兼守美行さんのレビュー一覧

The Barber ~ザ・バーバー~ 小説

水原とほる  兼守美行 

大人の三角関係

今回の中原作品は、キャラクターが実に奥深いというか主人公を取り巻く攻め二人に何やら色々な設定があるそうで、この物語はその一部。
彼等の三角関係が出来あがる話としての位置づけのような感じです。
・・・ということは番外編とかあったりするのかな?
激しく希望!!
そう思うほどに引き込まれる、彼等の過去が知りたくなる謎な男達でした。
しかし、受けの主人公も充分に魅力的で、何となく今までの水原作品…

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皇太子の双騎士 小説

早乙女彩乃  兼守美行 

納得いかない。中途半端な終わり方。

攻め二人と淫乱受という設定が好きなので、期待していましたが実際読んでみると3Pは殆どなく、ラストのところでちょっと絡んでたくらいでした。
もっと3人の濃厚な絡みを期待してたので残念です。
受けも最初は腹違いの弟が好きだったのに、途中で側近の従者を好きになり恋人になります。
そこの気持ちの切り替えがよく分かりませんでした。
でも弟に未練があるのか、一度だけと流されています。
急に好きになったり、…

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皇太子の双騎士 小説

早乙女彩乃  兼守美行 

トライアングル

初読みの作家さんでしたが、トライアングルな設定が好みだったので購入しました。
ジーフリトに対する気持ちって、多分親愛?のようなものだったのかなと思いました。初めからなんとなくテュールはフェンリスに惹かれているような感じを受けたので、こちらが恋愛感情なのかなと思いますが…どうなのだろう。3Pの描写はそれほど濃い感じはなく、どちらかというと年下攻めな部分に萌要素があるような気がしました。
テュール…

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皇太子の双騎士 小説

早乙女彩乃  兼守美行 

情けない皇太子

甘ったるいお話はどちらかというと苦手ですが、時としてヒットするときもある。
しかし、するのとしないのと、どこに差があるのか自分でもよくわからないが、多分今回は受けの皇太子が好きでなかったのかな?

側室の息子で弟になるジークフリトが好きな皇太子デュールは、一途にヂュールを想う近衛隊長で側近のフェンリスとジークフリトの身代わりを承知で関係をもっているのだが、
フェンリスと慕っている兄デュール…

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皇太子の双騎士 小説

早乙女彩乃  兼守美行 

なんとも悩ましい三角関係

受け様であるテュールを攻め様の二人に愛されるお話なのですが
なんとも悩ましいのですよ。     
互いへの気持ちに気が付くまでの時間ラグが明確にあるので
すっきり受け様の相手が決まらないのです。
受け様の流されやすい性格もあるのですが二人を好きになった
受け様の未来はきっと波乱なんだろうと思うお話。
側近であるフェンリスは受け様に命と忠誠を誓う部下ですが
受け様をそれは狂おしい程愛し…

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ブロンズ像の恋人 小説

剛しいら  兼守美行 

ある意味変人なんでしょうね

読み始めて思ったことは受け様の異常性かなぁ~
狂気の世界とまではいかないけれど
このまま行ったら確実に人格崩壊しちゃう手前って印象。
神話の世界になぞらえているけど本来なら
かなり怖いストーリーなんですよね。
統合失調症のお話なんじゃ?って思ってしまいました。
でも、芸術家だからね。
よく、創作の神様がなんて事聞くからその
流れで行くと、あるんだろうなって思う。

理想の肉体美…

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ブロンズ像の恋人 小説

剛しいら  兼守美行 

まさにピグマリオンでした

まさにピグマリオンといった主人公。
理想の生きている肉体を見つけ、彼を写し取るうちに、彫刻だけに存在していた恋人が本物の生きた人間になる。
ちょっと珍しい変わった性格の主人公であった為、なかなかに面白い作品でした。
何て評したらいいのかよくわからなくて、上手く伝えられないので盛大なネタバレしてますのでごめんなさい!

美大を出て有名ではないけど、小さい賞をいくつか取るもそれでは生活してい…

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切ない忘れたいでも愛してる 小説

芹生はるか  兼守美行 

天使が恋人なら世の中怖いものなし

前作『信じてる愛してるそう言いきれる』の続編です。
こんなに早く出ると思わなかった(汗、)

日嵩の友人・室谷の負のエネルギーに浸食され、天使として瀕死の状態になってしまった日和を救うため、自分の命をひきかえにこの二人を助けた日嵩の天使・天祐。
この天祐が猫のエリザベスの祝福で何とか再生することができ、半年経ち日嵩の元へ戻ってきたその続きからです。
今回は、日和、室谷の封印された記憶を一…

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暁の落花 小説

朱西美佐  兼守美行 

味付けだと思えば

中国マフィアも、国家公安も、CIAも、みんな美味しい味のうち。

全体に甘く、ほろほろしたお砂糖菓子みたいにロマンチックなラブストーリー。
サクサクッと軽く食べて、
甘くておいしかった、って、
それで充分。

あんまりシリアスだったり、痛かったりするのは読みたい気分じゃない。
ちょっと甘い気分になりたいの。
って時にオススメ。

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信じてる愛してるそう言いきれる 小説

芹生はるか  兼守美行 

またまた久しぶり

この作品の前に芹生さんの本を読んだのはいつだったっけ?と探してみたら、2008年12月でしたよ。そのときも久しぶりって思ったのですが、またまた久しぶりになりました。
茶鬼さんのお話だと、「鈴木カタナ」さんで書かれていたとのこと。知りませんでした・・・

さて、お話の感想です。

才能に溢れ、使い切れないほどのお金も持っている日嵩のもとへやってきたのは、悪魔の姿をした天使で、「おまえを幸せ…

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