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吉田ゆうこ
木葉
ネタバレ
前作「ルールの染みた身体」がお気に入りだったわたしとしては、待ちに待った2作目・・・! とても楽しみにして読みました。 結果、想像以上におもしろかった。 でも、前作の繊細な雰囲気とはほぼ正反対の雰囲気になっています。 前半、「悪玉」。 背表紙にもかいてありますが、森崎くんの万引きを誰かに言わないかわりに羽良多さんが「暇潰しに付き合って」といって付き合うお話です。 最初の方は羽良…
表紙買いした作品です。 そしてなぜか2冊持っている作品でもあります。 どの作品も少ししっとりした雰囲気です。 いちゃいちゃしたり、甘々が好きな人には少し物足りないかもしれません。 この本の中で一番お気に入りなのは、「パートナーシップ」という作品です。 私立駒淵学園に転校してきた、古池里くんと高木諭くんのお話です。 勉強第一に頑張ってきた人には、高木くんの言う一言がぐっとくるので…
marun
表紙イラストが悲壮感漂わせてる雰囲気がぴったりな内容でしたね。 奥深い作品で人間の弱さをもろに浮き彫りにしているようなお話でした。 しかしながら、シリアス系は苦手で悲しみの残像が残る中に微かに感じる恋の ほの温かさと言う雰囲気が個人的には萌えを感じないのです。 ズーンと重苦しい設定がなかなか気分を浮上させてくれない、ラストに感じる切なく 感じる二人の心の交差が明るい未来を個人的には感じ取…
茶鬼
昨年『ルールの染みたからだ』がデビューコミックの作家さん。 そちらのレビューにも書きましたが、今井ゆうみさんとか、少し前のカシオさんを連想させる絵と、ショートフィルムのような気持ちの機微を魅せる作家さんです。 前回、短編集だったので長編になったらどんな?と言及しましたが、今回、中編が2本です。 やはり、登場人物たちの「気持ち」というのが大きくクローズアップされます。 その心の見せ方はストー…
雀影
初お目見えの、初コミックス。 繊細で華奢な絵は、今風っていうより、鼻先やあご、肩のとがり方がどこかノスタルジック。 お話も恋愛未満の淡い心の揺れを、繊細にすくい取っている感じ。 こんな、淡淡とした感じ、すきだ。 登場する男の子達の間には、曖昧なくらい淡くても、恋愛感情は確かに存在して、その淡いけれど恋する心の機微を、淡くて切なく尊い物として、繊細な絵とリリカルな言葉でしっかりと見せ…
今井ゆうみさんとかカシオさんぽい絵なんです。 そして、中身は・・・まるで長野まゆみさんの小説が漫画になったみたいな印象を受けました(←これはあくまでも個人的インプレッション) どれも、恋愛未満の恋一歩手前とか、ちょっとだけ友情から逸脱し始めた愛情とか、淡々と、ちょっと切なくて。 必ずしも主人公は少年じゃないんだけど、何気にそれらが胸を締め付けるキュンに繋がる、青い雰囲気が満載の、でも決して中…