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70/138(合計:1371件)
七瀬かい
葡萄瓜
表題作の受は確かに女装が似合うのですが、 かと言って雄の部分を捨てている訳ではありません。 攻の可愛い部分に惹かれて付き合いを始めて いるのですから。 他作品の受も雄の部分を持った上で乱れている 感じですね。中には別の感情から転じて乱れている 受もいますが。 『俺のテディベア』はヒカリコーポレーションより 刊行された同タイトル単行本よりの再録。
いさか十五郎
ネタバレ
言い訳が随所に鏤められ、言い訳をしっかり効果的に 用いて泥沼やあまあまを醸し出している一冊です。 表題作の人達もいい加減砂糖吐きな状態にまで達して いる訳ですが、同時収録作「ラブ×コス」の受のアズマさん 辺りなんて何処まで美味しいキャラクターですかと。 芯からのおたくが愛された事をキッカケに自己努力で 外観改造に走り成功して更に愛され易くなっているという。 この本に収録されている…
深井結己
多分この一冊は、現在の深井さんの作品の方向性を きちんと決めたものであるかと評者は愚考します。 雄臭さも女々しさも、そして笑いもきちんと一冊に収まって おりますね。 今にして思えば体躯や体毛描写に於いても先駆的で あったのやも知れません。 それにしてもタイトルのつけ方が本当に秀逸な事で…。
中村春菊
勘案の末、評者は初期設定で敢えて受攻分類を 外しました。 そう言う枠組みに填めて割り切れる様な仲ではない、 と判断しましたので。 過去を割り切ろうとする様に暗殺を請け負う信乃。 信乃の過去を理解しつつ暗殺を依頼し、時には とぼけつつ時には静かに寄り添う半十郎。 そして、信乃の心の中にある美しさに惹かれて しまったテツ。 語られているのは彼等の物語のごく一部にしか 過ぎません…
タカヒサ享
全巻を通じ「天然男子」と言うキーワードに かなり縛られ過ぎな感があります。 純情を描く試みをしている姿勢は良いと思うの ですが、純情を演出する為の流れに不自然さが 見えると却って養殖臭さが目立ってしまって どうも気分が乗り切れません。 果たして作者さんは収録作を描く際、きちんと 愛着を注ぐ事が出来ていたのでしょうか? 評者には「描かされた感」の方が余程強かった 様に感じら…
三国ハヂメ
TL及びGLの世界で色々展開されていた方が BLをどう料理されたか。それもよりによっての レーベルで。 まあ、お約束と言うものを漂わせる事には成功 していると思います。 ただ小ネタの処理が安直な部分が若干多いかな と言う物足りなさも。 とりあえず空気が欲しいという方には程好いかと 愚考します。
高野優美
物語の世界観と展開は骨太なんですが、キャラクターの 外見でかなり損をしている惜しい例かと愚考します。 メインの千代彦が中学生と言う設定ならむしろ絵柄も 活かせたと思うのですが。 ほのぼのとした未分化の恋愛らしき感情が此処彼処に 垣間見え、美味しい作品である事には違いありません。 後は絵柄の好みの問題でしょう。
諏訪絢子
物語の主な軸になる誠は16歳の吸血鬼。生い立ちは 断片的にしか語られませんが幼少時からその血の所為で 血縁からも不当な扱いを受けてきたのだと判ります。 その誠を迎え入れるのはあげは・政和・きよいの三人の 吸血鬼と彼等がひっそりと暮らす家。そして展開される 不思議な家族の日々。 それなりに波乱もあるけれど、それでも互いが居るから 穏やかになる日々。 そう言う癒しの日々を描く物語です。…
三軒屋チカ
表題作シリーズ+1作は松文館刊行の電子雑誌が初出、 後はAz Passion(イーストプレス)初出が2作と同人誌再録 及びキティ・ボーイズ(オークラ出版)初出が各1作。 表題作シリーズに一篇描き下ろしありと言う内容です。 惜しむらくは「純一REAL」(光彩書房)初出の3作が収録されて いない点でしょうか。初出一覧を見る限りでは2004年以前の 作品には触れられておりませんし。 物…
須和雪里 門地かおり
前編通して読了した後深い息を吐きました。 この混沌こそがあの当時のJUNEだったんだなぁ、と。 それでいて古びた感じを受けないと言うのは、 今だ文章にそれだけの力があると言う事なのでしょう。 世紀が変わってから書かれた筈の『ミルク』でさえも またJUNEである事に軽く驚き、そして深く安堵しました。 ボーイズラブの進化の過程でこういう世界も展開して いたのだよ、と言う事の証左として…