中原一也さんのレビュー一覧

ふしだら者ですが 小説

中原一也  小山田あみ 

お股のゆるい天然魔性おやじ受け!?

前回リンクス「よくある話」で枯れたおやじ受けが登場した中原作品ですが、今回もおやじ受け、しかも今度は天然魔性!?
小山田さんの絵、格好よすぎておやじに見えない~

皆川は市役所の「なんでもやる課」にいて昼行燈みたいな人なので”ジミヘン”ってあだ名で呼ばれています。
見た目が地味で変な人だから・・・なのに、物ごころついた頃からのホモなので、小さい子供から80越えの老人まで男にモテることといっ…

0

闇を喰らう獣 小説

中原一也  石原理 

オヤジ2人×兄と弟

「闇を喰らう獣」
攻・綾瀬貴範 ヤクザ
受・桐生慎(27) バーテンダー

慎の働くバーに通いつめ、引き抜きをかけるヤクザの綾瀬。
綾瀬は惚れた慎を手に入れるためかなり気長に、そしてしつこく付きまとっています。

ゲイの弟のせいで学生時代から嫌な思いをしてきた慎。
その最たるものが、自身の性癖。
自分はゲイではないと主張し続けてきましたが、男に惚れられたり迫られることはしばしばで…

4

闇を喰らう獣 小説

中原一也  石原理 

性格の違う双子のような兄弟の二組カプが楽しめて、おいしさも二倍!

片やクールビューティーな兄と男前で鋭利なヤクザ。
片や兄にコンプレックスを抱くヤンデレ風弟と野獣のような刑事。
この4人が絡んでものすごく楽しめる一冊に出来上がって、読後感もとっても満足です!

桐生慎はバーテンダー、ヤクザの綾瀬に一目ぼれされ、散々口説かれて。
でも自分は男には興味がないと散々突っぱねるけど、ゲイであると公言している弟の烈が綾瀬と仲良くしているのを見て放っておけなくて、…

2

闇を喰らう獣 小説

中原一也  石原理 

弟編に萌えた

この本、雑誌掲載分『闇を喰らう獣』と書き下ろし『コンプレックス』の2つのお話が入っています。
腹違いの非常によく似た2ヶ月違いの兄弟が、それぞれメインを張るわけですが、雑誌でメインを張ったお兄ちゃん編より、リンク作となった書き下ろしの弟編の方が気に入ってしまいました。
見た目はよく似ているのに、中味は全く違う兄に引け目や羨ましさを感じ、いつでも『兄の弟』としてしか見てもらえない“コンプレックス…

4

欲望の犬 小説

中原一也  奈良千春 

大型の黒いドーベルマン犬登場

おやじの中原さんの、20代の男たちのお話です。
主人公が検事という固い職業なんですが、割とポジティブなゲイが欲望に溺れて、、などというお話なのでガッツリエロです。
奈良絵と併せてとても楽しめました。

検事の水上は今まで年上の男性と、しかも渇望を満たすといっても、あくまでもお上品なSEXしかしてこなかった人です。
そんな彼が雨の日拾った男に、欲情している目に誘われたといって犯られちゃうの…

7

水底に揺れる恋 小説

中原一也  立石涼 

悪ガキあがりの漁師とおまわりさん。青春群像モノです。

漁師×警察官(*>ω<*)=3
ふたりは、ヤンキーあがりなんですよw

親友でありライバルであり・・・誰よりも大切に思う存在。
でも、ふたりは漢すぎて
親友という距離すら保てず離れてしまって
そして大人になって再会するんですよー。

単なる再会再燃モノかとおもいきや
受けを警察官にした理由もちゃんとあったし
攻めが漁師っていう理由もちゃんとあったw

友人の事件…

3

酔いどれ金魚と野獣 小説

中原一也  北上れん 

金魚の魅力

絵師買いでございます
んふ~ 期待通りセクシーです 堪能しました♪

この作家さん たぶん初めてよみました
文章が読みやすいし 比喩がおもしろいです
一気に読んじゃいました
話の流れには直接は関係ないけど 門脇と来々軒の丁丁発止がわらえる

ながされ侍の門脇 優柔不断で 単純で 意地っ張りなところもあって
でもヤクザにぼったくり料金ふっかけるなんて 意外と根性すわってると思うん…

0

ミクロレベルまで愛して 小説

中原一也  夏目イサク 

ミクロってそういう・・・?

人によっては好みが分かれるかもしれません。
ちょっとマニアックな設定。
でも軽いノリだったので結構楽しめました。
お、ちょっと新しいBL?みたいな感じで。

攻め様は主人公に精子を提供させ、顕微鏡で覗くマニアな趣味があるのです。
一言でいえばヘンタイ。
しかし身長高くて顔良くて、お金持ち、女にモテる王子様。
主人公は友人の彼に嫌々ながらも、彼の悩みが男としては重いため(ここがポイン…

0

傷痕 小説

中原一也  石田育絵 

刑事×マトリと心の闇のシリアスで渋い男達

正直、これを読んで「エス」(英田サキ)の世界がチラついて(悪役の登場設定など)どうしても比較してしまうのを否めませんでした。
しかし、中原さんお得意の無精ひげのおやじがちゃんと出てきますし萌えどころも違いますから、似て非なる作品として認めます。

麻薬取締り捜査官の黒木は、小さい頃から異母兄の哲平が好きで、それは家族としてではなく男として愛している。
ただし、その気持ちは深く閉じ込められて…

1

A・KI・RA~路地裏の迷い猫~ 小説

中原一也  楠本弘樹 

意外と社会派なお話だよ

施設を逃げ出し身体を売りながら生きてきた明良を保護したフリーライターの葛城。
正義感溢れ、モラルをはずれまいとする葛城と、温かい家庭を知らない明良のアパート生活が始まります。

ソープ嬢美紅をはじめとする個性溢れるアパートの住人たち、葛城の取材を妨害しようとする男たち、2話目では葛城の兄の子・友喜が絡まって、守り守られるだけの関係から、どうにも我慢ができなくなる状況に発展していくのです。

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