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暮田マキネ
雀影
グリーンのカバーイラストが非常に美しい作品。 グリーンは美しいけど、内容は、木「陰」で「欲」望の、結構じめっとしたお話でした。 幼なじみとはいっても、お屋敷のおぼっちゃまと庭師の息子。 この二人が、同い年で、時代設定がほぼ現代。 もっと時代設定が昔だと、あからさまな身分差物になったりしたんだろうけど、ここは現代なので同じ学校のクラスメイトを普通にやっていたりして、明らかな階級差がない分、逆…
一穂ミチ
ネタバレ
「off you go」良時と密の番外編。 「ペーパー・バック」には収録されていないエピソード。 良時と十和子は同じ物を選んだけど、その意味を密と十和子は知っていて、良時だけが気づかずにいたという話。 十和子が密かに選んだ時計と、自分が一目で気に入った時計。 同じ時計を持つことを何で自分は十和子にも密かにも内緒にしたのか、良時は自分の気持ちに気づいていない。 良時と密の時計が入れ替わって…
一穂ミチ 青石ももこ
新聞社シリーズの番外短編の詰め合わせ、その2. その1の方は同人誌やらなんやらで既読の作品が多かったけど、こっちのその2の方はほぼ未読作品ばかりでした。 めんどくさい男・佐伯密と、静兄妹の不可思議な関係は、書いても書いても次々とエピソードが湧き出すようで、読んでも読んでも知れば知るほどもっとその間のこと、この先のことと果てしなく知りたくなって、本当にきりがない。 逆に圭輔と一束、西口と碧の話…
斑目ヒロ
私、「理想の恋人」の方読んだつもりでいたけど、読んでなかったのかなぁ。 それとも、忘れているだけかな、うーむ。 それにしても、やっぱり斑目さんの本は、微妙に趣味に合わない気がする。 主人公の義巳や陸のビジュアルは好きな絵なんだけど、周りにいる化け物キャラ達がどうもダメなの。化け物な見た目も、きゃあきゃあ煩い性格も苦手かも。 それに、見た目男っぽい陸が受け側につい流されちゃうのは、それはそれ…
かつらぎ
短編の詰め合わせ。 絵はかわいい。 他の方も触れているように、お顔が小椋ムクさんの絵に似ているけど、全体にはもうちょっとあっさりな感じかな? お話はどれも短くて、ふっと始まって、ふわっと終わるお話ばかり。 特に冒頭からの3編は、これで恋になるのかなって位ふわっと終わる話だったので、1編ごとの切れ目が最初ちょっとわかりにかった。 他のお話も含めて、絵がロマンティックだから全体に甘い恋の気分…
愛されたくて、愛することに臆病な男達のラブストーリー。 愛されたい、愛されたい、お互いに、愛されたいって思っているばっかりじゃ、いくら、好きだから愛されたくても、二人の好きは平行線で、なかなか、まとまる物もまとまらない。 そんなじれったいお話ばかりが詰まっています。 そして、こんな二人がいよいよ思いの丈をぶつけ合う時は、どちらが、より積極的な気分になっているかに左右されるので、そこに歳の差と…
春野アヒル
桃太郎や赤鬼、青鬼、一寸法師の登場する、おとぎ話パラレル。 おとぎ話の登場キャラ達は何年経っても、どんなに時代が移っても、老いることも死ぬこともなく、ずっとそのまま生き続けて、実は今の世界でも普通の人間に混じって暮らしているのです。 そんな桃太郎や赤鬼達の今の暮らしを描いた作品。 長らく続いた動物シリーズではなく、登場するのは元々人間なので、さほどキャラ崩壊することもなく、終始人間体を保って…
金井桂
タイトルの「the killer キラー」ってのは、どっちがどっちを殺すんでしょうね。 一応は、由哉の天使パワーに灰原がメロメロにされちゃう話ではありますが、由哉が自分で自分の殻から抜け出せるように灰原が愛を浴びせ倒すお話でもあります。 お話のボリューム的には、コミックス丸々1冊、読みがいがあります。 ただ、私の好みからすると、由哉はあまりにも自己完結しすぎで、ちょっと萌えきれなかったかな。…
小笠原宇紀
あらすじだけ読むと、なんだかチャライお話みたいですが、ところがどっこい、幼い頃の一目惚れの恋を叶えるために新薬開発しちゃうという、意外とシリアスなお話でした。 いちゃいちゃラブエロなだけのお話じゃなくて、シリアスなストーリーが一本芯に入っているため、その分所々駆け足な所があったり、ラブ自体があっさりめな感じもありますが、コミックにもちゃんと内容が欲しい派にはこれはこれでいい。 ただ、主人公の未…
後編、第2巻は、かなり駆け足ではあるけれど、ちゃんと王位継承争いも終結。 そして、ジュマルとレオナールの幸せな新しい人生と、ついでにニコライデスの行く末まで描ききって、大ハッピーエンド。 連載開始からだと足かけ7年? コミックスの1巻目と2巻目の間が4年くらいかかっているようだが、ちゃんとお話が終わって、それをまとめて読めるなんて最高。 こういう異世界ファンタジーのような作品って、一度その…