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いくしまみつぐ
葡萄瓜
この方の描く関係と言うのは、 体液の気配はないのに雰囲気が 濃厚なんですね。 正にエアBLと申しますか。 だから書評子泣かせかと愚考します。 反面、心の揺れを読み取ってゆくのが 愉しみだったりしますが。 擬似親子関係を構築する表題作が BLなのか、と首を傾げる向きもありま しょう。 BLで描く擬似家族、と捉えて読めば 又違う表情も浮かんで参りましょう。
鹿島田しき
恐らく、評価が相当に分かれる一冊で あろうかと思われます。 BLの文脈でありながら進行は耽美を 思わせ、そして絵柄はエロと言い切る には何処かぎこちない。 それはこの作者さんの原点がショタであり、 又異性装を得意とする事に由来するの やも知れません。 描かれている情の深さを汲んで『萌え』の 評価をさせて戴きます。
原典で展開されている関係性と感情を 上手くBLで用いられる感情に転化し、 昇華した作品がきちんと詰まっております。 変になし崩しにしない作品が多いのが 又嬉しいですね。
蝶野飛沫
肉付きがかなりしっかりした描写であるにも 拘らず可愛らしさに溢れてもいる。 純情の一欠片が可愛らしさとなって滲み出て いるのやも知れない。 18歳の受も48歳の受も等しく可愛らしいのだから 始末におえない。
南野ましろ
『天使をください』の物語が展開された 世界で始まる新しい物語。 一読すると主役は猫じゃないかと錯覚 しそうになりますが、実は猫達の愛らしさや おとぼけこそが舞台装置の一部だと 読み返す内にジワジワ判るのではない でしょうか。 この甘さの影響はジワジワ来ます。 ええ、ジワジワと、通奏低音の様に離れずに。
完全に出来上がって甘さを周囲に振りまき倒す 正義と七海。その二人に触発されたカップルが しっかり進展してしまうのがこの巻の隠れた主題 ではないかと愚考します。 肉欲に甘さがしっかりかぶさってもしつこく思う所か あっさり風味に感じられてしまう作風は、恐るべしと 言う感じですね。
原典への想いが暴走して補完に至る、と言う のは二次創作にときたま見られる現象です。 原典に含まれるものに触発されて濃厚になる のでありましょう。 黒さへの誘惑にそろそろ染まる方もお出で なのでしょうか?
いっその事、砂糖どころかカスタードクリームを 吐いてしまいたくなりそうに甘い恋愛模様です。 幼馴染である正義と七海(ななみ)。 恐らく両想いである事は周囲から見て明白なのに 纏まっていなかったのは七海が正義を想う余りに 躊躇っていたから。 でも、一度纏まってしまうとその甘い事甘い事。 肉欲に正直でも作品世界が下品にならないのは、 その甘さが大前提としてあるからなのですね。
生嶋美弥
本作は生嶋さんの作品と言う括りで考えるならば 異色作と言えるでしょう。 ヤンチャでワンコと言う受の性格設定もそうですが、 誘い受と言うか襲い受に近い行為への積極性も また異色。それでもなおエロと言うよりは甘々と言う 感触になっているのは生嶋さんの手腕ですね。 昇柳太にとって体を繋ぐと言う行為は安息の気持ちを 満たす為の行為なのでしょう。彼のヤンチャさは 寂しさの裏返しかと。
受攻と主人公二人の位置付けを説明したものの、 サテ仄かな情が通っているだけの状態でその表記は 成立し得るのかどうか。 困窮故に学校へ行かず靴磨きをして日々の暮らしを 賄う渉と名家と言う籠に囚われ、その中でも人間らしく あろうともがく八尋。二人が惹かれあうのは必然で あったのやも知れません。 彼等のそれからは、静かに続編を待つと致しましょう。 番外編は八尋の友人の劣情とその苦…