水上ルイさんのレビュー一覧

皇帝(ツァーリ)と呼ばれた男 下 コミック

東野裕  水上ルイ 

大和撫子男子

漫画と小説が入った一冊です。
あまあまで小説好きな人は満足すると思います。

最近はないかな?
大和撫子なインペリアルエッグの研究者であるアキトと架空の国の首相であり皇帝の末裔であるアレクセイのむっちゃ甘いお話の下巻です。

アキトは今の日本にはいないであろうくらい恥じらいある乙女みたいな男です。
アレクセイはくっさ〜ってなるくらい臭いセリフはくやつです(匂わないよ)

上巻で、…

0

恋人たちの休日は始まる~豪華客船EX(新装版)(表題作 リムジン・シートでもう一度) 小説

水上ルイ  蓮川愛 

乙女心くすぐる…姫達のダブルデート

泣く子も呆れる甘々BL「豪華客船」シリーズの、記念すべき番外編1冊目です。
記念すべき1冊は、記念碑ができそうなくらいに、アホらしく甘い。
今回の主役は、プリンス(?)湊の学校の相棒・雪緒姫でございます~
姫呼ばわりが、すんなりとくる雪緒君のルックスは、
なんかもう…そのまんま白雪姫(笑)
地方大名家の末裔で、財閥当主の一人息子ってのも姫様設定なら…
おかかえ運転手との初恋に、純情に身…

0

高慢な部下は支配する 小説

水上ルイ  海老原由里 

受け視点と攻め視点のギャップが楽しい

隼人くん、良い子っ!
会社の今後について真剣に話し合っている場で呑気に里芋転がしているあたりでは…正直、この子は苦手かもしれん(ノД`)…とか思ったりしちゃいましたが。
両親・兄から愛され甘やかされて育った割には、妙なプライドとか持たずに素直で…自分が悪かったらちゃんと謝るし、気遣いも出来る子なんですよね~。
部長代理として本社の海外事業部で働いていくうちに、だんだんと自分が社会人としても男…

1

オペラ座の花嫁 ~パーフェクト・ウェディング~ 小説

水上ルイ  おおやかずみ 

再び幸運の星

「天使は野獣の花嫁」のスピンオフと言うより関連作品でしょうか。
ブラッドレイ家の幸運の星が今回もメインテーマの王道ものですね。

前作でも出ていたジョエル叔父さんや雫もちらっと出てきて幸運の星を持つ者へ
一族が欲の皮を突っ張らせる背景は前作と同じですが、今回は一族からの妨害や
拉致的なものより、受け主役の美琴の音楽的才能と攻めのロレンツィーニが持つ
劇場が中心の内容で、出来る男と胸にあ…

2

陶酔のリストランテ ~美食の悦楽(2)~ 小説

水上ルイ  陸裕千景子 

竹彦へのラブ度がますます上昇するトリスタン

竹彦がトリスタンの言動が好ましくないと思った時駄犬扱いし『ベランダに繋いでおく」とか「電信柱に繋ぐぞ」としかるセリフが好き
トリスタンは、そんなことを言われてもうれしくて尻尾を振ってしまうんだろうなと思うとほのぼのします。

近くにできた新しいレストランのシェフが、トリスタンの修業時代の先輩ザネッティだったが、味や構成がトリスタンと同じで被ってしまい潰しあう危険を回避するために、味の対決をし…

0

女王様の料理人~美食の悦楽~ 小説

水上ルイ  陸裕千景子 

餌付け愛

身体から始まる関係はよくある話ですが、口から始まる関係というのも新鮮です。

美味しいものが食べたくなる本でした。
それも豪華な敷居が高そうなレストランで。
次々と出てくる斬新な料理が想像を絶する形態だったり、タイトルが詩的なので読みながらいろいろ料理のことを思い描いてしまいました。
でも官能的な味ってどんな料理なのでしょうか、ぜひ味わってみたいものです。

自信家でプライドの高い天…

1

バカンスはキスから始まる~豪華客船EX 小説

水上ルイ  蓮川愛 

カラー扉絵のエンツォ&ジブラルが素敵

同人誌収録の短編がいくつかと描き下ろしの中編が読めてうれしかったです。
『恋の予感』湊との見合い前夜のエンツォ。父親に強要される良家の女性との見合いにうんざりし2度と見合いはしないというたエンツォに、この写真を見てもしも運命を感じたら見合いを設定するがもし感じなければ2度と見合いは勧めないから見るだけ見ろという。そして見た写真の湊にふと目惚れし…と第1巻に続く話がよかった。

『聖域の休暇』…

1

MOFU MOFU 小説

水上ルイ 

これも夢オチか

「豪華客船で恋は始まる」シリーズのモフモフケモ耳番外編でした。
シリーズ自体にもふもふってあったかしら?
そんな風に思って読んでみたら、主役ふたりがモフモフになって登場。

ミナトはボブキャット、それも純白なのですよ。
きっとアルビノなんでしょうね、群れの仲間と違う毛色で孤独を感じていたミナトは
森の王である白銀の狼、エンツォに求愛され幸せに暮らしている。
でも、ミナトは発情期中でち…

1

ロマンティックな恋愛契約 小説

水上ルイ  こうじま奈月 

王道のBL

10年以上前のものだけあって、文が少し古く感じます。
地の文が、『俺は〜…だったんだ』みたいな感じ。
そして一人称で書いてあるのに受け視点と攻め視点がころころ変わります。
こういう文章はちょっと苦手なんですけど、なぜかすんなり読めました。
視点が変わるごとに、誰視点か書いてあったからかもしれません。

内容はホントにザ・BL。
貧乏な受けがお金持ちの攻めに気に入られて面倒みてもらうス…

0

探偵の秘めたる欲望 小説

水上ルイ  陸裕千景子 

紳士=ヘタレとなる?

ネタバレなしで、書きたいと思います。

水上さんの作品は初読みです。
たくさん本を出されているのは知っていましたが、『スーパー攻』というイメージがあったもので敬遠しておりました。
ただこの作品は、イラストが陸裕千景子さんだったので購入。

こちらの作品、一人称です。
攻めと受けの両視点なので、区切りごとに視点が変わります。
両視点での一人称は初めて読みました。
一人称が苦手な方は…

0
PAGE TOP