六芦かえでさんのレビュー一覧

過激で不埒な課外授業 小説

真崎ひかる  六芦かえで 

文庫化~

文庫化とのことでしたが、読んだことがなかったので、
購入させていただきました。

先生と高校生のお話。
高校生の彰は、父親がAV監督、兄はAV男優という中で育っており、
兄の善意がトラウマとなり、エロは苦手となってしまいました。
そんな彰に、リハビリとして、エロを克服しようと手伝ってくれると
言い出したのは、彰が苦手な担任教師の高杉。
この高杉、元々彰をいいなと思っていたわけで・・…

0

その恋、百万ドル 小説

坂井朱生  六芦かえで 

これはダメだ・・・

どこにどう感情移入すればいいのか、というくらい乗れませんでした。正直、まったく面白いとは思えなかったんです。

これ、新装版なんですよね。旧版(『ノックは夜中に』)とタイトルが変わってるので、旧版を持っているのに、気付かずに買ってしまって、二重にショックを受けました。まあこれはもう完全に自分のせいなんですが。

実際、忍坂(攻)にまったく魅力を感じませんでしたね。忍坂は、年だけ取ってても…

0

惑わない瞳 小説

坂井朱生  六芦かえで 

お人形さん。

設定は、正直私の好みとはちょっと違うものの、別に悪くはないと思うんですよ。ただ、なんとなく中途半端に感じました。

つかさ(受)は、人形として育てられたわけですが、単に感情表現が未熟で不器用な人間って感じでしたね。まあ『人形として未完成』ということなので、そういう意味ではこれでいいのかなあ。ただ、『性奴隷』というイメージとはまったく違いました。調整の方向が純だったってことでしょうか。

1

エロティック・ナイトメア 小説

真崎ひかる  六芦かえで 

ヘタレ夢魔

思ってたよりよかったです。

飛竜(攻)が、夢魔なんですがヘタレワンコな年下で、私は好きですね。淫夢の中でだけはいわゆる『夢魔』らしく振る舞えるんですが、現実ではこれ以上ないくらいヘタレなんです。
実は飛竜は童貞で、(淫夢の中ではなく現実に生身で)初めて水騎とのHのとき、『(経験はないけど)イメージトレーニングはできてます』そんなトレーニング積んでんだ!もう飛竜のヘタレっぷりにはいちいち笑…

0

半熟恋愛レシピ 小説

藤森ちひろ  六芦かえで 

年の差ラブ!

 唯一の肉親の祖母を亡くし、その後始末やなんやかんやに追われているうちに、休んでいたバイト先が倒産していた。
 しかも、バイト代も払われず、夜逃げ同然の状態で――であった。
 そんな大学生の朋実は、他に頼る当てもなく、店の前で呆然と立ち尽くしていたところをやたらに派手な柄シャツの男・江上に声をかけられる。
 強面だが、才能のある若者の起業を支援する会社の社長である江上は、朋実を家事手伝い兼事…

0

大型犬は恋をねだる 小説

朝香りく  六芦かえで 

大型犬攻め!

 交通事故により、手を負傷し、やむを得ず美容師を辞めることになった愁也は、ほとんどの知り合いと連絡を絶ち、やさぐれていたところを、ゲイ専門のホストクラブのオーナーに拾われ、そこで働くようになる。
 それどころか、気が向けば客に体も許すような自堕落な日々を送っていた。

 そんなある日、泥酔し、変えるのも面倒になったところに声をかけてきた好みの男を、よく考えもせず、半ば強引にベッドに誘う。

2

吸恋鬼(アムヴァンプ)は恋を食べる 小説

水瀬結月  六芦かえで 

みんなで幸せになりたい

なかなか可愛らしい感じのするファンタジー系で、ラノベ色の強い雰囲気になってる
ような、聖純潔学園なんていかにもな名前の学校で巻き起こる事件を背景にした
うっかり屋さんでニブイ受け様の恋を描いたお話でした。

人外物ファンタジーが好きで可愛らしい話も好物なお人にはお勧めの1冊だと思います。
このお話では、「吸血鬼」や吸血鬼の子供である「ダンピール」やヴァチカンの騎士や
保護騎士(神父)、…

2

吸恋鬼(アムヴァンプ)は恋を食べる 小説

水瀬結月  六芦かえで 

恋を食べる吸血鬼ならぬ、吸恋鬼

人外好きな私としては、タイトルからして見逃せず、
購入しました。

う~ん。設定が、ご都合主義ませんか?と思いつつ
読みましたが、まあ、いいか。

歴史ある全寮制のクリスチャン高校に通う
高校生の琴里は、人の恋心を食べて生きる吸恋鬼。
フェロモンを発して、クラスメイトの自分への恋心を育て、
いい具合に育ったところで、食べさせてもらう。(ハグするだけです)
で、吸恋鬼は、珍しいと…

2

熱愛未経験。 小説

黒崎あつし  六芦かえで 

キャラクターが意外でした~。

前作は今ひとつ(以下)だったのですが、こちらはけっこうよかったです。とにかく、前作の貴史(攻)がダメだったので、それに比べたら、ということで多少は上積みされてますね。でも、単体でも決して悪くはないんです。

前作で、一弥(受)のエピソードあれこれ(特に退職関係)がやけにあっさりスルーされたな、と思っていたんですが、こちらが出るからだったんですね。

こういうキャラクターのつながりがあるスピ…

3

恋愛未経験。 小説

黒崎あつし  六芦かえで 

中途半端な気が・・・

設定は悪くないんですが、キャラクターがどうも今ひとつでしたね。

直己(受)は思い込みは激しいけど(でもあれは直己だけのせいじゃないと思いますが)、健気で純粋ないい子です。
『死ぬ前に一度だけ!と思ったら(死ぬというのは)勘違いだった』も、『たまたま出逢って好きになった人が就職先の社長だった』も、まさしくベタですが、それはいいんです。ただ、その先の展開がどうにも好みではなかったんですよ。…

1
PAGE TOP