葡萄瓜さんのレビュー一覧

放課後は独占欲 コミック

羽原よしかづ 

なんだかなぁ

たまたまこの作者さんの非BL作品を読んでいた
事を思い出して、やるせない気分になりました。

この作者さんは少なくともきちんと長編を描きこなして
いた方で、内容を変に詰め込んだ行き当たりばったりの
展開は用いられなかった筈です。

幾らボーイズラブが割合に何でもありな分野とは言え、
ノルマだけを遂行すれば良いかと言えばそうでは
ありますまいに。
鬼畜な眼鏡は好物なのですが、正直…

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二次創作

フジミff ぬくぬく編(アンソロジー著者他複数) コミック

青柳小鉄 

割に上品

下半身特化のアンソロジー、との事ですが
そこはそれとりあえず腐ってもJUNEと言う
事で下半身を重視しつつあまあまは遵守と
言う雰囲気に統一してあります。
その中でも敢えて汚れ役を引き受けられる
作家さんがいらっしゃるのは通例な訳で
ございますが。

これも愛故の暴走の形なのでしょう。

1

ニッポン擬人化(アンソロジー著者他複数) コミック

美味しいのは確かなんですが

各都道府県の持つ個性的なイメージを活かして
ボーイズラブを展開すると言うのが主題なのですが、
正直に言うとボーイズラブを重視する余りに登場
人物各位の特徴が充分引き出せていない様な
気がします。
作家さんの感覚の競演と思えばそれはそれで
面白いのですが、ネット上の同人活動で先行進行
していた企画を知っていると、些か面白みに欠けると
感じてしまうかも知れません。

個人としては、…

5

Ai Death GUN コミック

夜木まゆ  山田ぼたん 

カッコ良い、と言う事。

評者が敢えて受攻の区分をつけなかったのは、
物語の中心となる一対がそう言う枠を飛び越えて
結びついていると感じたからです。
その絆から彼等の格好良さは生まれるのであって、
それ以外の理由は無いのでしょう。
仮にこの二人が肌を重ねるとしたら、それは吐き出す
為の行為ではなく寄り添い合い充電する為の行為か
と思われます。

文中、作画担当の山田ぼたんさんの経歴には詳しく
触れられて…

1
非BL作品

BAKU コミック

びっけ 

静かな空気

ビブロス倒産前に纏め上げられた分でございますので、
物語の通奏低音としてボーイズラブの空気があると言う
お約束になっております。
もっとも物語の中では殊更に触れられる事はありませんが、
登場人物達の絆の深さの表現としては見て取れる筈です。

思えばビブロス倒産はこの一書刊行の翌月の事。
そう思うと巻末掲載の次巻予告(2006年秋との事)に一抹の
哀しさを感じます。

この作品は…

2

絶頂(1) コミック

イヨンヒ 

韓国発の焦らし愛

初出は韓国の漫画雑誌「WINK」に2005年掲載。

http://winklove.jumps.co.kr/system/doc/comix/009/comix.html

後に現地で単行本化され、この一冊に先駆けて
2007年2月には英語版が、又この一冊が出た
一ヵ月後、2007年9月にはドイツ語訳も刊行されて
おりました。
台詞組が横書きになっておりますので左綴じ
右開きと…

4
二次創作

フジミ・ハイランド(アンソロジー著者他複数) コミック

萌えが遊んでる

パロディドラマCD「富士見ハイランドへ、みんなで行こう」
発売記念アンソロジー、と言う事でお遊び随所に詰まった
一冊です。
余り詳細を述べると興が醒めますので敢えて申しませんが、
ここから富士見の世界に分け入ってもそれはそれで一興な
様な気がします。
一番しっかりした愉しみ方は本編もきちんと読んでおく事で
ございますが。

0

天使にならなきゃ コミック

西炯子 

刹那の切なさ

これもまた古典でありながら出版レーベル故にか
見過ごされがちな作品群です。
この本以外に西さんのJUNE掲載作品群を観る事が
出来るのは評者確認の限りでは「JUNE全集」第11巻
だけであったかと。

表題作で肌を重ねる描写と言うのはほんの半頁程度
しかありません。濃密な空気を伴いながら、それで居て
さり気ない愛の言葉が交わされる風景です。
そう言う濃密さが、収録作全編を満たして…

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だから、僕は君といる コミック

吉野ルカ 

ただ甘くは無くて

ボーイズラブの文法の中でゲイの関係を描く、
と言うとああ又かとうんざりする方もお出でで
しょうが、表題作にせよ他の作品にせよ、ただ
甘いだけの仕上がりではありません。
何処かに苦味をきちんと配して、甘さが際立つ
様に仕上げてあります。
ゲイバーが主な舞台なのでカクテルの様に
仕上げてあるのでしょう。
だから甘く見て飲み過ぎませぬ様。
後の酔い方がきついかも知れませんので。

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僕らはいつも恋してる コミック

たちばなれい 

微妙な直情

物語の断片をHで繋いでいる様な作品集ですので
かなり好き嫌いは分かれるかと思われます。
修正も皆無と言った方が近いかも知れません。
表題作はリーマン同士ですが他は割合に若い受攻が
多いですね。

性描写にも流行がありますし、版元さんによって
方向性の差異もありますから仕方ないと言えば
仕方ないのですが、一寸そう言う欲求に関しては
ストレート過ぎるかな、と。

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