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水城せとな
むつこ
常にピーンとした緊張感のなかで、物語は崩壊に向けて少しずつ進んでいってる気がした。 組織のなかで頭角をあらわし始める、マフィアの息子、タウ。 明らかになるシュエの過去の悲劇。 そんななか、シュエの幼馴染みイーシュンに、二人の関係が発覚してしまう。 読むあいだずっと、息苦しかったです。
水城せとな病です。 切なさ攻撃にノックダウンされ、まるでダウン系のドラッグにハマったジャンキーのように、怒涛のように読みました。 この話も切ない。勘弁して。 絵が古くて最初は気になってけど、途中からまったく気にならなくなった。 舞台は上海。 偶然出会いキスした二人は、のちにお互いが敵対する組織にいると分かってしまう。いわゆるロミオとジュリエットな設定です。 「会話をすれば敵同士だということを認識し…
「窮鼠はチーズの夢を見る」が面白かったので、他の水城せとな作品も読んでみようかなァと思い、携帯からダウンロードしたのがこの作品でした。 主役二人の関係には、ヒリヒリするような冷たさと熱さがあり、読んでる最中ずっと胸がドキドキしていた。 バイオリンで繋がった二人の関係は、そのバイオリンゆえに引き裂かれてしまう。 あまりにも悲しい。
これは…ハッピーエンドなのかアンハッピーエンドなのか、分からない。結末を見れば、ハッピーエンドなんだろうと思う。 でも、あまりにも切なくて切なくて、鬱になって、読み終えたあと自殺したくなった。 なぜ会えないのか。水城せとなさんは、なぜ二人を再会させてあげなかったのだろう。 でも、そういう安易な結末を用意しなかったことで、この物語がより美しくなったのは間違いないと思う。