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63/138(合計:1371件)
青春
葡萄瓜
個人が描き続けた擬人化コミックと言う点では 『ヘタリア』と並ぶ存在ではないか、と評者は考えます。 そして個人が描き続けたからこそ設定にぶれが 生じなくなり、さり気ない毒も爽やかに描ける様に なっているのかと。 個人的には新幹線各線の性格差がツボかな、と。 特にJR九州の黒さなぞ。
カバー含む参加者13名の内10名が描き下ろしを担当… まあ、アンソロジーはジャンルの実態の氷山の一角と思えば。 内容的には失速している様子は無く、むしろ脂が乗っている 感じですので。 公式がこれらの設定をさり気なく取り込みそうな危惧も 少し感じ取れそうな、そう言う内容です。
山田ぼたん
『愚者の楽園』のみ初出が2000年、他三作は描き下ろしとの事。 現在の作画はアメリカの版元にてYAOI作家として経験した時間を 経た後のものでありますから、些か往時とは違和感を感じる方も おいでなのでしょう。評者は敢えて往時の作画を収めて欲しかったと 愚考しますが。 映画の様に展開する流れは、洋行経験の賜物なのでございましょうか。 海外に改めて輸出し、Botan Yamadaの晴れ…
あおいゆーむ
ネタバレ
一言で言うと、猫の未練が乗り移って受に 猫耳猫尻尾が生え、そこから攻との距離が 縮まってやがてHAPPY ENDと言う話です。 そもそも受が猫の未練に乗り移られたのは 攻に片思いしてたせいだったりしますが。 そして猫耳猫尻尾が生えたせいで猫好きと 言うよりも猫耳好きな同級生に言い寄られて 波乱に放り込まれる受。 果たしてその結末は……と言う所まで書くと 興褪めですので伏せますが。…
吉祥りら
なんとも箆棒な作品です。 BLの要素をこれでもかこれでもかと詰め込み、 そしてそれを笑いで希釈したコメディーであると 一見の限りでは見えます。 確かにそう言う一面も持つ作品ですがその半面で しっかりと人間の機微を描きささやかな心の不幸を 修復して行く硬派な面を持つ物語でもあります。 先ずは難しく考えず、店内にて寛いでみましょう。 何か見える筈です。
つげ雨夜
タイムスリップものと言う観点から観ると、 表題作は異色な方であるのやも知れません。 過去から来訪し、些か違う形ではあるが 想いが叶ったとなれば恐らくそれ以上を求め 執着してしまうのが物語としては自然でしょう。 しかし、今作の来訪者は執着しない。 むしろ淡々と別れが来る時を待っている。 それは彼の矜持でもあり、また残された 受に対する思い遣りでもあるのでしょう。 子孫云々と言う…
天城れの
この年下の攻が見事な程にアホですね。 ここまでアホだともう咎める気が失せて 良いからもっとおやんなさい責任は取って あげるからと焚きつけたくなります。 受がよろめいてしまったのは攻のぶつけてきた 愛がそれまで捧げられてきた崇拝と一味違ったので 面食らってしまったのもあるのでしょう。 元バレー部員なだけに力強くアタックし続けた 訳ですね。そして鉄壁は見事に穿たれた、と。 番…
村上左知
ボーイズラブと言う枠組みの中では時々「可愛げ」の 基準が変わってしまう事があります。 例えば誘う様な色気をこれ見よがしに振りまいている とか、或いは必要以上の媚を身に纏って居たりとか。 でも、この一冊の中に描かれている男の可愛げは、 色気と言うものを上手く扱えない不器用さから生まれて いるものです。 先手必勝の為の武器を使えない男が、試行錯誤しながら 想いを伝えようとする過程で生ま…
やしきゆかり
甘いラブコメであると頭では理解しているのに 感情でどうしても拒絶反応が出てしまいます。 この人達の悩みって結局早とちりから発生した ものが殆どで、自分達で周りを敵にしてるだけ なんじゃないかと。 色々なしがらみで苦悶している点は判るんですけど、 その甘えを逆切れして世間にぶちまけるのは 一寸違うんじゃないかなと。 まあ、弱味につけ込んでこの二人をいたぶって 逆襲された人も…
Lee
インド神話のモチーフを大胆に取り入れたファンタジーBL です…と紹介したい所なのですが、正直味わいがこなれて いない感が強いです。 話としての芯が一本通っていればなんちゃってインド神話 でも良い訳ですよ。でもそこまで踏み切れず、またロマンスと 考えるにしても紙幅不足の感が相当強い。 要素を盛り込みすぎて昇華不足になるのは少々戴けません。 同時収録作は受の兄と参の村の龍の恋愛譚。