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68/138(合計:1371件)
BENNY'S
葡萄瓜
この方の作品には削り出した、と言うよりも 練り上げたと言う形容の方が似合う感じが 致します。 細かいネタを単に繋げたという感じではなく、 きちんとある程度の要素を加えて練り上げ、 仕上げに何かの色を一刷毛さっと加えて、 という風合いですか。 表面だけのエロではございません。 侮られますな。
デビュー当時から4コマ漫画で頭角を現していた この方がこうも化けるとは正直想像の範疇外でした。 ですが、納得できる部分も多々あります。 落とし所の見事さに4コマ漫画で培った技が冴えて いたりする部分ですとかね。
野火ノビタ
多分、今の野火ノビタさんしか知らない人は この作品を手に取った時かなり戸惑うのでは ないかと思われます。 表題作シリーズの陽気な方への暴走加減が 半端じゃないです。同時収録作の『少女少年』が 現在の野火さんと通じるものを感じる作品なだけに。 そして、もう一本の同時収録は自分語りエッセイ マンガです。これを読むと表題作シリーズの暴走も なんとなく頷ける様な。
堀川むつみ 野火ノビタ
堀川さんの『静』の部分が前に出た中編2篇を収録。 野火ノビタさんの挿絵との相乗効果で淡い水彩画の様に 展開している感じになっていますね。 版元に纏わる諸事情で中々巡り会えぬ作品でしょうが、 一読の価値はあります。
竹美家らら
十代の頃から捨て子だった少尉を育てつつ 港町で喫茶店を切り盛りする愛玩される料理人・ 涼鹿(すずか)。 そんな涼鹿を独り占めしたい少尉の気持ちは 家族愛?それとも…。 表題作以外の作品もエロ以上に手強い純情に 溢れています。 計算づくじゃこの凶悪さは醸し出せないでしょうね。 天然受最凶説証明の一冊です。
藍川さとる
緻密な作風と認識されがちな藍川さんですが、 そう言う先入観でこの作品に対峙したらかなり 戸惑われる事かと。 この作品を読む際に要求されるのは『空気を 読む』技術ですから。 この空気の造り方は、真似しようと思っても中々 出来ないでしょう。そう言う巧みさがさり気なく 織り込まれた佳品です。
おぐらみき
T京大医学部の医師・加賀の「作品」として育て上げられた樹と 名医の孫として育ちながら挫け、根無し草になった豊。 二人の出会いはともにサクラとして参加したお見合いパーティーだった。 その夜の内に肌を合わせた二人の道はもう二度と交わらない筈 だったが…。 一流の医師として作り上げられた樹も不器用ならば、猶予のある 生活を選びながらも怠惰に徹しきれない豊もまた不器用。 不器用同士が共に…
乱魔猫吉
初恋が二股だったせいで恋する事に無自覚ながら 臆病になってしまった男の子が、偶然に出会った クラス担任にもなる男との交流の中で少しずつ恋の 楽しさを思い出し自分の手に取り戻して行く…と 言う単純な筋の表題作なのに、情報量は多分 倍程あります。主に手書き文字の補足で。 普通の作家さんなら空間で語る部分を、乱魔さんの 場合はひたすら言葉を詰め込む事で語っているの ですね。 そこを容認…
風樹みずき
光文社さんから出ているBLは良く言えば安定して います。 突き放して言えば定型句の域を逸脱していない、 テンプレートをなぞった様な作品が多いかと。 総合出版社である以上大きな冒険は出来ないの でしょうけど、ね。 この表題作も悪く言えばテンプレートの典型です。 展開の定石だけを踏んでいる様な、そんな感じ。 形だけをなぞっているから深くなり様がないのでしょう。 同時収録作二作…
BLサポーターズ 山本文子 九州男児
書籍形態のBLに特化したコミックガイドとしては 初めての存在かと思われます。 かつて似た様な趣向で「友愛コミックガイド」と言う 本が編まれましたが、その刊行当時(1994年)は まだまだBLコミックの絶対数が少なかった為、 非BL作品を匂い系に仕立てた様な感じで案内 していた、と言う実態がありました。 それから11年後に刊行された本書は、少なくとも BLと認識された作品群の中でどう…