雀影さんのレビュー一覧

愛しい声 コミック

陵クミコ 

そうだったのね

カフェのマスター柳井と、その友人はアラフォー。
そこに、柳井目当てで通い詰めている衛。
衛の二十歳の誕生日、柳井は特別に店を貸しきりにして誕生パーティーを開いてくれるというので、衛は、今日こそ柳井に告白するぞと、固い決意で店に行くのですが、そこへいつものお邪魔虫、鵜瀬もやってきて…

結果から言うと、
衛は玉砕して、
鵜瀬に躰をなぐさめられて
親愛と、恋愛の違いを知っていく。
そん…

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ランブル・ラッシュ コミック

高緒拾  神室晶 

飯島課長!

ついていきます!

このお二人の本って、とってもエッチ。

ガッツリ汁まみれ具合なら、他にももっとグチョネチョな作品をお描きになる作者さんは数多いるだろうけど、このお二人の本は、群を抜いてエッチ。

画力にも、ストーリーのセンスにも、文句のつけようがないです。

ネタ的にはありふれた妄想の、結構しょうもないネタなんですが、
それが、あ~ら不思議、
この画力と、
このセンスで見…

2

お前でなきゃダメみたい コミック

白桃ノリコ 

受け攻め関係無しで

片方が、「なんでお前でなきゃダメなんだろう」って絆されデレる系の短編集。

とりあえず、基本的に白髪=イケメン設定。
で、このイケメン君達がみんな、微妙に残念な感じのキャラ。
自分勝手なヘタレだったり(表題作)
うっかり流され系だったり(かわいいのが~)
優柔不断だったり(眼鏡さんと~)
空気読めなかったり(月の中で~)
わがままなビッチだったり(犬も食わない)

この、全体に…

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猫の目のホロスコープ コミック

スナエハタ 

かわいいのに…

童貞で、残念なヘンタイさん達が繰り広げる、可愛らしくもいかがわしい初恋のお話。

登場するキャラが、もれなく残念なヤツばかり。
童貞が基本仕様なのは、キャラを残念な変態にする土台なので、まあ、それは置いておいて、
この、「残念の方向性」が、私の萌えツボには微妙な感じでヒットしない。
それこそ、とっても残念。
っていうか、むしろ、単に「最低なあなた~」が地雷キャラだから、最後に本全体の印…

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夜中に台所で コミック

せのおあき 

表紙買い

表紙の雰囲気に惹かれて買ってみて、
中身を読んで……
って事もままあるけど、
これはなかなかヒットでした。

基本的に、この手の繊細な絵が好き。
お顔の造作のバランスも、狂いのないプロポーションも好み。

キャラクターも、ちょっと捻くれたようでいて、実は純情なメインキャラに、
食えない感じの脇キャラ。

エチも、このストーリーや絵の雰囲気には、このくらいあっさりした、ぬるいエ…

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キスから始まる処方箋 コミック

楽田トリノ 

脱ぐとエロいんだ

この方の絵、ストーリーの地の部分では、顔の造作とか表情とか、ガタイの作りとかが、BLって言うより青年誌の作品ぽくってなんか今ひとつ、
萌が盛り上がりにくいというか、、、
萌に浸りにくいというか、、、
そんな、もどかしさを感じながら読んでいると、

ところがどうして、脱いだらいきなりエロいんだ。
特に受け。


なんだろう?
鎖骨?
肩の線?
肩胛骨?
乳首?

受けの…

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甘えてください コミック

印東サク  

意外性はないけど

その分、安心して読めて楽しめる本。

とにかく、わかりやすいのがいい。

受け攻めのビジュアルも見たまんまだし、
ストーリーもちょっと奥手でヘタレなラブ。
多少グルグルしたりするのも、着地点がちゃんと見えてる想定内。
エチも初めてっぽく、ういういしく、キスがロマンティックな、キスメインの朝チュン。
すっきりきれい系の上品ともいえる絵といい、非常に安心して読める本。

これ!とい…

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恋じゃないなら このさい愛で! コミック

下條水月 

なかなか、かわいくていい

カバー絵はちょっと子どもっぽいかな?と思うけど、本編は一応それ相当のサラリーマンです。

日高は、変態という程の変態でもなく、ただ、ストライクゾーンが狭くて、普通にエロい事妄想しているだけ、
BL世界内では、この程度の暴走、全然ぬるいし序の口です。
倉橋は、年の割にというか、ビジュアル通りというか、ちょっと幼い感じ。
お話のきっかけを「酒の上の過ち」にしたいがためのサラリーマン設定という…

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運がいいとか悪いとか コミック

館野とお子 

やっぱり好き

館野さんは、BLを読み始めた当初に好きになった作家さんの一人。
寡作なのでなかなかコミックスに纏まらないけど、そのかわり、1年かけてじっくり連載→コミックス化のパターンは、1冊の本の中できちんとお話が完結するので、コミックスとしての完成度は、その分高くなる。
この本も、期待に違わない出来栄えで、
ああ、こういうお話が読みたかったんだなぁ
って、読んでいて、乾いた砂に水がしみこむように、実に…

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涕涙まくら コミック

池玲文 

バラエティに富んでる

何だかいろいろ、バラエティに富んだ1冊。

カバーの絵に騙されて、こんな中身の本だとは、ちょっと想像できなかった。

つか、池さんのコミックス読むのはこれが2冊目。
前に読んだのは「人間玩具」。
内容、全く忘れていたけど、レビュー読み返して思い出したわ。
アレの作者さんが描いてて、このカバーで、このタイトルは、むしろ詐欺?

私としては、この表題作より、「指喰い」のほうがしっくり…

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