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神楽日夏 雪路凹子
茶鬼
ネタバレ
ダイレクトな題名に、イラストが今注目の耽美調作家の雪路凹子さん描くところの眼帯の双子と銀色の髪の麗人。 この麗人=皇帝が、両性具有の設定ですので、思わず雰囲気といいあの「アレキサンドライト」的な耽美エロエロ3Pを予想してしまうのですが、、、違いました! あくまでもエロに重点ではなく、両性具有もさほど気にならない程の中性的描写であり、物語性に重点を置いた作者さんらしいお話となっていたのではないで…
鳥谷しず 宝井さき
毎度その意表をつくキャラクターで楽しませてくれる ”エロ鉄人”(←爆)鳥谷作品、今回はどんななのかな?って期待してましたら、何と!!でした♪ 表紙イラストを見たら神主とバイオリニストかと思いそうですが、この一見バイオリニストは楽器は趣味で、ほんとうはマッドサイエンティスト!? 職業設定はさておき、いつもキャラ立ちが見事ですねv ひょっとして登場人物皆天然?と思えるほどにさらっと口にするセリフ…
水原とほる あじみね朔生
とても静かで健気な恋の話でした。 受け視点で進行していくので、攻めの境遇や性格設定もあり若干そちらが弱い感じを受けるのですが、きっとこれが攻め視点だと…と考えた時に、決して彼は存在感も性格も弱くないということが見えてきました。 二人の愛情は、主人公である受けは後に「母性」のように見えるそれを否定して「互いに寂しかった同士が惹き寄せた」と言っておりますが、それはまるで子供を見守り影で支える親と、…
花房マミ 湖水きよ
デビュー作品はとてもキラキラしている声優を主人公にしたあま~い作品でしたが、今回は彫刻家と独特の感性を持つピュアなギャラリーバイトの青年が主人公。 やはり入り方に特徴的な印象付けの手法を持ってくる点は変わりませんが、デビュー作ほどのくどさはなく、しっかりと地に足がついた作品に仕上がっていたと思います。 ただ、この主人公のヒヨコがまさに名前通りに純粋な為と、作品を作る過程の中での経緯から本当にす…
華藤えれな 高階佑
始まりはまだソヴィエトと呼ばれた東西冷戦の終盤の共産国である時代。 それからベルリンの壁崩壊後の7年の歳月を経た再会。 ロシアから独立した架空の国スタボリア共和国を舞台に元ソヴィエトKGBスパイで現スタボリアの副大臣と外務省の職員という、とても因縁のある相容れない立場の二人の物語だったのですが、そうしたシリアスでシビアな背景と事情があるのに、あるからこそか、 ハードとロマンチックが融合してド…
たけうちりうと 北畠あけ乃
警護会社のボディガード同士が恋人のシリーズ。 前作でまとまってますから、前作以上にラブのシーンは少なめ。 しかし、互いに勤務ですれ違いの短い時間を縫ってつかの間の逢瀬を、そして任務を共にする時や、クライアントが片方にちょっかいを出す時、さりげなく威嚇・けん制するシーンなど。 勤務の合間に相手を思い、思いやる時、そんな少しづつ見える愛情シーンでこの二人の絆は強いのだと感じることができます。 …
野原滋 香林セージ
記憶喪失モノですが、とても解りやすいシンプルなものでした。 タウンマネージメントをする建築会社のヤリ手の社長・朝倉とセフレ関係のある秘書の椎名。 この朝倉が過労からくる頭痛発作で倒れた時に頭を打ち、”全生活史健忘症”という過去の総ての記憶を失う記憶喪失になってしまったのでした。 ちょうど情事の直後のホテルから病院へ運ばれた為に二人は恋人という事になっている。 「君は誰?」と椎名に聞く朝…
犬飼のの 山田シロ
キラキラした夜の世界と霊などのオカルトが組み合わさった作品でした。 こうした狗神であるとか霊力とか、そうしたものが登場する時その力が支配する話の展開を予想するのですが、このお話は、自分が予想するのと違った展開で、あくまでも人間同士の力ありきという部分に重点があって、そんな点が意外でもあり好ましいと思ったのでした♪ 強い力を持つ犬神の跡取りの為、その一族から逃げて新宿のホストとして暮らし…
きたざわ尋子 高宮東
不老の種族パル・ナシュという設定の元の2作目だそうです。 前作『秘匿の花』の主人公カイルと英里も登場しますが、前作に全く登場していない登場人物の話しですと、後書きにかいてありました。 再会と執着愛、過去のこだわりがこの話の総てのようで、自分にとって3度ほど読みかえしてみてもどうしても”ヤマなし、オチなし”なストーリーに、色々拾えばアレコレありそうなのに、徹底的に主人公二人の関係だけをクロー…
如月静 六芦かえで
表紙のイラストはパステル調で柔らかい雰囲気。 題字のフォントは題名そのままに可愛らしい。 でもお話は可愛らしいわけじゃないのです。 そして「バカだけど可愛い」のは表紙左側の美形じゃなくて、右側の攻めの事w 帯の紹介にもあるように「年下ワンコ系リーマン×毒舌美人彫刻家の一目ぼれ暴走ラブ」 ではあるのですが、暴走は・・・冒頭だけかな? 誠実で気持ちのよい展開を書かれる作家さんという評価が自…