物を求めてキッチンへ 一人行った輝くんが見てしまったものは、凪と怜央のキスシーン。 子ども心にも見てはいけないものを見てしまったと気がつかれないうちに部屋に戻る。 しかし、見た光景は、男同士でのキスはおかしいと思う疑念。 そしておかしいのかそうでないのか一人で悩んでいる輝くんが…
タイトルや表紙イラストだけでも子育てものでほのぼのした雰囲気が漂う気がしますね。 内容はピアノ講師や調律をしながら5歳の男の子を育てる父子家庭のとうちゃんこと、 凪がある誤解から初対面でいきなり怒鳴られ不審者扱いされた挙句、同性である怜央に キスされ下半身を触られイカされるセクハラを受けた事から始まります。 いきなりの展開で攻めである怜央の突然の暴挙に度肝を抜かれましたが、 それが誤…
松幸かほ 御園えりい
kirara
他に言いようがないくらいの王道シンデレラストーリーですね。 金髪の外国人セレブ・しかも優しくて紳士のルーク(攻)と、すでに絶滅したんじゃないかと思われる大和撫子(男だけど)で恵まれない境遇でも健気に頑張る智里(受)。 ほぼ先読みできるし意外性はまったくないですが、その分安定していて軽~く読めます。何の憂いもなく王道に浸りたいときには最適です。深く考えるには向きませんが。 いか…
松幸さんの初ルビー文庫です。 どこまでもベタであまあまな『王道』で、ルビーだなぁという感じなんですが、もともとの松幸さんの持ち味がいわば『ルビーっぽさ』とでも言えるパターンとかけ離れていないので、別に違和感はないですね。好きです。 キャラクターも、葛城(攻)はBLで寡黙な秘書攻っていうと『なんか裏があるのか!?』と穿って見てしまいましたが、なんもなかった(ある意味『裏』はありますが、…
松幸かほ 有馬かつみ
夕貴(受)が、最初から最後までぐるぐる悩んではいるんですが、ラブじゃなくてピアノについてなんですね。 ラブ面ではほぼ障壁も葛藤もないに等しいくらい(↑レビュータイトルはそういう意味での『ノープロブレム』で、私の感想ではありませんので)。 リュカ(攻)はもう終始夕貴ラブ!で甘やかしっ放しだし。 正直『ラブストーリー』としては、多少夕貴が自虐的に『自分なんか立派なリュカには釣り合…
松幸かほ こうじま奈月
松幸さんは一応『好き作家さん』には違いないのですが、プリズム文庫ではハッキリ『好き』と言える作品はほぼありません(他レーベルがすべて好きだとも言えませんが)。 どれを取ってもなんか物足りないんですよね。 これも、なんかもうここまでやんなくても・・・というくらい、ありがちなネタ満載の『王道』一直線のストーリーでした。いえ、それはともかく薄いんです。 基本は身分違い?ヴィンセント(攻…
松幸かほ 東野海
とりあえず『シングルファーザーもの』になるんでしょうか? 悠聖(攻)に4歳の息子・章がいて、和葉(受)がその家のお抱え料理人にというのが出逢いです。 和葉は大変な偏食父子に料理人として苦労するんですね。和葉の飼い猫・宮もなかなかの存在感です。 設定は別に悪くないんですが(というかどこにでもある『王道』ですね)、疑似家族としてのほのぼの~はともかく、ラブ面があまりにもいい加減に思え…
松幸かほ タカツキノボル
『無自覚なフォトジェニック』のスピンオフです。 前作で『絵に描いたような当て馬』だった日高(攻)と、彼を密かに想いながらずっとそばにいた亨(受)がメイン。 私、前作はとにかく僚司(攻)がダメだったので非常にツラかったんですが、こちらで脇として出てる限りは大丈夫でしたね。 脇なら、ハラ立つほど焦点当てて掘り下げられることないですから。 ただ、こちらは確かにメインキャラクター…
私、とにかく『俺様・傲慢攻』が心底キライです(このフレーズ、何十回書いたんだろう、私・・・)。 しかも、こちらはまさしく許容不能、生理的に受け付けないレベルです。 ですから、僚司(攻)の俺様振りだけでもう読むのがやっとでした。ツラかった。ただひたすらにツラかったです。 『俺様』に見せて(見えて)はいても、最低限の気配りというか振る舞いがあればまだいいんです。少なくとも『言葉』は絶…