佐々木禎子さんのレビュー一覧

月の欠片 小説

佐々木禎子  麻生ミツ晃 

まっさらな・・・

献身愛?とても無垢なお話で、今まで佐々木作品に感じていたイメージとはガラっと違ったこの本は、自分もふわふわした存在になって彼等をそのまま受け止めてしまえるような、そんな一冊でありました。

事故により8年間の眠りから目覚めた裕真の目の前には見た事のない青年が。
彼は事故の時一緒にいた家庭教師先の教え子・英俊でした。
店先の売り物の花の鉢を盗んだ小学生・英俊との出会い。
それを押しつけられ…

6

妖狐な弟 小説

佐々木禎子  佳門サエコ 

大人になる試練はクライマックスだね

シリアスもふもふファンタジー、もちろん最強ブラコンで甘々も常に根底にあり
普通の人間ではありえない耳としっぽを持つ弟を守る事を心に決めている兄の攻め様と
そんな兄が大好きで金魚のフンと言われているようなイケメン弟が兄弟プラス恋人に
なるまでを、切なさや愛情の深さを背景に描いている作品でしたね。

同じ大学に通う自他共に認める相愛ブラコンの1歳違いの兄弟、兄は医学部で弟は
文系で民俗学を…

4

妖狐な弟 小説

佐々木禎子  佳門サエコ 

評価に悩む

モフモフ好きとしては、買わずにはいられなかった作品。
弟がどうやら妖怪なのですが、
もっとかわいらしいモフモフらしいしぐさが
あれば、より良かったのにな~と少し残念です。
また、ストーリーは、かなりシリアスでした。
なので、「面白くなかった」というより、
求めていなかったので「好みじゃなかった」という感想でした。

血のつながらない兄弟なのですが、
弟がどうやら人間では無いようで…

3

妖狐な弟 小説

佐々木禎子  佳門サエコ 

タイトルのまま

超ブラコンの是枝兄弟。それには訳が!
弟の葉には耳と尻尾があるのです。
葉に何かあったときのため医学部を目指した兄の幹と、自分の生まれを知りたくて民俗学に興味のある葉。
本当は葉は尻尾や耳はコントロール出来るのですが、大好きなお兄ちゃんに誰かの臭いがつくのが嫌でわざとかまってもらいたくてやっているようなのです。

いかに彼らが思いやりを持っ兄弟であるかがずっと綴られます。
民俗学の准教…

5

熱砂の檻からはばたいて 小説

佐々木禎子  佐々木久美子 

わーきんぐアラブ!です。

いやー、これ、結構好きなんですけど古いからかな?レビューがなくてかなしいので書いて見ます。
まず惜しいところ。
表紙以外にイラストはないぜ!!
イラストが美麗なので自分で萌えを補完します。でもちょっとかなしい。

内容はですね、
あらぶな王子様×日本のリーマンです。
学生時代のはかない恋を忘れきれないまま日本の企画運営会社(イベントやさん)に勤めている主人公のもとに、元彼のアラブの王…

1

不条理な契約 小説

佐々木禎子  周防佑未 

ヘタレなりの処世術?

周防佑未さんの色気のあるイラストに相応なタイトル、ハードなラブの展開かと思えば
蓋を開けてみればコミカルに少しのシリアスと、ツンデレさんの甘さを加えたお話。
重くなり凄ない内容は読みやすいと言えばそうなのですが、読み進めるごとに
どんどんワンコ受け様とツンデレ攻め様とのバカップルに見えてくる。
まぁ、嫌いな展開ではないのですが、肩透かし気味ではありました。

内容は、高校時代の同級生の…

3

不条理な契約 小説

佐々木禎子  周防佑未 

帯に用心!

本の帯に「おまえ、今日から俺の愛人になるんだよ! 親の借金のかたに結ばれた理不尽な「愛人契約」心とはうらはらに熱く燃え上がるサディスティック・ラブ」
裏のあらすじもみてみればそれを裏付けるような内容が・・・
しかし!
始まりはそうですが、この文章の半分はちょっと違います。
きっと、これを見ると愛人契約によってエロエロされて、トロトロにされて、それに主人公が苦悩して、買った男はいたぶりながら…

6

殉愛の掟 小説

佐々木禎子  深井結己 

もっとー!

初めて読む佐々木禎子さん。これ、好きです!

話は、小さな任侠組の嫡男が組存続の為に、他組織の男に体を差し出す・・・これは鉄板だけど、登場人物達のキャラがそれぞれが立っていて枝葉エピソードも面白かったー♪

主人公だけあって、哲也は不思議で興味深いキャラでした。
小さい時から、水たまりがあったら入ってみる、木があったら登ってみる、その後は後悔したり叱られたりを繰り返して、組の方針が薬ご法…

4

ドロップアウト 甘い爪痕 小説

佐々木禎子  実相寺紫子 

何かと惜しい要素が…。

ドラマCDのほうが先でしたが…。
やはり、ドラマCDが不出来なわけでもないんだな、というのが初見。
ただし、脇役のメッシュやクロが妙に魅力的なキャラだし、文章もこなれているんですよ…。
って思ったら、JUNE小説道場の出身だったんですね、佐々木先生。

えーっ、だとしたらコレ、すんごい手抜きなのか?と思いたくなった。
いや、小説道場出身者の方々がぜんぶ筆力高いとは限らないけれど、
で…

1

仙川准教授の偏愛 小説

佐々木禎子  新藤まゆり 

まったりまったり…

かな~りゆっくりお話が進んでいきます。

秀真君は何事に対してもウジウジ君です。
仕事仲間を妬んだり、過去の恋に怯えていたり…
ただ、仙川さんを好きだなぁと思い始めて、彼の過去を知ってから、徐々に変わり始めます。

仙川さんは本当に途中まで何考えてるか分からない!
秀真君への興味はかなり初めの内から見せていますが、飄々としすぎててw
そんな彼ですが、過去には暗い出来事がありまして……

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