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なると真樹
葡萄瓜
先ずこの本の粗筋を見て疑問符を浮かべられた方に。 この本はダリアコミックスから先行して刊行された 『新宿ろまんす』(全2巻)の続編であり、物語の展開から 考えるなら番外編と位置付けるべき巻であります。 ですから作品世界を満喫しようと思われるのなら 『新宿ろまんす』も併せて読まれた方が良いでしょう。 この本だけでもかなり楽しめますが、脇にいる人間関係とか そう言う辺でつまづく可能性があ…
真田和史
後書きでは、何故この本がほぼ100%『D.Gray-man』 二次創作再録になったのかと言う事情が豪快に語られ ます。 昔の原稿をシュレッダーで粉砕なさったってそんな 豪快な…。 で。 紡ぎ出された作品はそんな豪快さとは全く縁の無い、 心の間合いをゆっくり測る様な繊細なもの。 アレンが最強鬼畜攻様に設定されて居たりしますが、 それもまた味わいの一つでしょう。 噛めば噛むほど…
黒川あづさ
受が力関係の逆転の中に見出したものは なんだったのか。 今まで肩肘張って言い訳を重ねつつ何かに しがみ付いていたのが、力強くなった攻に 常識を崩され絡め取られ、世間にしがみつく 所が無くなったので攻の想いの中に墜ちて行く。 疲れを癒す為の緊急措置だと言う言い訳も 出来るでしょう。 実際、受は攻を受け入れる際に言い訳を用意 してますし。 受は結局、自分にとって都合の良い居…
日の本也
初期のボーイズラブの多くは、一方的な想いを 押し付ける所から物語が始まっていました。 この一冊に登場する人物達の織り成す物語も 殆どそう言う所に端を発しています。 ただ違うのはその想いの処理方法です。 押し付けられる想いの中だけで満足するのでは なく、そこから更に一歩進んでゆく。 実はそこからがこの作者さんの腕の魅せ所で ありまして。 表題作は1999年から2005年に掛けて…
DUO BRAND.
ネタバレ
攻はかつて人としての名を与えられずに育った暗殺者。 受は或る刀に魅入られてしまった刀鍛冶に飼われている 剣士。 何の接点もなく出会った様に見える二人ですが、心の奥に 惹かれあうものがあって出会ったのでしょう。 (実は巧妙に隠された因縁も二人を結びつける一助となって いるのですが、それは本編を読み解いてから納得して戴きたく)。 修羅の道に生きざるを得なかった者同士が人として生き直す…
いくしまみつぐ
いくしまさんの作品を読む、と言う時点で 既に判っていた筈なのです。 絶対お預けを喰らうなんて事は。 で、案の定お預けを喰らっている訳ですが この幸せな読後感をどう言う風に表現すれば 良いんでしょう。 キス以上に進まない関係を傍で見ながら やきもきしている自分に苦笑しつつ、 良いからもっと焦らしなさいと焚付けたくも なっているのですから弱ったものです。
天野真歩
有能な霊能者が大車輪の活躍をするファンタジー… を期待された方に非常に残念なお報せです。 本編の主人公は有能ではありますが表紙ほど格好 良い男ではありません。恐らく表紙の様な格好良さを 維持できるのは一日の内30分程度ではないかと推測 されてしまう程の面倒臭がりでヘタレです。 それでもこいつが主人公を張れるのは、ひとえに その内に秘めた誠実さ故なのですね。 だから裏表紙で並んで立っ…
ホームラン・拳
受けのアルの同輩の存在が容認出来なかったが為に 敬遠していた作品です。 その同輩・イーの存在が物語の大きな鍵になっている 事は理解出来たのですが、彼の行動原理が容認出来 なかったのです。 作者さんの愛は彼に注がれているそうなのですが、 それならばもう少し彼の行動に対して良い〆を与えて 欲しかった、と読者として感じます。 アルと朔太郎の結ばれたきっかけはかなり残酷です。 それも…
すがはら竜
エロを中軸にした展開であるかの様に見せかけて、 実は手強い主題を持った物語です。 攻めは受けの為に命を差し出す覚悟で全ての采配を とろうとし、対する受けは攻めへの想いを強くして 行きつつ自分達を縛る運命に抗おうとする。 耽美なら恐らくありがちな主題で、重く描かれるのが 定番の展開になるのでしょう。 それをエロ要素強めのショタがかったBLで展開し、 程よい風味に仕上げているのですから…
楽田トリノ
表紙を見てから本編を読んでついでにカバー下を見て 「絵柄が違う!騙された!」とお怒りの方へ。 いえいえ、この表紙で正しいのです。 この表紙には物語に隠された腹芸の黒さが凝縮されて いるのですから。 ついでに申し上げますと出版社から提示された粗筋も この表紙も表題作のカップルに関するものではありません。 同時収録作『ねじれた音符の奏で方』のものです。 で、その作品の攻めは表題作の攻め…