葡萄瓜さんのレビュー一覧

ラブ・ツ→ル コミック

乱魔猫吉 

饒舌加減乗除

純粋に創作が好きなクラフト部員の実留は
行きつけの画材店の新しい店長・直人に
出会ってからどうも何かおかしい。
情緒不安定な自分を持て余しながら考えて
出た結論は「直人さんが好き…」。

普通の男の子がそう言う恋愛を自覚してから
悶々とする様子を饒舌に描いた作品です。
この方の作品に馴染めるかどうかは絵柄の
饒舌さと物語の饒舌さ、そしてコマの隙間から
時にはみ出してくる作者さん…

1

あかるい家族計画 コミック

もろづみすみとも 

深刻+おバカ=多分幸せ

自分が楽しい恋愛だけを繰り返してきた澁谷と
ゲイである事を思い悩んで人を好きになるまいと
思い詰めた吉住が出会ってしまったのは偶然と
言う神様の気紛れ。
恋に落ちた様子の二人は自覚なきままに友達と
してつるみ始めるが段々否応無く自覚してしまい
…と、言う流れで「泥っかぶりの枯れないばらを」
「あかるい家族計画」の表題作シリーズは進行
します。表題作は一言で言えばそれなりに纏まって

4

真空融接 下 コミック

びっけ 

ココロノイデンシ

『家族の繋がり』と言うBLでは描き難いとされる
主題をさらりとクリアした挿話を収める。
二つの恋模様は少し重なり、そして離れてゆく。
新しい時間を刻む為に。

4

五千年の恋 小説

白薔薇明玖  池田和恵 

先ず、小説として

古代エジプト王朝史に於いて美少年であったと
謳われるツタンカーメン王。
彼が仮初の体を得てこの現代に転生したのは
身も心も捧げた最愛の人である実兄・ラーとの
約束を果たす為であった。
10歳と17歳だった二人に突然訪れた別れ。
そして盟約を果たすべく17歳で事を決行した
ツタンカーメン王ことアモン。
二人の盟約は如何様にして果たされるのか…。

ボーイズラブ小説は、愛の語りであ…

1

天使のじかん(3) コミック

南野ましろ 

侵食は続くよ何処までも

トラと真桜+猫達の愛の日々【H込み】の桃色オーラは
空気感染し易いのかも知れません。
何しろトラの弟・二虎さえもオーラに染まって一線を乗り
越えてしまったのですから。幸せな空気って逞しいもの
ですね。
そうして続く穏やかさも含む日々は又何かを生み出して
ゆくのでしょう。

同時収録作は狼?と兎の濃密なスキンシップ溢れる
日々を描く二篇と真夏日に潜む性の罠1頁漫画、
そして表題作…

0

天使のじかん(2) コミック

南野ましろ 

ジワジワくる桃色オーラ

評者は、正直忘れていたのです。
南野さんの描く人間同士の性行為描写が愛らしい
けど濃厚だった事を。

砂漠の中で展開される健全猫主役ファンタジーに
ジワジワ浸透して行く飼い主達の桃色オーラは
新たに年下攻の猫カップルまで生み出します。
その展開の手順が微笑ましくも気恥ずかしく幸せだから
苦悶していると言うのが何とも堪らぬ味わいです。

ある意味人間の感情が見え易いかも知れません…

0

いちばん大好き コミック

海城一登 

Eクオリティは上々

恋心に余りに鈍い担当編集者を前に我慢の限界が
来てしまった漫画家が暴走する冒頭作・妖精を廻る
兄弟喧嘩・ブレザー男子同士の温泉での初体験・
学ラン生徒とメガネ教師のアブナイ関係二篇・名門校で
調教される不良生徒・魔法使い見習いのドジっ子・
王子と従者の爛れた日々…と八篇を納めた短編集。

若干エロが前に出がちな為心理描写が弱い感触が
あります。エロメインのショタ作品集であると捉えれ…

1

約束のキスは迷宮の彼方 小説

白薔薇明玖   

情熱は、あるのです。

この作者さんは本作が世に出たきっかけと言う
訳ではありません。
別名義で歴史ミステリーと区分されるであろう
作品を一冊上梓されていました。
ですから小説をどういう形式で書けば良いかと
言う事を熟知しておられる筈なのです。

再会した幼馴染が陥る禁断の恋。
そして恋人達の上に降りかかる悲劇。
恋人達が実は腹違いの兄弟であったと言う
衝撃の事実。
そして、試練の末に実った筈の愛の…

1
二次創作

南田チュン 比良坂堂 コミック

南田チュン 

漢同士

血気盛んな16歳の死神代行とその日々を
しょうがねえなと見守る死神。
良い取り合わせを引っ張ってきたものだと感服
します。

年下はいくつになっても年上に転がされるものですね。
ラスト一話は締めくくりに本当に相応しい。

0

きみには勝てない! 3 コミック

高口里純  穂波ゆきね 

H度は当社比です。

寮長・酉島雄飛と生徒会長・筒井参吾の
甘ったるい愛の日々は周囲に思わぬ余波を
与えていた。
愛の目覚めか?否、カップルいじりと言う
娯楽を与えていたのである…。

色気と健気さを増幅しつつあるのにここまで
純白に近い受も珍しいのやも知れません。
これは穂波さんの絵柄が与える印象でもあるで
しょうし、出来上がりそうになると上手に茶々を
入れる高口さんの原作の上手さでもあるでしょう…

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