亜樹良のりかずさんのレビュー一覧

ただ一人の男(2) 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

ハッピーエンドのその後

トラウマを扱った長編シリーズの長所は、ハッピーエンドのその後を描いてくれる点にあると思います。

恋を知ってすぐトラウマが治るとは限らないし
そもそも無理に治す必要があるとも限らない。
「普通」でない恋人に、相手が苛立つこともあるかもしれない。

この第2巻では、そんな彼らの「その後」が描かれます。


攻めの尾崎は、受けでトラウマ持ちの如月(語り手)が「普通」になることを望む。…

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ただ一人の男 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

トラウマ持ち受けの魅力

幼い頃両親を目の前で殺されたトラウマで、人が人形にしか見えなくなってしまったバーテンダー・如月(受け・本書の語り手)。

そのことを知った常連の元ヤクザ・尾崎(攻め)は、トラウマに悩まされる如月を抱きしめ、自分は死なないと安心させてくれる。

トラウマ持ちの如月と
ヤクザ時代の名残で今も生傷の絶えない尾崎が
危ない目に遭ったり、すれ違ったりしつつ
愛を深めていくシリーズです。

2

百日の騎士 小説

剛しいら  亜樹良のりかず 

打倒マーリン!

剛しいらさんのファンタジーものが好きで、発売されるのを楽しみにしていました。今回のお話は、千年前からタイムスリップしてきた騎士と自分に自信を持てない大学生のラブストーリーでした。

世界観としては、千年前と現代がうまくつながっていたので、お話にぐいぐい引き込まれていきました。ランスロットの騎士らしい、潔くて男らしい性格がかっこ良くて、寿音に言うセリフや態度にキュンとなりました。ただ、寿音がラン…

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ツインズ・ラビリンス コミック

亜樹良のりかず 

双子攻め

双子兄弟のそれぞれのお話です

最初は双子兄が攻めで、受け様は可愛い子猫ちゃん風の方ですw
その後は、双子兄の方であて馬的活躍を見せた双子弟が攻めのお話
弟の方の受け様も可愛い子猫ちゃん風の方ですw

これは・・・攻めの双子を堪能する作品の様に思います
私個人としては、紳士的な兄が好みですが(*´∀`*)
弟はワイルド系です

先生の画的に、本当に男を抱いてる!と実感できるので…

0

ハート・ストリングス コミック

亜樹良のりかず 

お口直し

甘いホワホワした作品を連続して読んでいると
濃厚で大人なお話・攻め様を拝んでみたくなるので
こちらの作品を手に取りました

画や内容も含めて濃いしドラマCDも出ていて声優さんも濃いw
脳内再生して読めるのでめちゃめちゃ楽しめた作品でした

攻め様はオスの匂いぷんぷんですし
受け様も健気ではありますがオス受け・・・だと
日々、キャンキャン可愛い受けばかり読んでいると
こちらの受け…

0

堕つればもろとも 小説

宮緒葵  亜樹良のりかず 

このシチュエーションが好き

ある意味花嫁ものというか高貴なお姫様が成り上がりの騎士と結婚してというシチュエーションからして好きなのでわくわくしながら読みました。主人公はれっきとした男ですが姫として拝められてきたので一人称も私で誇り高く凛としていました。始めは将軍のことを嫌っています(いたしかたがないと言わずにいられない)が優しさを知り惹かれていきます。ある事件を機に一気にではなくゆっくりと変わっていくのがよかったです。互いを…

3

淫靡な夜 小説

砂床あい  亜樹良のりかず 

すごい知識が増えていく

やはりこういった分野の商品はディープで存在も知らなかったようなものがありました。試行錯誤を繰り返してつくられているのだとわかりました。相変わらず将吾さんは外見は俺様なのに中身がすごいですね!束縛はすごいし情熱的というかエネルギッシュというかそのエネルギーを仕事に向けてください社長なんですから。


あるとんでもない取引から勘違いされて・・・となっていきますが結局はラブラブなので笑えました。真…

3

ラブ・トライアングル 小説

名倉和希  亜樹良のりかず 

3Pなのに軽い

3Pの話によくある
近所の親子に惚れられてどっちも選べなくて結局3人で仲良く付き合うことになる話です。

鈍い受けに攻めが迫ってどっちも選べな~い
ですが、まず2人のうちどちらかと付き合うこと前提で話が進んでるのが違和感ありました。
2人ともと付き合わないという選択もあるのになんでどっちかを選ぶことになっている?

受けの従兄による事件もありましたがすべて攻めが解決して
受けはおろ…

0

恋人は嘘を吐く 小説

剛しいら  亜樹良のりかず 

糖度高めのSFサスペンス

記憶喪失を扱ったサスペンスで
SF要素もあるちょっと謎めいた作品。
しかし主人公は明るく、
ラブい描写もそれなりに多いので
全体的に軽快なトーンです。


目覚めると病院のベッドの上で、
心臓手術の麻酔の影響で
記憶を失ってしまった有利(受け)。
自分を訪ねてくる鹿嶋(攻め)という男は
何者なのか。

鹿嶋との会話から、彼は自分のルームメイトだったのではないか。いや恋人だ…

8

恋人は嘘を吐く 小説

剛しいら  亜樹良のりかず 

現実と、空想がいりまじる

目覚めた病室で 自分が何者かわからない不安。心臓手術を受けた後で、記憶が混乱しているのだろうといわれた。
自分は 蘭 有利 病室を訪ねる唯一の男は鹿嶋天道。
他には 誰も訪ねてこない。病院自体も なぜか 有利の行動を規制する。

記憶喪失の不安と、情報と行動が制限された中での入院生活。
フラッシュバックする 記憶をたどりながら 
本当の記憶を探っていく。
ストーリーは シリアスなんだ…

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