雀影さんのレビュー一覧

彩おとこ(5) コミック

鳥人ヒロミ 

すべて落ち着くべきところに

白竜にアメリカ行きを誘われた岩吾は、丁子に一緒に行くように頼むのですが、丁子はそれを突っぱねます。
そのころ、五道にも上官から見合いの話がきて、、、
蘇芳も、丁子も、それぞれ、五道と岩吾を愛しているのですが、お互いの関係を断ち切ることができず、ついに、五道の見合いの日と、岩吾がアメリカに発つ日が来てしまいます。

そこから先の急展開は読んでいただくとして、
完結まで、5年かかった「彩おと…

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また あした コミック

町屋はとこ 

つい、やっちゃうの

時々やらかすんだけど、前に買って読んだことのある本を、すっかり忘れてもう一度買ってしまうことってないですか?

この本、2回買いました

この「またあした」 みたいな、
表紙の絵が好み(つい手にとりたくなる)で、
タイトルにインパクトがなく(記憶に残らない)て、
他にあんまりコミックスの出ていない作者さんの本にありがち。

後は、逆に作品数が多くて、読んだことがあるのにまた買…

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恋のまんなか コミック

松本ミーコハウス 

予想外にクリティカルヒット

なんというか、すごく、子供らしい子供の話

全体の四分の三は、ただひたすらセックスしているだけ、
のようでいて、実は読み応えある、読後感も爽やかな、なかなかのめっけもンだった。

松原(キツネ目の黒髪)にどんなにされても、市ノ瀬(パッチリ目のふわふわ)は、泣くほど幸せ。
どれほどセックスしても、遠くの海まで家出しても、自分たちの境遇をどうすることもできない所が、子供の恋愛の切なさ
本…

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彩おとこ(4) コミック

鳥人ヒロミ 

五道と蘇芳、岩伍と丁子の関係がいよいよ動き出す

第4巻は、岩伍と丁子のクリスマスデートから始まります。
ロマンチックなクリスマスデートにふんわりした気分のまま、岩を尋ねた丁子は、岩が他の女とキスしているのを見てしまいます。
一方、蘇芳は、ようやく決心を固めて、五道のいる教会へと行ったのですが、、、

血の宿命を断ち切り、丁子と蘇芳を引き離すため、周りは何とかして岩と丁子、五道と蘇芳をくっつけようとするのですが、、、

岩の元には、九…

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二次創作

バンビーノマシンガンズ番外編 雲雀 1 (アンソロジー著者他複数) コミック

ヨネダさんの再録

ニトロ時代のヨネダコウさんの山ヒバが巻頭
大人マフィア設定です。

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太陽の下で笑え。 コミック

山田ユギ 

これは、素直に「いいな」って思えた

壮平が自分の夢を取り戻し、チカの愛を受け入れるまでを描いているストーリーは、すごく真っ当。
読んでいて、素直にいい話だなって思える。

「顔だけが取り柄」って設定の壮平の顔が、濡れ場で壮絶色っぽい。
最終話の、カーテンを閉めようとしている壮平の髪ゴムを、チカが後ろからはずそうとしているシーンとか、エロぃ

この本、2005年に文庫化して、リンク作を集めて書き下ろしも加わえたのがあるみた…

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水温む コミック

山田ユギ 

この頃の作品は特に

隣に越してきた子持ち親父に惚れる話の表題作と
昔隣に住んでいた年上の幼なじみと再会してっていう「ワイルドマンブルース」の2編収録

どちらの作品も「アホ年下攻め」

今でこそ、山田ユギさん好きなんだけど、この時期のユギさんの作品は、私はあんまり好きじゃない。
話の展開とか、コマ割とか上手いし、絵柄も嫌いなタイプじゃない
でも、この「アホ年下攻め」がちょっとつらかった。
年下攻めはい…

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Love Me Thru The Night コミック

紺野けい子 

この表紙が好きだったの

後に、初期作品集・下に収録された本作
紺野さんは、BLコミックに手を出したかなり早い時期に、表紙見るなり、「この手の絵柄、好き!」って集め始めた。

お話は、片一方は自覚も体験もあるゲイの子で、もう一人を中学の時からずっと好きなんだけど、打ち明けられずに、それでも友達としてだけでもと、ずっとつきあっていて、、、

BLの基本パターンの一つ。

前半は、それでぐるぐる、それが後半、結局…

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巡り合うよベイビィ コミック

木下けい子 

ほんわかしたカワイイお話だった

空也君、出生には秘密があるし、母子家庭でいろいろ苦労はあるけれど、
それでも、ちゃんと親に愛されていて、素直なイイ子に育っている

そんな良い子の空也に、巡り合ってしまったばっかりに、、、

教師と生徒の一線の越えかたも、じつに爽やか、って言うか上品で
BL初心者さんにも、普通の学園ラブコメとしてオススメしたいような逸品。

惜しむらくは、巻頭の雑誌掲載時はカラーだったページが普通…

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1限めはやる気の民法 1 コミック

よしながふみ 

今読んでもちっとも古くない

今は亡きビブロス版
ビブロスが倒産してリブレになって、過去の本を次々新装版、再版している。
作品によっては、再編集したり、過去の本をそのまま再発売したりといろいろだ。

この本に関しては、多分どこも弄らず再発行
もう10年以上前の作品で、舞台は現代の大学だというのに、古びた所が見あたらない。
それだけ、普遍的なお話で、作品としてよくできているって事だ。

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