葡萄瓜さんのレビュー一覧

裸の少年 コミック

ひんでんブルグ 

時代の反映

90年代後半のショタアンソロジーブームの中で
発表された作品群を納めた一冊ですので、どう
しても時代の色は出てしまうのではないかな、
と思います。何しろショタを描く・描ける作家さんが
少なかったのですから。
この方がそれまでショタを描いていたとしても、
発表媒体は男性向けのものだったのですよ。
男性向けショタとして改めて捉え直すなら萌えは
あるでしょうね。

2

美しい美しい美しい コミック

高口里純 

匂ふもの

恋慕と言うには余りにも希薄な関係。
好奇心の言い訳に恋をする振りをして
いるのかも知れない。
それは、自分が自分に仕掛けた罠…。

0

恋愛方程式(2) コミック

こだか和麻 

完熟寸前

半熟の時期は過ぎてしまって、完熟寸前の
恋心を持て余している主人公二人と脇役二人。
体で表現できてしまう感情なら楽なんでしょうけど、
なかなか踏み切れないこのもどかしさ。
実に味わい深いですね。

1

オヤジ回廊へようこそ コミック

みささぎ楓李 

拓ける時代

オヤジ…と言うとふた昔前程前は攻と言う
暗黙の了解がありました。
それが世紀を超えるとオヤジの愛らしさが
段々開拓されて参りまして…それは無論
この方の様な描き手が増えてきたからでも
あるのでしょう。

オヤジ愛に一緒に酔うのもまた一興でありましょう。

0

ディープブリージング―深呼吸 小説

神谷凪  金ひかる 

必死な俺様

俺様には多分二種類あります。
自分に自信があると確信している俺様と、
自分に自信があるのだと自己暗示をかけて
いる俺様と。
どちらの俺様にしても、心底惚れてるなら
振り回され甲斐はあるでしょうね。

俺様だって甘える胸は欲しいでしょうから。

2

モーニングキスをよろしく 小説

佐々木禎子  初田しうこ 

いっそ清々しい

常識の鎖から解き放たれた受の心身の正直さが
清々しく思える作品です。
恥じらいもあるんですけどそれ以上に愛しさ故に
思い切り先走ってますね。

砂糖吐きの寸前と感じる方もおいでかも知れません。
それなりの対処は必要かと。

0

たのしくなかよくやさしくね コミック

くおん摩緒 

イチャイチャしかありません。以上。

本当に(良い意味で)イチャイチャしか
ない作品なのですね。波乱はあっても
とりあえずきちんと丸く収まる方向で。

好き嫌いは分かれてしまいそうですね。
佳作であるのには違いなのですが。

0

少年玩具 コミック

紬きゅうた 

匙加減

メインディッシュには力がしっかり
篭められているのですが…。

後は味わい方次第と言う所でしょうか。

0

だぶるらぶ コミック

乙里玲太朗 

平行線慕情

表題作シリーズでは双子の兄弟の
恋模様が瑞々しく描かれています。
心情エッチ、と言う感じでしょうか。
全作通じてほのぼのとしたトーンで
関係が展開していますね。

0

櫻狩り 上 コミック

渡瀬悠宇 

鮮烈な、余りに鮮烈な

美とは憧れであり宝玉であり幻影であり、
そして、ひたすらに残酷なものであります。

滅びもまた一つの救いの形なのでしょうか?
それとも、本当の救いに至るまでの寄り道
なのでしょうか?

物語が一先ず幕を引いても明かされない
かも知れませんが、暫し次の幕開けを
待ちたいと思います。

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