蓮川愛さんのレビュー一覧

はなやかな哀情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

忍耐と幸せ

切なくて何度も胸が締め付けられました。
慈英が無意識に臣を頼っていて、それが臣にとって傷つける言動であってもちゃんと寄り添ってあげる姿に臣の成長を感じました。
しかし、恋人にこんなことを言われたら悲しい…慈英はやく思い出してと何度思ったことか。
CDも聞きましたが本とは違う良さもあり、神谷さんの声がとても臣さんで素晴らしかったです。三木さんも声も記憶喪失前後で声質が違うのもさすがです。
シ…

3

「恋のしずくと愛の蜜」初回限定特別SSペーパー 特典

年下攻めスピンオフ?

初回限定SSペーパー。
新キャラ・榛葉視点の番外編です。

神谷の右腕・中島に様子がおかしいと指摘され、何があったのか問いつめられる榛葉。
仕方なく、昨夜の出来事を打ち明けます。

夜の事務所で、神谷と麻祐がキスしているところを見てしまった榛葉。
神谷が普段見せない優しげな顔をしていたこともあり、翌日になってもそのキスの場面が頭から離れず、麻祐の唇から目が離せずにいたのでした。

2

恋のしずくと愛の蜜 小説

高岡ミズミ  蓮川愛 

甘さが増した年の差カプ

「恋のためらい 愛の罪」の続編。
前作より甘さが増した年の差カプを堪能できます。

弁護士の神谷(攻め)の恋人になり、彼と暮らし始めた大学生・麻祐(受け)。
神谷の事務所でバイトし、当然男遊びもやめ、幸せな日々を送っています。
しかし、たびたび無言電話がかかってきたり、何者かに郵便物を開封されていたり…といったトラブルが。
そんな中、榛葉という他大学の後輩と知り合い、同じ被害に遭ってい…

8

初恋迷宮 小説

鳥谷しず  蓮川愛 

初恋の男

1冊すべて表題作です。雪人(受け)の視点でストーリーは進みます。

冒頭の宝坂(攻め)の拒絶が強烈だったので、切ない展開が終盤まで続くのかと思ってました。なので、後半の甘い展開は良い方で予想外に嬉しかったです。婚約者&恋人がいるフリをしてすれ違い展開もありますが、職場でするとか甘エロでした。宝坂が変態に目覚めたのも楽しかったです。

また恋人同士になって終わりでなく、父親と和解するまで至る…

2

あなたの隣に座らせて (新装版) コミック

蓮川愛 

王道歳の差カップル

こちら、中身はちょっと昔に出たものの新装版。
恋愛操作の啓がお邪魔虫役で出てきますが、やっぱり蓮川さんは最近の絵柄よりも、このくらい少し前の線のほそーい感じのほうが好きだなあ…なんて思ったり。

欲しかった椅子が売れてしまい、バーで飲んだくれていた亜澄を介抱してくれたのは、まさしくその椅子をデザインした家具デザイナーの仁。
同じ椅子が仁の家にもあるため、亜澄は仁の家に通うようになり、次第に…

1

アイで包んでよ 小説

坂井朱生  蓮川愛 

恋人同士からのスタート

 以前ノベルズで出版されていた2作品に書き下ろしショートがついたものうですが、あとがきに寄りますと文章はかなり修正されており、イラストも全て描き下ろされたとのことなので、ノベルズをお持ちの方は読み比べると面白いかもしれません。

 恋人同士になってもうすぐ一年という状態からストーリーが始まります。いずれも浩太郎(攻め)視点で、口の悪いツンデレな篠島(受け)の言動にぐるぐる考える内容です。

1

木魚とピアノとおもちゃの手錠 小説

高岡ミズミ  蓮川愛 

表紙どおり!

まず表紙が素敵です!内容にぴったりで、読む前にはどんな話だろとウキウキしながら眺め、読んだ後にはニヤニヤして眺めてしまいました。

1冊すべて表題作。幸生(受け)がメインですが、安慈(攻め)の視点もあるので読みやすいです。

ただ、それにしては安慈が幸生を好きになった場面がここ!と言い切れないのがちょっと惜しいです。いつのまに?という違和感はないですが、ピュアな幸生と暮らすうちにという展開…

0

まなざしの誘惑 小説

遠野春日  蓮川愛 

安心して甘さを楽しむ作品

「じれったい口唇」のスピンオフ作品。
2004年ビーボーイノベルズにショートが追加されています。
前作とリンクしているので、両方読んでいると理解しやすいと思います。ただ、こちらを先に読んでも構わない気もします。

「まなざしの誘惑」
前作「じれったい口唇」で肇が雅之を嫉妬させようと恋人と偽って別荘に同行するホストの谷口聖(受け・20歳)が主人公です。5年前から父親の私設秘書で聖の世話をし…

1

裁きの騎士に恋して 小説

遠野春日  蓮川愛 

面白いけれど前作ありきのスピンオフ作品

「金のひまわり」のスピンオフ作品です。

表題作と「金のひまわり」の二人のショート「厄介だが恋しい男」の2作品が収録されているのですが、表題作の仁×記章で1冊にして欲しかったなと思いました。

表題作が記章(受け)の視点で進んでいくので、ショートは仁(攻め)の視点で、記章に惹かれた理由や過程を語って欲しかったです。

前作「金のひまわり」に仁×記章の出会い編「水族館の夜」があるのですが…

1

トラ猫のタンゴ 小説

藤隆  蓮川愛 

攻めが変身?!

2カップルの中編2作品が収録されています。

「トラ猫のタンゴ」
弥広(攻め)の視点で進みます。十年来の幼馴染かつ友人以上の関係である和臣(攻め)がある日突然トラに変身します。みんなには内緒なので二人で同居をしています。
Act1ではトラの和臣とのエッチ。
Act2は子猫4匹を飼うことになる話。
Act3は風邪をひいたトラ姿の和臣を、弥広が司に診てもらう話。
Act4はちょっとシリア…

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