葡萄瓜さんのレビュー一覧

非BL作品

青春鉄道 コミック

青春 

青い春です鉄の道

個人が描き続けた擬人化コミックと言う点では
『ヘタリア』と並ぶ存在ではないか、と評者は考えます。
そして個人が描き続けたからこそ設定にぶれが
生じなくなり、さり気ない毒も爽やかに描ける様に
なっているのかと。

個人的には新幹線各線の性格差がツボかな、と。
特にJR九州の黒さなぞ。

2
二次創作

北高男子の乱闘(アンソロジー著者他複数) コミック

8冊目・失速なし

カバー含む参加者13名の内10名が描き下ろしを担当…
まあ、アンソロジーはジャンルの実態の氷山の一角と思えば。
内容的には失速している様子は無く、むしろ脂が乗っている
感じですので。

公式がこれらの設定をさり気なく取り込みそうな危惧も
少し感じ取れそうな、そう言う内容です。

1

秘め夜伽 コミック

山田ぼたん 

洋行帰り

『愚者の楽園』のみ初出が2000年、他三作は描き下ろしとの事。
現在の作画はアメリカの版元にてYAOI作家として経験した時間を
経た後のものでありますから、些か往時とは違和感を感じる方も
おいでなのでしょう。評者は敢えて往時の作画を収めて欲しかったと
愚考しますが。

映画の様に展開する流れは、洋行経験の賜物なのでございましょうか。
海外に改めて輸出し、Botan Yamadaの晴れ…

2

ねこ・ねこパニック コミック

あおいゆーむ 

ある意味夏向け

一言で言うと、猫の未練が乗り移って受に
猫耳猫尻尾が生え、そこから攻との距離が
縮まってやがてHAPPY ENDと言う話です。
そもそも受が猫の未練に乗り移られたのは
攻に片思いしてたせいだったりしますが。
そして猫耳猫尻尾が生えたせいで猫好きと
言うよりも猫耳好きな同級生に言い寄られて
波乱に放り込まれる受。
果たしてその結末は……と言う所まで書くと
興褪めですので伏せますが。…

1
非BL作品

ブックストアーイケメン コミック

吉祥りら 

噛み締めれば嵌る。

なんとも箆棒な作品です。
BLの要素をこれでもかこれでもかと詰め込み、
そしてそれを笑いで希釈したコメディーであると
一見の限りでは見えます。
確かにそう言う一面も持つ作品ですがその半面で
しっかりと人間の機微を描きささやかな心の不幸を
修復して行く硬派な面を持つ物語でもあります。

先ずは難しく考えず、店内にて寛いでみましょう。
何か見える筈です。

1

君を渡れば コミック

つげ雨夜 

逆順進行

タイムスリップものと言う観点から観ると、
表題作は異色な方であるのやも知れません。
過去から来訪し、些か違う形ではあるが
想いが叶ったとなれば恐らくそれ以上を求め
執着してしまうのが物語としては自然でしょう。
しかし、今作の来訪者は執着しない。
むしろ淡々と別れが来る時を待っている。
それは彼の矜持でもあり、また残された
受に対する思い遣りでもあるのでしょう。

子孫云々と言う…

2

青春男子手芸クラブ コミック

天城れの 

アホ過ぎて愛しい

この年下の攻が見事な程にアホですね。
ここまでアホだともう咎める気が失せて
良いからもっとおやんなさい責任は取って
あげるからと焚きつけたくなります。

受がよろめいてしまったのは攻のぶつけてきた
愛がそれまで捧げられてきた崇拝と一味違ったので
面食らってしまったのもあるのでしょう。
元バレー部員なだけに力強くアタックし続けた
訳ですね。そして鉄壁は見事に穿たれた、と。

番…

4

夜、君の愛を知る コミック

村上左知 

本当の可愛げ

ボーイズラブと言う枠組みの中では時々「可愛げ」の
基準が変わってしまう事があります。
例えば誘う様な色気をこれ見よがしに振りまいている
とか、或いは必要以上の媚を身に纏って居たりとか。
でも、この一冊の中に描かれている男の可愛げは、
色気と言うものを上手く扱えない不器用さから生まれて
いるものです。
先手必勝の為の武器を使えない男が、試行錯誤しながら
想いを伝えようとする過程で生ま…

2

恋する瞬間 コミック

やしきゆかり 

愛の範囲

甘いラブコメであると頭では理解しているのに
感情でどうしても拒絶反応が出てしまいます。
この人達の悩みって結局早とちりから発生した
ものが殆どで、自分達で周りを敵にしてるだけ
なんじゃないかと。

色々なしがらみで苦悶している点は判るんですけど、
その甘えを逆切れして世間にぶちまけるのは
一寸違うんじゃないかなと。

まあ、弱味につけ込んでこの二人をいたぶって
逆襲された人も…

1

Nagaraja コミック

Lee 

昇華不足

インド神話のモチーフを大胆に取り入れたファンタジーBL
です…と紹介したい所なのですが、正直味わいがこなれて
いない感が強いです。
話としての芯が一本通っていればなんちゃってインド神話
でも良い訳ですよ。でもそこまで踏み切れず、またロマンスと
考えるにしても紙幅不足の感が相当強い。
要素を盛り込みすぎて昇華不足になるのは少々戴けません。

同時収録作は受の兄と参の村の龍の恋愛譚。

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