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葡萄瓜
雄臭い方向に刷新した筈の前巻からなんとなく なんでもありな方向に戻った感のある巻です。 そう言う雄臭さを描く作家さんはいる所にはいる けれど…、と言う感じですね。 「manga純一」の流れを引く場の確保は必要で あったと評者は感じます。 ショタとは違う肉欲表現を前面に出す場として。
前触れも無しに「manga純一」が雑誌としての命を 終えてしまった為、急遽アンソロジー形態として復活 したのが本書です。 そして方向性を少し変えた為か作家陣の顔ぶれに かなりの入れ替わりが見受けられます。 ただ、今更ながらに思うのですが男、と申しますか 雄の部分を前面に押し出すならば、小瀬秋葉さんの 起用はあって良かったのではないかと愚考します。 諸般の事情があったのでしょうが…
那州雪絵
幽霊病院と渾名される不可解な病院跡の解体工事の 現場監督を受け持った堂島は病院を自宅だと言う奇妙な 少年・空彦と出会う。 トラブル続きの解体工事の最中、空彦が怪我をした事が きっかけで明らかになる過去。そして堂島は空彦と暮らす 様になり…。 あざとい少女漫画で筆を奮った那州さんが思い切って BLに踏み込んだ本作ですが、ここでもかなりあざとい進行に なっております。 空気で読ま…
方向性を限定するのではなく、敢えて広く している感のあるアンソロジーです。 照準を搾らない事で相乗効果か隙間の 部分をすくい上げようとしたのでしょうか。 絵柄のトーンは全体にカワイイ方向ですね。 それでもショタと言い切らず何か隙間を残して 展開して破綻せず、と言うのは流石です。
カバーに宮下キツネさんを起用しているからと 言う訳でもないのでしょうが、全体的に可愛い 男の子を配置している感が強いです。 女装も取り入れられてはいますが、ストレートな 女装展開ではなく少し捻ったものにしてあるのは 版元のカラーでしょうか。 女装話の中で「百均の下着」なる語がさらりと でてきて違和感を感じさせない表題作相応の 上手さには、なんとも。
光彩書房と言う版元さんの持ち味を良くも悪くも 前面に出したアンソロジーであると評者は受け止め ます。「manga純一」で固定した方向がそのまま 踏襲されている感じでしょうか。 いっそ雑誌形態で継続してだせば良いと思うのですが、 そうは行かない大人の事情と言うものもあるのでしょう。
同じ版元のB6版アンソロジー「エロティックな恋人達」の 誌名刷新と捕らえて良い内容と方向性です。 連載形式で続く作品がある以上、何らかの形で場を 確保し続ける必要があったという事でしょう。 その他の作品が単発で埋められる結果になったとしても。 むしろ評者としては黄上恵理さんの色合いを前に押し出す のも良かったのでは、と今更ながらに思うのですが。
作品のトーンのバランスは変化していない筈なのに 何処か散漫になっている様な印象を受けます。 それは恐らく誌面刷新の予兆であったのやも知れません。 ここから流れは「花少年」に移った様です。
ショタ傾向の作品とそれ以上の作品を同時収録 する事によって全体のトーンをやや大人向けに 仕上げている、と言う感があります。 どっちつかずの中途半端な印象ではなく、どちらでも 行ける幅広さと受け止められるのは評者の欲目 でしょうか。
雑誌コードも取得しつつ同時にISBNも取得 しているB6サイズアンソロジーです。 新進発掘対策でもあり、同時にDr.天さんの 連載維持対策と言う所でしょうか。 全体のトーンとしては10代の男の子達の戯れ、 と言う感じです。