葡萄瓜さんのレビュー一覧

その髪にキスを コミック

DUO BRAND. 

静かに甘く

表題作の庭師と執事の組み合わせは、多分皆様の
思われている展開とは些か勝手が違います。
庭師は庭師らしく、執事は執事らしく振舞った故の
展開、とだけ申し上げましょう。

他の作品も芯のぶれが無い佳品揃いですね。
思わぬ作品の中で思わぬ顔に再会したりするという
お楽しみも含めながら、非常にバラエティに富んだ
一冊となっております。

ショタ執事と髭の甘党を拝めたのが、評者の愉しみ…

0

いっそもう、くどきたい! コミック

三島一彦 

駆け引きの裏表

評者が知る限りでは三島さんの描く恋愛と言うのは
何処かに救いと癒しが存在するものでした。途中経過で
色々と存在は致しますが。
この表題作も最後まで読まなければそう言う風に
受け止めていたでしょう。同級生同士なのだから
明朗さも加わったコメディーとなっているのだろうと。
迂闊にもそう思って読み進んでいた筆者は実に
甘かったのかも知れません。
最後の最後の描き下ろしでさらりと明かされた…

1

誘惑の羊 コミック

前田紅葉 

絆される

初心な神父を弄んでやろう、と放蕩貴族が
目論み実行に移すまでは多分普通の展開
です。
しかしこの表題作は〆でふっと肩の力を抜け
させるのです。お好み次第かとは思われますが、
評者はそういう展開が嫌いではありません。
番外編の小気味良さと共に。

その他海賊×貴族、軍属×留学生、そして
寄宿舎の生徒同士。様々な場所による展開の
差異を味わうも一興かと。

0

王様の学校 コミック

夏目ココロ 

紙一重の絆

王様の支配する学校、ではありません。
王様の学び舎、なのです。
ですから、生徒である王様及び王女王子達は
常に心構えの位置を問われます。
「国民臣民を護る王であれ」と。

国民代表・ヤマトと王の代表・レッドとの関係は
単なる国民と王の関係を最初から飛び越えて
います。
互いを認め合う中で、一対としての絆をも磨いて
きたのですから。

1

ラブ・ハーレム コミック

カマタアツキ 

……違和感。

一篇一篇の話にきちんとキレがあって破綻も無く、
面白いと感じている筈なのですがどうも今一つノリ
きれない評者。
再読してみたらなんとなく判りました。
ドラマはあるけどドラマの背景が今一つ薄いのですね。
行間が白い、とでも言いますか。

全編あと1頁か2頁あれば、それなりの深みを加える
事が出来る筈なのですが。

0

Double★King コミック

カマタアツキ 

なんだかなぁ

表紙だけを見て表題作に過剰に期待された方には
一寸お気の毒かも知れません。何故なら表題作は
ラブの余り無いコメディーですから。
表紙の様な雰囲気は無い、と申し上げておきます。

但しこの一冊は、同時収録作に、殊に描き下ろしで
ある小シリーズ『恋なやつら』『雨恋のひと』『愛に戸
惑えよ』の存在に大いに助けられています。むしろ
このシリーズを表題に持ってきて欲しかった程です。

こ…

0

あかないとびら コミック

鈴木ツタ 

どちらでしょうね。

この本の受達は男として男に愛されたいのか、
それとも自分を相手専用の雌型にして欲しいのか
どちらだろう、と味わいながらふと考え込んで
しまいました。

そうなってみると、逆を夢想しながら読むのも
楽しくなるんですけどね。
このゆるぎない自信を持った男たちは、いざと
なったらどんな瞳をしながら喘ぐのだろうか、とか。

但し『冷たいさびしがり』の一対は、肉体の位置関係と
心理的位…

4

裸足のワルツ タクミくんシリーズ コミック

おおや和美 

御馳走様

表題作は言わば『June pride 6月の自尊心』の
回答編と言う形で配されたもの。そのまま漫画化
だけを読んだ状態ではピンと来ないでしょう。
とりあえず作品の雰囲気を味わいたいと言う事で
あれば評者は『夢の後先』の方を推します。
ギイとタクミだけがこの物語・シリーズのカップル
ではないと言う事もお判り戴けましょうし。
それに、甘さで満腹になる作品でもありますから。

そして、…

3
二次創作

金沢有倖 -忍×足篇- コミック

金沢有倖 

どちらかと言えば…

忍跡のカップリングに鳳宍が狂言回しで絡むと
言う展開の多い一冊です。
これは評者の好みもあるのでしょうが、色っぽさ
艶っぽさのある女性向けの二次創作と言うよりは
描写の激しい男性向けショタに通じる何かが
漂っている様な気がします。
愛着と思い入れの熱さはしっかりと感じるのですが、
肉体の暴走がそれを上回っている為に齟齬が
生じる、と言いますか。

0
非BL作品

腐女子彼女。(2) コミック

ぺんたぶ  神葉理世 

やや原作テイスト

セバスがさり気なくじっくりと甚振られて居る
この巻、実に原作テイストです。
むしろセバスはこうでないといけません。
ヘタレの頂点に居ないと。

今回は結子さんことY子さんの同士登場の巻で、
雰囲気がやや濃い目になったのが心地よかったな、
と。
評者も学ラン喫茶は探訪したい様な気になります。

そう言う意味でも大変居心地の良い巻です。

1
PAGE TOP