沙野風結子さんのレビュー一覧

蝶落~雲居の巫女~ 小説

沙野風結子  高階佑 

触手登場、シャーマン男巫女の不思議な話

沙野さん曰く「神々のあそび パートⅡ」だそうです。
前作もエロエロの巫女ものでしたが、今作もエロモード全開で沙野さんのパワーが感じられます。
しかし、神様が触手持ちだったとは・・・予想はされましたが意外な結末に、結構楽しめた一冊です。

笙は巫女として、その弟・悟は神官として、島の雲居神社に住んでいます。
月二回あるというご神託の日に、それを受ける者たちに、いいように体を触られる笙。

4

人肌の秘めごと 小説

沙野風結子  霜月かいり 

マゾ気のある副編社長がそそります。

沙野 風結子/人肌の秘めごと (f‐ラピス文庫)  
純愛:☆☆☆
H度:☆☆☆☆
オススメ:☆☆☆
登場人物 塔野匡毅(カメラマン) 和叉(編集)



アダルト系でした・・。
受の和叉が繊細で、庇護欲をそそるキャラでしたね。
最初に酒を飲まされて床に押し倒されるところは・・マゾっぽいかも
密室の話がほとんどなので、イヤラシイ感じがプンプンしてました。
全体的におもしろか…

0

籠蝶は花を恋う 小説

沙野風結子  佐々木久美子 

王道遊郭モノとして、名作だと思いました

健気受け、金持ち攻め、再会、すれ違い、そして遊郭モノ独特の雅びさや退廃的な隠避さが詰まった一冊でした。
ストーリーとしてはストレートすぎるほどに王道なんですが、洗練された文体とキャラの魅力が重なって、名作といって相応しいデキに仕上がっていると思いました。
遊郭モノはBLにはよくあるし、今までたくさん読んできましたが、そのなかでもかなり上位に位置する面白さでした。

読もうと思ったキッカケはドラマC…

4

蜘蛛の褥 小説

沙野風結子  奈良千春 

執着具合に感服!

『蛇淫の血』はまだ読んでないのですが、内容は直接繋がっていないので最後まで楽しく読めました。

ネチネチした濃いお話が読みたくて手にした作品、これにして正解でした!
沙野風結子さんと奈良千春さんのお名前と裏表紙のあらすじに惹かれたんですが決定的だったのがカラーの口絵です。
一切着衣を乱していない久隅と一糸纏わぬ神谷の絡みが極上にエロかった‥
そんな、心惹かれるイラストでした。

ヤクザ×検事と相反…

2

君といたい明日もいたい 小説

沙野風結子  あじみね朔生 

何でもないことがエロいって…

沙野さんのお話ということで読み始めたせいか(どんな?!)、いきなりの何ということのない朝の描写が、これでもかっ! とめちゃめちゃ淫靡に感じちゃったんですけど。
ただ歯磨きをチューブから出して歯磨きするというだけなのに!

普段の生活は、叔父と甥で穏やかな毎日を過ごしているわけですが、恵多は水たまりを見ると発作を起こしてしまい、その発作も2ヶ月に1度くらいの頻度で起こっています。
多くは風呂…

4

花陰の囚人たち 小説

沙野風結子  小路龍流 

花シリーズ最終刊

刑事の齋は敬愛する四課の鷹羽から、来日中の上海マフィアのある男の元へ潜入捜査を命じられた。
語学力を生かして通訳として男、零飛の元へと潜り込んだ齋だったが、鷹羽と連絡を取っているところを見られ監禁されてしまう。
そして、同じく囚われの身となった鷹羽と零飛の目の前で関係を持つことを強要される。
歪んだ関係と複雑な思いを抱えたまま齋はいつしか自分がその時を待ちわびていることに気づき……

黒…

3

花の堕ちる夜 小説

沙野風結子  小路龍流 

あれ、どこかで見たような

唯一の肉親だった妹を中国マフィアに殺されて、武術師範の蒼は復讐に向かった。
たった一人での襲撃は失敗……傷を負って逃げ込んだ車に乗っていた男もまた裏社会で権力を握る男、零飛だった。
強引に蒼から事情を聞き出した零飛は蒼に手を貸そうと囁いてきた。
そして、その見返りは蒼自身が零飛のものになることで……

どこか影のあるマフィアの実力者と、彼にめちゃくちゃされているうちにほだされてしまう武術…

0

廻り花を揺らす指 小説

沙野風結子  小路龍流 

沙野さんのでデビュー作

酒とギャンブルに溺れる父親と二人暮らしの高校生、八國。
ある日借金を残して父親が蒸発したせいで、取り立て屋たちにつかまった八國は薬をかがされ屈辱的な写真を撮られてしまう。
一度家に帰されたものの、いつ再び取り立て屋たちがやってくるかわからないとおびえる八國に手を差し伸べたのは養護教師の吉祥だった。
行き場のない八國を自分のマンションに連れ帰り、優しくしてくれる吉祥に次第に惹かれていく八國だっ…

2

君といたい明日もいたい 小説

沙野風結子  あじみね朔生 

記憶喪失

叔父×甥。
近親もの好きなんでこれは萌えましたw
恵多は父を事故で亡くしそのショックで昏倒し頭を強打し、部分的な記憶を失ってしまいます。またその後遺症からか、気持ちが不安な時に溜められた水に接すると頭痛の発作が起きてしまいます。
そんなとき助けてくれるのが、叔父の章介。章介は倒れた恵多に優しく接しますが、恵多には章介に密かに秘めた想いがあり、それがバレそうになり恵多は家を飛び出してしまいます。
そ…

5

くるおしく、きみを想う 小説

沙野風結子  朝南かつみ 

痛くて切ない

痛いを通り越して激痛なんですが……大好きなんです。

ずっと憧れていた人に殺されかけた過去を持つ航希。
全ての想いを自分の中に沈めて、弁護士になるために多忙な日々を送っていた。
だけどある日、一つ年上の兄が借金を残して失踪したと知らせが入り、13年ぶりに航希の前にあの男、莉一が現れた。
昔と変わらず兄を崇拝し、航希を憎んでいる男は、借金を肩代わりするかわりに航希に兄の身代わりになることを…

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