三崎汐さんのレビュー一覧

はるのうららの コミック

三崎汐 

言葉を失う傑作

大好きな1冊です。
読み返すたび何度でも涙腺をやられてしまう三崎汐さんの傑作。
ポカポカ陽気に誘われて朝から読み返して感動しておりました。
デビューコミックに対してこういう風に言うのは作家様からしたらあんまり喜ばしい言われ方ではないのかもしれないけれど、読み返せば読み返すほどやっぱりすごい傑作だと思うし、こういう作家様に1人出逢う毎に、BLって尊いジャンルだなって噛み締めてしまいます。

7

ゴクラク305 コミック

三崎汐 

予想外の重さとすっきりしない感

ほわほわした表紙の印象から、周囲にほのぼのと見守られつつ愛を育むふたりの優しい恋の話かなと思って購入。
おっと。
全然違うどころか真逆でした。

ゲイであることを受け入れられない男の子。
恋人の態度のせいで「みんなの中の1人」から抜け出せない自分に自信が持てない子。
昔の恋のトラウマに今も苛まれている子。
三者三様悩みが重い!!

幼馴染で高校から付き合っているおーすけとみーくん…

1

僕の手とって コミック

三崎汐 

かわいくてたまらない

「はるのうららの」を彷彿とさせるお話で、作者のファンである私は嬉しくて何度も読み返してます。
不遇な清掃員の主人公にイケメン芸能人の彼というシンデレラストーリーに、作者の切ないモノローグが加わって、でも最後はハッピーエンドで。
当て馬くんも、かわいいといえば、まぁかわいくて。
最近絵のきれいな漫画ばかり読んでいて、ちょっと絵の雑さが目につきますが、縮んだときのかわいさはたまらないです。
エ…

7

わるいこはだあれ? コミック

三崎汐 

そしてラストはじんわりと

チクチク・じんわりな作品集だと感じました。
今作のタイトル『わるいこはだあれ?』。こちらは前作『みんないいこだよ?』の対になるようにということで、前作同様に収録作品のイメージから付けられたようです(あとがきより)。表題作『とおるの話』は作者デビュー作(2011)。その表題作を含んだ4作品が収録されており、いずれも初出は[OPERA](茜新社)です。

<以下、収録順序>
詳細ネタバレをせず…

5

みんないいこだよ? コミック

三崎汐 

ぎゅーっとなる

読み終えて、感想をものすごく書きたいのに書く気にはなれず。でもこの表紙ができるだけ多くの人の目に留まってほしいと思います。収録されているのは、2013~2014年にかけて[OPERA](茜新社)で連載されていた作品が二つ。本のタイトルは両作品のイメージで付けられたものだそうです(あとがきより)。連載時に下記作品を読まれていない方はぜひ、詳細ネタバレ無しで読んでほしいです。

■『こんな事になる…

4

みんないいこだよ? コミック

三崎汐 

まだまだこれから、頑張れ!

同じ大学に通う遠山君と杉村君と里君の話。ぱっと見、三角関係?って感じだけど、それぞれに好きな人がいて、それぞれ何か悩みを持っている。
当て馬に見えた遠山君は友達を忘れる為、杉村君に興味を持つが、杉村君は里君が好き、その里君(別に本命あり)が遠山君と杉村君の仲を取り持とうとするけど、余計こじれて‥
3人の心の葛藤が手に取るように分かる気がする。派手なHは無いけど、個人的には、物足りないとは感じな…

5

はるのうららの コミック

三崎汐 

よくできた青春映画のような

思春期のキリキリした切なさが、すごく伝わってくる作品です。絵に癖のある作家さんだと思いますが、私はこの絵と、エピソードを淡々と連ねていく感じがたまらなく好きす。エロはかなり薄めですが、最終的に幸せな感じがあればエロが薄くても満足です。欲をいえば、もう少し、いちゃついてるところが見たい…かな…。

3

ゴクラク305 コミック

三崎汐 

部屋の中にしかないゴクラク

高校生のときから付き合っていて、同じ大学へ進学し、寮の同室に住んでいるおーすけ(攻め)とみーくん(受け)。ふたりはとても仲の良い恋人同士だが、みーくんの意向により、周りの誰にもカミングアウトはしていない。305号室の中だけが恋人同士でいられる空間だ。
信用できる人には自分たちの関係を伝えて、外でも手をつないだりしたいおーすけと、絶対に誰にもふたりの関係を知られたくないみーくん。少しずつすれ違うふ…

2

ゴクラク305 コミック

三崎汐 

いつかこの秘密を言えるときがくる?

こちらの作品...感想などを書く前にとりあえずハミガキしなきゃ!って思うんです、なんとなく。表紙右側のやさしげな彼(おーすけ)が歯医者の息子で、毎日ハミガキ重視なんですがこれが毎度可愛くて~。カバー下もみんなかわいかった♡何度眺めても飽きないんですよ。※以下もネタバレあり

高校の頃から付き合い出して3年、地元を出たおーすけ&みーくんは大学男子寮で一緒に暮らしています@305号室。小学校からの…

9

2年3組の面々 コミック

三崎汐 

引き込まれる作品

久々に引き込まれる作品でした。
2年3組の5人それぞれの視点で語られるお話です。
登場人物は多いですが、描き分けができているのでキャラの区別はつきやすかったです。
ただ、さらっと読むと誰が誰だか分からなくなるかもしれません。
文章量が多いので読み終わるまでに時間はかかりましたが、読み終わった時にとても満足感を覚えました。
本編はハッピーエンドとは言い難いですが、最後の多部友由樹視点を読む…

4
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