total review:308238today:23
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
44/138(合計:1371件)
尾崎南
葡萄瓜
この作品は二次創作作品との距離が 余りに近かった為、冷静に評価される 機会を奪われてきたのかと最近回顧 しつつ思います。 確かに二次創作から派生した骨格は 厳として在ります。 しかしそれ以上に少女漫画の文法に 従いつつその中から何か新しいものを 生み出そうという試行錯誤、換骨奪胎の 痕もあるのです。 最終的にこの作品は従来の少女漫画の 文法から飛び出した世界を展開する事に …
こおはらしおみ
改めて読むと、抉られる話です。 恐らく当世流の感覚で読み解いたなら、 JUNEに分類されてしまうのでは無いか。 そう言う理不尽な重みを内包した連作です。 後書・「カケラでキラキラ」に綴られた 作者さんと編集さんのやり取りは ボーイズラブと言う言葉の中にある幅、 その認識差異を浮き彫りにした好例でしょう。 個人的にはこの様な流行の感覚に乗る事を 潔しとせず吾が道を行く作品、嫌いでは…
表紙と本文各作品のバランスが程好い、 アンソロジー形式の雑誌です。 表紙買いをしても多分損はしないないの では無いか、と評者は感じます。 評者の個人的な好みで作品を挙げよと 言われたら、評者は先ず桃井ジョンさんの 作品を挙げ、ついで池田ソウコさんの作品を 挙げます。 桃井さんの作品は寡黙な心理描写故に。 池田さんの作品は受の蕩ける愛らしさ故に。 冒頭にも書きました様に全…
帯に曰く。 『亀と竿に反応できるオトナの女性限定アンソロ』。 この時点で悪い予感を覚えた方はこの本の存在を 記憶から消去する事をお奨めします。 昔話のBL解釈と言うのは無い様であるものです。 ですからそこにギャグを取り込んで新境地を開拓 しようとした版元さんの実験精神には敬意を表したいと 思います。あくまでも個人的に。 ただ、そのギャグの捻り方にも色々とございまして…。 …
店頭で表紙を見た瞬間評者は思ったのです。 「今度は流石に外してしまったン違うの?」と おばちゃんモードで。 しかし、このシリーズは読者の杞憂とは恐らく 正反対の位置に常にある様で、今回も本当に 面白く読めました。 キャラクターの性格設定はシリーズ前3作に比べ 全くぶれておりません。むしろグレードアップして いる方さえ見受けられます。 そして学園設定にそれらを組み込んだ事で空気系が…
正直評者はこの一冊を舐めて掛かってました。 何しろ表紙がこうじま奈月さんです。 と、言う事は内容のバランスが多少拙くても 表紙の力で乗り切ろうとする思惑があったのでは ないか、とつい勘繰った訳です。 しかし、評者の勘繰りは良い方向で裏切られました。 執筆陣全員が先読み不要の「良くぞ!」と思う オチをきちんと用意されていたのですね。 展開にも無理はありません。擬人化前後の属性を 上…
BL童話アンソロジー、と銘打たれた一冊ですが その立ち位置はかなり微妙かと感じます。 何しろ実質的に志向されているのはBLでは無く、 「男の娘受」と言う展開です。 確かに正式なタイトルには偽りはございません。 「the Prince collection」ではなく「the Princess collection」なのですから。 そしてもう一言補足すれば性描写のレベルが 男性向けシ…
ミキマキ 進藤ウニ 守里ゆうじ
丁度良い所で完結になった、と言う感の 最終巻でございます。 惰性で続ける事は若しかしたら可能だったの でしょうが、そこを敢えて切り良く纏めたと いう感じですね。 内容的には擬人化から半歩踏み込んだ キャラクター化と言う感もあるのですが、 擬人化のツボである部分はきちんと押さえ、 なおかつそこからの展開も加えてあるので 安心して世界観に嵌れます。 そこはやはり作家陣の人数も関…
速瀬みさき
果たしてこの本編はバカップルのノリを 描きたいのかそれとも他のノリを描きたいのか、 益々混迷を深めている気が致します。 評者の感覚では決して嫌いでは無いのですが ……綺麗なBLのノリを求めている人には 焦点が決め難いかも知れませんね。 本編の微妙さと比べると、と言うとかなり 失礼なのでしょうが併録短編二編は相当に 小気味良く纏まった佳作です。 この出来加減から考えるとこの作者…
沖縄からのゲストを迎えてのシリーズ第三弾。 練れて来た分だけ身内ネタに走るのだろうかと 言う心配は評者の中に確かにあります。 で、心配は的中したのですが同時に変な安心も しました。 何故なら身内ネタに走りつつキャラ設定の定型を 崩すという作業が散見されたからです。 よく冒険したなと思う反面、これを成功させてしまう 作家陣の力量恐るべしと。 次回には是非ドムドムバーガーを登場さ…