吉田美野さんのレビュー一覧

唇の温度 小説

吉田美野  あわのすけ 

大人だからこそ踏み込めない切なく甘い物語

タイトルに「唇の温度」とあるように、キスシーンが多い作品です。中々キスに焦点を当てる作品に出会えないので貴重でした。ストーリの本筋は、30代半ばの男同士なので、お互いに色んな経験もしているのですが、故にお互い踏み込みきれないのが、もどかしくも切ないです。とは言え攻めの佐々木が受けの牧浦をかなり溺愛しているのがわかるので、切ないだけじゃなくて甘さもきちんと楽しめました。大人ならではの物わかりのよさが…

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