西つるみさんのレビュー一覧

華なるもの コミック

西つるみ 

平安愛憎劇…アオリそのままです。

まず初めに、歴史的背景についてあまり突っ込み過ぎるといけないかなぁ…と(笑)
あくまで平安時代をただの舞台と捉えて、男色の文化など詳しい史実については一先ず気にせずに読むことをお勧めします。

内容は、優美を極める平安の世でのBLです。時代背景を生かした描写も見られ、内容もとても充実していると思います。詳しいことはここで書いてしまうより、読んでみた方が絶対に良いと思うのであえて書きません。大…

5

華なるもの コミック

西つるみ 

平安に生まれなくてよかった

怖い。
どろどろしている。
人がここまで冷酷になれるものなのか。
高前という人間の汚さに嫌気がさした。
美しい犬と呼ばれてちょーしに乗って落ちた。
きれいな男が成り上りだけでどこまでいけるのか、
期待と腹だたしさがあった。
出生がいやしい者だから必死になってこうなったのか。
それは高前にとって必要なことだったのか。
この人はなにになりたかったのか。
最後までよくわからなかった。…

4

「華なるもの」購入特典ペーパー 特典

人間らしくていいじゃない

頭脳明晰・容姿端麗。
そんな高前の苦手なものと言うのは…
きっと本人には汚点なんだろうけれど、
周りからみる分には「ギャップ萌え」以外の
何物でもない!というよい例ですね(笑)。

そして右下の「えぼしあたってる」には
思わず吹出してしまったよ。
絶対実際あっただろコレ、と思う。
現代でいう、キスするときに
メガネが当たる、とか
キャップのつばが当たる、とか
そういう失敗萌…

0

華なるもの コミック

西つるみ 

美しい犬。

時は平安の世。
身分は低いながらも、美貌で寵愛を得て出世を果たす高前。
身分の差という壁に阻まれながらも、求めてくる貴族たちをあしらい翻弄してきた高前だったが…
美貌の成り上がりの生きざまを描く、雅なピカレスクロマン。

BLでは珍しい舞台設定なので興味を惹かれたのですが、キャラクターの麗しさの描き分けが今一つだったので、高前が特別抜きん出た美貌の持ち主に見えず……orz
それから、当…

4

華なるもの コミック

西つるみ 

じわじわくる

BL…というよりは平安時代を舞台にした権力争いが軸のサスペンスのように読めました。
わかりやすくキュンキュンするような恋物語りではないのですが
個人的には、こういうじわじわくる二人の絆を見せられたほうが興奮しますね。
終盤になると受と攻のあいだに憎悪の関係が生まれ、それは死ぬまで続くことに
なるのですが、これこれ!こういうの!待ってました!と思いました。
コミックス1冊分でこれだけの世界…

7

華なるもの コミック

西つるみ 

感情移入せずとも胸を抉る物語ってあるんだな、と。

心が苦しいです…
間はどうにせよ、最終的には
ハッピーエンドと言えるBLばかりを読んできたため、
この幕の閉じ方は泣くしかできなかった…


自らの見目麗しさを武器に
成り上がる主人公高前。
身分の高さゆえ色や才を武器にせずとも
全て手に入れられる智実。

智実はただ「智実である」というだけで、
高前の触れてほしくないところを
刺激してしまうような存在だった。
ただ、高…

14

華なるもの コミック

西つるみ 

月と陽と、そして桜と

本屋のBLコーナーに平積みしてあって、表紙のため息の出る美しさに手に取った一冊。
珍しい平安ものBL。

平安末期、武家の三男という低い身分から美貌を武器に、
権力者達の寵愛を受けて成り上がっていく高前(たかさき)。
その彼に惹かれ、まっすぐな好意を向ける大貴族の御曹司智実。
月のような高前と、太陽のように明るく輝く智実。
高前もまた実は惹かれながらも冷たくし、人々の思惑も絡んで運命…

8

「華なるもの」購入特典ペーパー 特典

高前が可愛く思えます♪

つるっとした質感の白紙に黒一色刷り。大きさはA4を4つに切った小さいサイズ1枚ですが、印刷具合も綺麗で、内容も素敵なペーパーでした。
右半分は、作者さまのコメント(本編を描くに当たっての苦労秘話。)と智実(攻め)と高前(受け)のイラスト。イラストは智実を嫌がっている高前が可愛いです(////)

左半分は、5コマの漫画があります。高前は容姿端麗、歌の才能もあって、常に余裕を感じさせる美しい(…

1

華なるもの コミック

西つるみ 

「い」が在って「ぶ」は無し

一人の武人の出世物語、と額面通り捉えれば
かなり不快な物語かも知れない。
しかしながらもしも彼が日常の殆どを能で言う所の
直面で演じていたとすれば、どうか。
それでも不快と言う人は居るだろうが評者は
その直面の皮の厚さを天晴さと讃えたい。
その見事さが時折ほころびて隠し遂せたと
思った筈の心がこぼれて慌てる様も
又一興だろう、と。

描かない事で却って鮮やかになる彩り。
それ…

8

華なるもの コミック

西つるみ 

これぞ平安時代のBL

新刊チェックで初めて知り、あらすじを読んで平安時代ということで、
これは ぜひ読んでみたいと思い、特典ペーパー付きのお店で購入しました。


詳しい内容や感想は、敢えて書かないことにしました。

受けの高前さんと攻めの智実さんが結局、結ばれることが無かったので、
出来れば この作品のような結末は あまり見たくありませんでしたが、
それでも最後のお話、特に最後の2ページで涙が出ました…

8
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