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18/138(合計:1371件)
加東セツコ
葡萄瓜
アドリブの連続ではなく、秒単位まで きちんと指定された台本の中で進む物語、 と評者は受け止めました。 その上で端々に潤いを持たせた進行が なされているのだから流石としか言い様が ありません。 端正な人達の織りなす恋物語を読みたいと 言う時には安心できる選択肢でしょう。 表題作並びに舞台を同じくする併録作は 前提付で進行するだけに好き嫌いが 分かれるかも知れませんが、そう言う…
野々宮ちよ子
読み通した後に残ったのは、満腹感と吐息でした。 この作者さんの作風はかなり好き嫌いが分かれる だろうな、と評者は拝します。 しかしながら、この作品に関して言えば通して 読んでから判断してくださいと推しておきたい。 この作品はいわばプレートランチです。 で、ややこしい事にジグソーパズルの要素も あるのですね。 ある程度欠片が嵌った所でようやく美味しさが じわじわとしみてくる…
CJ Michalski
畳みかける様に押し寄せるCJ節。 とりあえず一寸何か甘いおやつ感覚のBLを 読みたいと言う時に選んでおいて損はない 一冊です。 一寸かしこまったスイーツと言うよりは スーパーで特売しているプチシュークリーム みたいな感覚ですね。 一冊の中に攻が3匹登場する訳ですが、 3匹とも何らかの形でアホなのが実に気楽です。 だからお約束展開の連続でも綺麗に 収まっていて厭味が無い。 …
JUNEの創作コードをBLの手法に組み込んだら こう言う作品が出来るのか、と考えてしまう 端正な作品です。 物語として隙が無い反面、読者側で焦点を 常に気にしていないとたまに萌え所に迷って しまいそうな印象も受けます。 表題作だけではなく併録作も隙が無いもの ですから、気楽に読み流すには適さない 一冊かも知れませんね。 少しずつ間合いを詰めながら読み込んで いくと蜜の部分を味わ…
加藤絵理子
このレーベルの作品だと考えてみると 成程と納得できます。 初心だけど一筋縄ではいかない作品が 多いですからね。 この絵柄でこう言う展開に持ってくるかと 言う驚きから中々復帰出来ないでいる 評者です。 良い意味で意表を突かれました。 ある意味帯の存在がネタバレになっております。 帯をみた段階で読みたいという気持ちに 揺るぎが無ければ潔く泥沼に落ちてしまっても 良いかも知れま…
恋煩シビト
帯で島あさひさんが推薦文を書いておられる訳ですが… 一冊読み通してからどう判断すべきか迷ってしまう訳です。 これは表題作にのみ向けられた推薦文か、それとも 一冊読み通した上で全体に向けられた推薦文か。 ある意味多彩な作品集ですし、帯ですからそれなりの 忌み言葉も存在したでしょうし。 と、思いを馳せてしまう程に判断に迷う作品集です。 執着が好きな方になら一先ずお薦めはしますが、 それ…
市川こころ
表題作と併録作には距離感と言う共通項があります。 それにどう対峙するかで作者さんの重ねた年輪が 視えると言う次第になっております。 目指す所は両者ともきっと同じなのでしょう。 一冊を通じて歯応えはとても良いです。 味わいもぼやけずしっかりした感じです。 自覚してしまった人達を優しくしっかりと 描き上げた上で収めるべき所へ収めているので 不快感は無い筈です。 こじらさせてしまっ…
吹屋フロ
恐らく、ここまで重苦しい愛着で雁字搦めに なった牛若丸は居ないでしょうね。 この物語で彼に絡みつく愛着の一つは義経を 語る際に一度は触れられるものなのですが、 この作中ではそれを皮一枚剥ぎ取って 隠し味として絡めています。 一冊を通して語られたと評者が読み取ったのは 勝者側からの視点ではない諸行無常。 そう言う中で繰り広げられる絆の物語ですので、 いささか腑に落ちない部分もあ…
解説書の解説をする、と言うのは野暮ったい 振る舞いですが本筋に触れない様な所を少し。 このボーイズラブ特集の中心人物と目される 金田淳子さんはかつて詩と批評の専門誌「ユリイカ」にて 三回に渡り編まれたボーイズラブ特集にも 関わられた方です。 そう言う「探る」事には手馴れている方であると 評者は認識しております。 そう言う方が美術手帖誌上でユリイカ誌上と 同じ事をやる筈がありません…
会川フゥ
男女ものでありがちなパターンを只移植しただけ だったらきっと萌えなかったんじゃなかろうかと 愚考します。 男同士だからこその微妙なあれこれを詰め込んだ上に 関係者全員が何処か乙女心を持っている展開に 持ってきたから上手く萌えたのかな、と。 帯自体ネタバレと言えばネタバレで気にはかかるのですが、 そこにプラスアルファがあるので更に読み込めるのが 嬉しいですね。 併録作も良い具合…