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剛しいら 金ひかる
雀影
月明かりの下、浜辺に倒れているのを見つけた美青年は、記憶を失っていて、さらに心臓病。 ようやく素性がわかったら、母親が他殺体で見つかったと、、、、 ここまででも充分てんこ盛りな設定で、さらに この美青年を見つけたのが、大学病院で医師になりたての男。 これでもかのケータイショーセツ風設定、さすがに剛先生、文章は読みごたえあるし、読みやすいし、まあ、悪くはないです。 一樹の彼女としてちゃ…
剛しいら
久江羽
ネタバレ
先日発売されたノベルズ「愛を描く男」のサイドストーリーです。 本編は日本人の贋作師と鑑定士のお話ですが、こちらはその贋作の元になったイギリス人の夭折の画家、アドレー・ポイズンと、そのパトロン、ジョージ・ハンプウェルトン卿のお話。 恵まれない環境で育った14歳のアドレーが、得意な絵を生かせる仕事を探して教会に行った時、たまたま出会ったのがあちこちに浮名を流しているハンプウェルトン卿でした…
剛しいら タカツキノボル
トモナ
面白かったです。 でもこれには前の巻があることを、あとがきを読んで知りました。 ちょっと調べればわかるのに、うかつ者です。 でもちゃんと一冊の独立した物語になっていますので。初めてこれを読んでもなんの問題もありません。 スペインの王族アナシス×エジプトで神の子として育てられたガレーシャ。500年を生きる人狼の物語です。 アナシスはガレーシャを生涯のつがいとしてつくしますが、ガレーシャの方…
剛しいら 緒田涼歌
茶鬼
男性機能を失った男が、自分の代わりを相手にあてがう。 あれ?谷崎潤一郎(?)小説にもそんな話があったよな・・・と、シチュは似ております。 主人公は若者・美乃理なのでしょうが、彼を手のひらで転がす叔父の葛城が影の主役です。 5年前恋人との修羅場で男性機能を失った大学教授の葛城は、一人優雅に自分の生活を満喫している。 そこへ再婚した妹の連れ相の連れ子(ややこしい!)の美乃理が、いきなり家を…
剛しいら 北沢きょう
感想が書きづらいので、人物紹介をしたいと思います。 イリヤ: 西の大国・ミランの美貌のサディスト。大いなる野望を抱き皇太子を篭絡し、死んだ人間を“人獣”という兵器としてよみがえらせる開発に携わる特殊化学研究所所長代行にまで昇進。陸軍特殊部隊中尉で人獣部隊を率いる立場になり大きな権力を手に入れたが、戦いで倒れた隣国秦安の皇太子・羽秀を、人獣としてそばに置いてから・・・ 羽秀: 秦安第…
剛しいら 三城遥稀
ヒオリク
ターゲット×特殊スパイ いいですね~この設定が萌える! 少年のころに組織に堕ち徹底的に特殊工作員として教育され、殺しをしない・たぶらかし情報を得るのが専門のアン。 今度はヤクザとのつながりがあると噂されるエリート企業の男がターゲット。 スパイとして優秀なアンは、どうにも手ごわい相手に大苦戦!! これは恋?それとも仕事が上手くいかない執着? 仕事と感情に揺れるアンがとてもかわいいです。普…
剛しいら 緋色れーいち
あけみ
亡くなった祖父の遺産を相続するために、15年ぶりにスイスから帰国した高宮和明は、変わってしまった日本に馴染めず孤独感を味わっていました。 友人から「新しくカフェを出店するがオーナーにならないか」と持ちかられ、見学と称していろいろな店へ連れて行かれましたが、どこにも心から寛げるようなカフェはありませんでした。 そんなある日、道に迷い辿り着いた1軒のカフェ“n・MAY”で働くギャルソン・小野寺楽に…
剛しいら 周防佑未
初めての出逢いのときから、お互い気になり目が離せなくなるほど好きになっていたのに、その気持ちを言えないんですよ、どちらも。 チヤベスは身分違いから、イーシュダットはツンデレだから。笑 こんな身動きのならない関係を破るきっかけを作ったのは、王子であるイーシュダットでした。悪い友人と一緒に遊びに行くと脅したんですから。 誘い受けですねぇ。ツンデレ王女受けは、こうじゃないと! どっちも初めて同士…
剛しいら 朝南かつみ
表紙はこれでもかってくらいエロいですけど、中味はそうでもありません。自分の計画を実行するために、カラダを要求されますが、「はい、どうぞ」と進んで差し出したわけでもないし。 愛情を感じ始めてからは、自分から乗っかっちゃうというシーンもありましたが、大人なんだから当然だよねって感じですし。 潰れたペンションを買い取り、そこで父と飼い犬の二人と一匹でひっそりと暮らす脩平。そこで贋作を作り出してい…
それでなくても肌色率が高いカバーイラストですが、帯がないともっと恐ろしく購入しづらい状態になりますね。(そこまでエロじゃないのに…) 贋作師・脩平と美術品鑑定家・幸洋のお話。 父親の汚名を雪ぐため、伝を頼って脩平に贋作製作を依頼しに来た幸洋ですが、お話のはじめの方では、なぜ大金を払ってまで贋作を用意しなくてはならないのかが、いまひとつわかりづらかった気がします。 しかし、幸洋の背景や…