葡萄瓜さんのレビュー一覧

狐の魂呼い コミック

カメイ与五郎太 

ふわり、骨太

狐狸天狗の絡むファンタジーと言う体裁を
とりながら、心情の描き出し方は繊細かつ
骨太。
心の結びつきで何を超えようと試みるのか、
実に味わい深い作品世界が醸し出されて
いる。

1

異邦人~エトランゼ~ コミック

こだか和麻 

鮮やかな陽炎

精を喰らう者と喰らわれる人間、その間に
情が通うからこそ切ない情愛が生じる。
玄斗と月哉の息子・絢も、それとは知らずに
情愛に胸焦がし、そして…。

オヤジを耽美に味わう事の出来る一品です。

0

ボディガード コミック

野村圭一 

メンズラブの熾火

全編ボーイズラブと言うよりはメンズラブと言うべきか。
受々しい殿方を描き出す筆力は未だ健在かも知れない。
激しいエロスは、暗黙の内に溢れる情感あっての賜物です。

1
非BL作品

絶愛―1989― 2 コミック

尾崎南 

仮面の功罪

最初の直感をどう解釈すべきか。
瞬間の自分の感情はまやかしだったのか。
その答えは、きちんと葛藤しないと出て来る
筈が無い。
その葛藤を描いたからこそこの作品は今日
まで残ったのだろう。

一瞬の素顔の煌きも、決して嘘ではないけど。

0

好きじゃないけど愛してる(2) コミック

南野ましろ 

奉仕する者

奉仕する者、汝の名は攻なり。
……正にそう言う感じですね。このカップルが
平穏なバカップルで在り続けられるのは攻が受に
ひたすら奉仕しているから。

攻の健気さに焦点を当てると、又違う物語の一面が
浮き出てきます。

1

好きじゃないけど愛してる(1) コミック

南野ましろ 

甘さの王道

甘い。ひたすらに甘い空気が充満しています。
とは言っても決して不愉快な甘さではありません。
既に出来上がっていると公認されている関係に
更に念を押す様に家族の要素を追加すると
何処かでバランスが崩れそうになるのですが、
その危うさが微塵も無い。
幸せの肖像をさりげなく押し付けがましくなく結構
骨太に描いた佳作です。

1

ガクラン天国 1 コミック

村野犬彦 

汗臭乙女

学ランをキーワードに乙女な漢達の
恋愛模様が時に切なく時にコミカルに
展開されて行きます。
それを等身大と観るか誇張と観るかは
お好きな様に。

『お兄ちゃんと一緒』はレディースコミック
雑誌(誌名失念)に掲載されたショタ作品。
こちらは純粋に可愛らしさを味わえます。

1

タブー 小説

須和雪里  西炯子 

BLと耽美の合間で

JUNEと言うのは不思議な空間で、
耽美とBLとが何の問題も無く隣接
できた不思議な場所でありました。
その為、BLと耽美のハーフの様な
作品群が生まれる土壌でもあった
訳で…。

学生服を纏った少年達が織り成す、
時には暴走も含めた繊細な恋模様。
それは懐かしい様でいて、新しいもの
なのでしょう。

1

貝殻にウォークマン 小説

松岡なつき  桃栗みかん 

一滴は、海へ

南洋の自然に抱かれて愛を育む二人。
そこで二人だけの世界に閉じ篭るのではなく、
あくまでも自然に溶け込んで愛を育もうとする
力強さが物語を引き締めています。
淡々としていながら、読み応えのある作品です。

0

泣いちゃいそうよ。 コミック

タカハシマコ 

純情+不器用=可愛い

表題作のテーマ『義兄弟の恋愛』って
さらりと描くのが難しい題材だったりします。
この作者さんだからこそ良いバランスで消化して
可愛さを出せている部分はありますね。

こう言う可愛さの演出を嫌味なく出来る人って、
ホント少なくなりました。

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