吉原理恵子さんのレビュー一覧

二重螺旋 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

二重が多重。

近親モノと言う事で着手。
お話はあらすじ通りとして、最初は家族の事情から入ります。父がいなくなった事で狂い始めた家庭内。それがほぼ中盤付近まで続いているので、これ一冊のみだとするとどうにも最後が駆け足がちになりそうですが、シリーズモノなので安心できる作品。“それ”らしき要素はほぼ後半に詰まってます。
あらすじを読んで二人兄弟と思われがちですが、他に女の子一人と末弟が一人の合計四人になります。

0

二重螺旋 3 攣哀感情 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

なんかスゴい人ばかりになってきました(笑)

良くも悪くも、吉原さんの作品だなぁと思うお話です。1巻で丁寧に家庭環境や二人が関係を持つまでを説明し、2巻では長兄と次男のラブを中心に心の内を詳細に描き、この3巻では主人公達の社会生活、交友関係と徐々に世界が広がって来ています。丁度上手い具合に「起」「承」「転」と進んでいる感じですね。すると次が「結」?!いや、それはヤダ。早すぎる。正直、吉原さんにライフワークにしてもらいたい位好きなお話なんですも…

5

幻惑の鼓動(18) コミック

禾田みちる  吉原理恵子 

…どうしよう。岡島さんがお母さんに見えてきた。

前巻は蓮の結界崩壊から浄化までが済んだかと思えば、葉月始動! &淳大丈夫? なところで終わっていて続きが気になっていました。
ずっと現代での戦いを読み続けて来たせいか、日常篇が新鮮。
今まではひたすらストーリーの深さや世界観の緻密さ、和テイストな設定が面白い! 凄い! とわくわくしながら読み進めて来ましたが18巻は“萌”の巻です。


岡島と云う条件付きで漸く塔谷の「檻」から離れることと…

1

二重螺旋 2 愛情鎖縛 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

作者本領発揮です・・・

前巻、物語の後半も後半でようやく兄と弟の歪んだ関係が始まり、Hシーンが少ない(でも萌えます)と思っておりましたが、こういうことだったのか・・・。続きのこの2巻。1巻で明らかにされていなかった出来事や、兄と弟の心のうちが詳細に延々と描かれています。ええ、エロの合間に・・・
そう、やはり吉原さんは吉原さんだった。もう最初から最後までえろえろです。あ、やりっぱなしという訳ではないですが、精神的にね、こ…

7

二重螺旋 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

萌え死にしそうです・・・っ!

すみません、すっかり興奮しております。私にとって吉原さんの作品は、ハマればとってもツボですが、微妙なところで外れたりするので、ここ数年遠ざかっておりました。特にライトな作品は合わなかったので・・・
「二重螺旋」シリーズは、何を思ったか、てっきり兄が受けだと勘違いして避けていたのですが、よぉく確かめてみれば、どうやら兄は攻め!そして、受ける弟は黒髪健気系じゃないですか!!これは・・・と、鼻息も荒く…

11

二重螺旋 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

序章かな

兄×弟。
どこにでもありふれた家族。それが父の浮気をきっかけに段々崩れていきます。
ドロドロでしたね~母も兄も弟も姉もみんな壊れていきます。
特に兄が。二重の近親相姦を犯してしまいます。
兄が弟の尚人に対する態度がどこか不気味で脅迫めいていてドキドキしました。兄弟萌えは十分ありましたね。

作風がちょっとおもしろかったのですが、説明文章が長くてあまり話が進まなかったのがちょっと残念かな…

0

幻惑の鼓動(18) コミック

禾田みちる  吉原理恵子 

謎が絡んで正直わかりません

ずっと読んでいるのですが、何年も。
正直言ってよくわからない話です。
最初の頃から余りよく飲み込めてなくて、そのうちわかるだろうと読み続けて早数年。
未だにわからないのに、なんで読み続けるのか?
私はコミックのみで読んでいるので本当に年に数話まとめて読むだけなので余計にそう思うのかも。
新刊が出ると買ってしまうし、読み始めると必ずあぁわけわかんない!と思うんです。
それなのに最後は続き…

2

間の楔 1 小説

吉原理恵子  長門サイチ 

待ってました♪

随分前から興味のあった作品です。
1990年初版で長らく絶版になっていたのですが、改めてキャラ文庫さんのほうで出た作品です。

歓楽都市ミダスの郊外にあるケレス。スラムと呼ばれるそこで、不良グループ"バイソン"を取り仕切っていたリキは、ある人物につかまってしまいます。彼を捕まえたのは中央と死タナグラをすべるエリートの金髪(ブロンディー)イアソン・ミンク。本当ならば決してで…

3

呪縛 と・り・こ 小説

吉原理恵子  徳丸佳貴 

濃いんだか薄いんだか

登場人物は高校一年生です。
クラスメイトの沢田という一匹オオカミによって壊されてゆく、幼馴染みの「オレ」と将人の友情関係。
吉原作品は私のなかで、面白い作品と面白くない作品、きっちりまっぷたつに分かれるんですが、これは面白くなかったです。
登場人物の会話が古くさい。そして寒い。
んで、どうでもいいことに悩んでる気がしてならない。
登場人物に魅力がなく、抱えてる悩みも浅く思えたので、世界観にハマって…

5

渇愛 下 小説

吉原理恵子  鳳麗華 

愛は狂気

下巻は少しパワーが落ちたかなァと思う。
物語の整合性のために残虐度がダウンしちゃったような気がする。といっても上巻との比較なので、じゅうぶん以上に残虐です。血みどろです。
好きとか愛してるなんていう甘っちょろいものより、妄執とか執念とかのほうが力強いんだろうな感じてしまうほど、玲二の持つ闇は狂気です。
ラストが惜しかったかなァ。もういっそ二人で死んでも良かったんじゃないかとw

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