雀影さんのレビュー一覧

日陰蝶 コミック

名取いさと 

続き物はやっぱり順番に読んだ方がいい

タイトル、当然といえば当然なんですが、、、
この本が出てから、続編の「ひらひらおちる」が出るまで約1年半。
なんとなく、この「日陰蝶」は読んであると思いこんで「ひらひら~」を読んだが、「……あれ?」
結局、あらためて購入して読んでみたら、やっぱり読んだ記憶がない。
家の中、探してもないわけだ。
で、この2冊を通してあらためて読み直すと、ちゃんと意味が通じた。
牧と永田、永田と松浦、そし…

2

氷が溶けるのを待ってる コミック

上田にく 

当たりでした

氷色が印象的なカバーイラストのコミックス。
絵としては最近の流行っぽい繊細な感じで、とりあえず、涼しげな色の本だからっていう理由だけで手に取ったこの本、ここにまだレビューもないし、正直言ってそれほど期待値は高くなかったんですが、私としては当たりでした。
表題作は、ざっくりまとめちゃうと、高校生君が自分をナンパしてきたサラリーマンを好きになるお話なんですが、これがなぜ「氷が溶けるのを待っている」…

4

秘書課チームの淫らな女王 コミック

鳥海よう子 

北村チーフの顔は好き

絵はきれいなんだけどなぁ、、、
スーツ姿とか、体つきとか、表題作の北村チーフのクール顔なんか特に、
絵としては好みなんだけどなぁ、、、
4Pってあたりに不安要素がなくもなかったけど、この絵でエロエロとか読んでみたいかなって思って、
まあ、表題作は、それはそれはエロエロで、期待以上だったし、ここまで突き抜けてると、これはこれでいいかって思えるんだけど、、、

うーん、、
こう、恋愛感情…

2

僕がゲイビ男優になった理由。 コミック

アキハルノビタ 

アホかわいい

いやー
この作品って「ゲイビ男優」って設定の勝利というか、、、
エロのためのエロとか、アホの子受けとかは、正直言って守備範囲じゃないんですが、そもそもの設定が、路頭に迷ったアホの子(司)がゲイビ男優にスカウトされて、監督さん(敬介)に面接とか言いくるめられているうちに、いきなりエッチィアダルトビデオの撮影になっちゃって、結局モデルに採用されて、敬介の家に住まわせてもらうことになったら、毎日二人…

4

怒涛のイカせ体♥ コミック

千歳ぴよこ 

リバに呼ばれて来たけれど

どうも、「愛し合っているならリバれ」党の雀影です。
私がBLに求める物の一つに「お前らせっかく男同士なんだから、同じ痛みと同じ快感をお互いに味わいやがれ」って言うのがありまして、で、リバがある作品を見つけると、こうやって馳せ参じるわけです。

表題作は、子どもの頃のいじめっ子に再会したお医者さんが、診察と称して仕返しをたくらむが、実は、、、なお話。
いじめていたのは好きだったから、で、こっ…

2

マンガ家先生のアシスタントくん コミック

かいだ広 

この評価、読んだら納得

初読み作家さんの初コミックス、ノーマークでしたがここで高評価なので軽い気持ちで購入。
予想外に、といったら失礼だけど、ほんとに思いの外良かったです(言い直したらよけいに失礼な感じ?)
初コミックスで、カバー絵の主役君もいまいち地味で普通な子だし、はっきり言って劇的に絵がおしゃれだったりお上手だったりってわけでもないし。
でも、読んでいてどんどん引き込まれて、読後感がほっこりした。
これって…

7

薫りの継承 下 コミック

中村明日美子 

これ以上はない結末

下巻の方も、レビューが「神」しかないのはいかがな物かと思いつつ、やっぱりこれは、私も「神」。
過去と現在を行きつ戻りつしながら、二人の理由を探していた上巻に対して、この下巻では、お話は結末に向かって一気にひた走る。
そして、迎えた結末は、なるべくして成るバッドエンド。
耽美でせつない結末はこうでなくっちゃ。
さらに、書き下ろしの「暗転」でも因果の糸が続いていて、この耽美さにぞくぞくする。

5

薫りの継承 上 コミック

中村明日美子 

装丁がまず美しい

レビューが「神」しかないのはどうかなぁって躊躇したけど、やっぱり私も「神」評価。
全くどこも、逃げも隠れもしないで、真っ向から研ぎ澄ました描写で展開する上下巻。
この緊張感。
絵の力。
ほんとに隅々まで美しい。
これだけの絵の説得力があってこその、耽美でせつない世界に浸れる。
そして、明日美子先生のエロをこれだけガッツリ味わえるのも素晴らしい。
ただし、明日美子先生の絵がお好きじゃな…

3

ボクの筆、卸してくださいっ! コミック

案丸広(案丸) 

絵は可愛い

絵は可愛いんだけど、、、、

表題作はエッチな妄想にまみれた童貞職人君が、フェロモン全開の美人書道家さん(肉欲強い系)に喰われちゃう話。
これ、最初の方の、先生のフェロモンにあてられて、一人悶々と妄想しちゃう職人君って設定はほいほい楽しく読んでいたんだけど、いきなり先生に誘われて乗っかられちゃう展開に、え?これ、職人君の妄想だよね、普通に会話しながら、職人君が一人妄想を暴走させているだけで、…

0

ひらひらおちる コミック

名取いさと 

「日陰蝶」探さなくっちゃ

前作「日陰蝶」の続きで、結末。
この「ひらひら~」のあらすじを読んだ感じ、「日陰蝶」の方も多分読んだような気がしてとりあえず購入。
結果、前作を既読かどうか、かなり微妙。

この本、完全に「日陰蝶」の続きの内容なので、ちゃんと「日陰蝶」を読み返してから、その続きとして読まないと内容が掴みきれない。
しかし、いきなりこれから読んでも、「日陰蝶」で描かれているはずの松浦と永田、そして牧との関…

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