三崎汐さんのレビュー一覧

やさしいやちよ コミック

三崎汐 

帯に釣られて

タイトルのとおり帯に釣られました(笑)
帯が雁須磨子先生だったら
読みたくなるでしょう!!笑

デビューコミックスは、
少年達の不安定な気持ちを
上手に描かれていたのですが
今回も少年という微妙な不安定さが
上手く描かれています。

短編集だとHまでが急だったり
どこで好きになったかわからなかったり
と疑問が多くなりがちですが、
1話1話綺麗にまとまっていて
読ませるお…

4

やさしいやちよ コミック

三崎汐 

本質を見極める

『はるのうららの』に次ぐ2冊目も、少年達の青春と恋が作者さんならではの視点と表現でハートを虜にします。
表題も、掲載されている全ての作品がもうっキュンキュン♪
そうなの!自分の求めている学生モノってこういうのなの!
素朴な絵柄がまた味わい深く、セリフもモノローグも逐一隅々まで愛おしい。
今回の帯は雁須磨子さん・・・猫ミミついているけどまさにですv

転校が多いからというわけではないが自…

7

やさしいやちよ コミック

三崎汐 

やさしい、やちよ

三崎さんの作品は「はるのうららの」とても良かったので、発売日に即購入!
1冊に大きく分けて、4つ?の短編が入っています。

表題のやさしいやちよは、「はるの・・・」とちょっと似ていて、高校生の微妙な感情が微妙に描かれていて、サラッとしていて、もう少しお話長かったらな・・・、いやこれでいいのか、みたいな感じでした。

3つ目の猫の話がかわいくて、良かったです!もっと後日談下さい!

表…

3

はるのうららの コミック

三崎汐 

迷いながら揺れながら

久々に良い冒頭に出会いました。
出だしのことばがするりと頭の中に入ってきました。
何の大げさな表現もコマもありませんが後の展開の伏線となる文章でもあり、
いい冒頭だなと思いました。
個人的には気持ちよく本の中に入っていけました。

小学校6年生、春希の学校にしゅんちゃん(春介)が家庭の都合で転校してきます。
春希は美山というクラスメートに「おかま菌」と呼ばれていじめられていました。

11

はるのうららの コミック

三崎汐 

こどものお話

絵柄が苦手そうに思えたので様子をみてから買いました。
たまにはこういうのにも挑戦してみようと思い立って読んでみました。
小学校6年の出会いから中学時代を中心にしたお話。
低年齢のお話という時点でかまえていましたが、
大丈夫でした。
いじめのお話は苦手なので、
少し嫌な気分に。
心の葛藤が苦しく、切なかった。
けれどこの気持ちはどこかで感じたような。
春希が素直な子で心が洗われるよ…

4

はるのうららの コミック

三崎汐 

「普通」が、儚い自己の世界だと知る。

「普通」っていうのは、
すごく危ういものだよな、と。
読みながらジクジクとずっと考えてました。
初めて同性への恋心を自覚し、
そんな自分を認めるまでが
ゆっくりと暗さと切なさを纏って描かれてる。
男の子の性的欲求やスキンシップ、
キスシーンも描かれるけれど、
私にとっては「萌えよりツボ」な作品だった。
読んでよかった。
心を突かれました。泣いた。


「普通」というキーワ…

11

はるのうららの コミック

三崎汐 

手をつなぐ。

すごい好きな感じでした。
子どもであることの不自由さみたいなのはあるけど、救いがたいほど痛いとかじゃなく、割とほわほわとした感じで、切なさとかわいさのバランスが良かった。
というか開始4ページで春希のかわいさにやられた。しゅんちゃんがハマるのもわかるわ~
育ちがよくてすれてなくて、そんな子がなついてヘラヘラ笑ってくれたら、一番しんどいときに手をぎゅってしてくれたら、そりゃかわいいさ。
BL…

8

はるのうららの コミック

三崎汐 

思春期の繊細な心が滲み出てます

水の中から響いてくるような、最後の時に走馬灯のように甦る出来事、
そんな雰囲気から始まったストーリーは思春期の少年の等身大の悩みや戸惑い
自分でも気がつかない、認めたくない自分の中に育っている友人への気持ち。

揺れ動く少年たちの心の動きが真っ直ぐに伝わってくる内容で、とても惹きこまれます。
二人の初めての出会いから、二人の成長していく過程、それぞれの家族の問題。
必死で自分を守ろうと…

7

はるのうららの コミック

三崎汐 

彼らはまだ、中学生で

女の子が恋に目覚めるのは早いですよね。作中でしゅんちゃんと春希が出会う小学生のころ、彼女たちは愛とか恋とかに興味を持ち始める。けれども男の子といえば往々にしてゲームに興じたりドッジボールにはげんだり虫を捕ったり魚を釣ったり、そういうことのほうによっぽど関心が向いています。
彼らは自分たちの心にあるわずかな違和感がなにであるかも分からないし、オトコとオンナの区別をやたらとしたがるし、とにかくまだま…

6

はるのうららの コミック

三崎汐 

少年の昇るべき階段

作者さんの初単行本。
小学校6年の春の出会いから始まり、中学時代を中心に子供の心を描いた作品です。
家庭の事情で少し先に大人っぽくならざるを得なかった少年と、兄の事もあり優等生でなければならなかったまだまだ子供の少年との、
子供であるがゆえの出来事や、それに対応する心情が満載で思わずうんうんと彼等の、そして周囲の子供たちの心に共感すること間違いありません。
最近「男の子を好きになるというこ…

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