葡萄瓜さんのレビュー一覧

二次創作

一宮思帆 LOVEPOTIONNO.9 コミック

一宮思帆 

昔ながらの隙間手法

タイトルのつけ方に評者なぞは懐かしさを
感じたり致します。
古き血気盛んな二次創作同人誌と言う
雰囲気がございますね。

ジャンルと画風のバランス選択の感覚の好さに、
しっかり満腹できる一冊かと拝察します。

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狂犬ブリーダー コミック

楠本弘樹 

恋する男は不完全

酔っ払って本性を曝け出した年上の後輩に
戴かれてしまい、でもOKな自分に苦笑する
WEBデザイナー(表題作)。
完璧とは言い難い何処か補完し合う関係を
渋みのある色気で描く作品を収めた短編集
です。

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吸血鬼の肖像(2) コミック

楠本弘樹 

ひととして

ルゥのひたむきな想いに勇気づけられて
運命に立ち向かい行くザイン。ザインへの
想いを更に強くするルゥ。
二人の想いは、新しい明日を開いてゆく。

運命故に閉じた世界に沈み行くのではなく、
新しい明日を二人で歩こうと支えあって進む
新しい形の吸血鬼譚。
どういう明日に二人は落ち着くのでしょう。

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吸血鬼の肖像 コミック

楠本弘樹 

弱き者、汝の名は?

街角で絵を描いて生計を立てていたルゥは
ある日ザインと出会い、彼の肖像画を描く事を
条件に生活の庇護を受ける事となった。
そしてルゥは知る。ザインが吸血鬼である事を。

苦悶する吸血鬼を彼を想う人間が支え、見え難い
明日を掴み取ろうと歩みだす物語。
受の立場にいるルゥのひたむきな想いと芯の強さに
漢らしさを感じます。

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二次創作

銀風怒濤(アンソロジー著者他複数) コミック

『銀の嵐を吹かせるぜぇ!』

『銀魂』二次創作アンソロジーの一冊。
性描写の激しさよりも丁々発止の駆け引きに
重心を置いた作品が集められている様な
手応えがあります。
カップリングは不特定多数とお考え下さい。

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CHERISH BOY コミック

星崎龍 

ショタ@オトコノコモード

クラスの人気者が大人しい男の子の世話を焼き、
やがて二人は恋に墜ちそして…と言う王道パターンの
表題作とその続編、中学生と高校生の幼馴染が
心の距離を体を重ねて埋める恋愛確認譚、
幼馴染の別離から再会までを描いた一篇、
可愛い男の子に弱い(呪いも解く)鑑定士の話、の
五篇から構成されている短編集です。
作品発表時と単行本刊行時と言うのは、90年代
ショタブームが終わって次のブームが…

1

どらきら (新装版) コミック

シマダマサコ 

もう少し続く、かな?

2004年に刊行された『どらきら』に単行本未収録の
連載分と描き下ろし作を加えた新装版。
カラー口絵は旧版表紙絵を用い、旧版の口絵(入浴
シーン)の再録はありません。あとがきも差し替えと
なっています。

……新装版になってもまだ伏線は回収されないの
ですね。その点だけが読み手として非常に気掛かり
です。メルヘンBLと言う認識で受け止めただけに。

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69 コミック

シマダマサコ 

解きにくい伏線

少なくとも、受と攻が保育園に始まり
高校生に至るまでの同級生で…と言う
部分は判るのです。二人の人間関係も
おおよそは見当がつきます。
しかし、二人を廻る都市伝説とやらが
妙に話しに絡むのでそこから話の芯が
ぶれている感じがします。
果たして、続巻で伏線は回収されるの
でしょうか?
受と攻の醸し出す雰囲気が結構妖しい
ので気になる所です。

2

小説イマージュ 1(アンソロジー著者他複数) 小説

耽美から一歩

恐らく、「BOY'S LOVE NOVELS」と名乗ったのは
この本が初めての筈です。そして、小説JUNE以外の
こういう方面の小説誌でも初めての存在だったかと。
それだけに収録作品の端々に濃厚な耽美色が漂って
います。それは決して古めかしい香りではなく、むしろ
今に通じる重厚さとして展開されるでしょう。

表紙イラスト / 竹田やよい

1

Fudge 1 (アンソロジー著者他複数) コミック

時代の産物

表題作相応の「鍋島専科」ですが、今で言う所の
不細工受と言う事になるのでしょうか。
好きになると言う行動に理屈は無い、と言う事を
シニカルに描いた佳作ですね。
惜しむらくはこの作品が自費出版の選集にのみ
再録されているという点でしょう。
受と攻が自分達の事を「やおい男」と自嘲している
光景に時代を感じますね。

他の作品は概ね進んでいてもキス止まりです。
ボーイズラブ草創期の息…

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