茶鬼さんのレビュー一覧

鬼哭繚乱 小説

宮緒葵  嵩梨ナオト 

怖すぎるほどの愛

執着愛を描かせたらすごい!という評価が定着しつつある作者さんの新刊は・・・
「鬼!?」
犬→蛇→犬ときて今度は鬼ですよ!
パラレル戦国時代を舞台にした今回のお話は、その戦国設定が鬼になりうるにJUSTなシチュエーション。
対するお相手は愛から生まれた桜の精霊。
そんなファンタジーな設定は、その鬼(と言っても人間だが)の持つ人間臭さとの対比が見事にされていたと思われます。
そして、結末は…

7

犬猿の恋仲 コミック

紫妲たかゆき 

似た者同士、お幸せに~♪

作家さんの初コミック。
最初の印象は、非常に見やすい絵だ!ということです。
内容のほうも一冊まるごとコミカル路線なんですが、薄っぺらさもなく、ほどよくこなれた感じがして、好印象です。
クスっと笑わせてくれて、ブレがなくてストレートに訴えたい事がわかる、非常に読みやすい。

さて、表題は何かと顔を合わせると突っかかって犬猿の仲と言われる営業の四條と、システムの門真。
折しも彼女とのデート…

2

スペシャリテをどうぞ コミック

伊藤柚乃 

心機一転、の作品です

この作家さん新人さんなのかな?と思いましたら、PNを変えての心機一転の1冊目。
旧PNは ”桃月はるか” さんです!
読み始めて、どっかで見た絵だよな~という既視感があったのですが・・・
確かに、過去作品2冊ほど読ませていただいてますが、どちらも自分の評価が中立でした。
今思い起こせば、悪くはなかったのですが、どうも萠えツボが違ったというか、違和感を感じたからなのだと思います。
で、今回…

6

ひみつはさわらないで コミック

いさき李果 

唐突が唐突で唐突でした(?)

小説挿絵では拝見しており、綺麗な絵を描かれる方で好きなレーターさんですが、漫画を描かれているのを知らず、初読みです♪
そっかー、マンガだとこんな絵になるんだな~と、表題の1本目のトーンの使い方の大胆さにびっくりしつつ(w)読み終わった感想は・・・まさにタイトルでした。
うん、BLはファンタジーをそのまま表現してるよ♪うんうん、、

ピンクの乳首と小さな乳輪(でいいのか!?)がコンプレックス…

2

いとしいとしのお嫁さま コミック

サガミワカ 

皆に愛されて幸せなんだと思うよ♪

「イケメン3兄弟に男のお嫁さん!?」
ズバリの本の帯ですが、二人だとどちらも選べないわ~♪展開だったりですが、この場合明らかに二人はアテ馬に違いないとわかる表紙ですw
こうした場合のアテ馬の設定と展開が知りたくて購入した本(そこか!?)
外れたら目もあてられなかったのでしょうが、とりあえずセーフ♪

同じ日に、3人の男達からもらったメモが事の始まり。
主人公がそこへ出かけてみると、なん…

2

本日は晴天なり コミック

なえ*淡路 

年下ワンコはちょっとフクザツ

なえ✽淡路さんの3作目。
この作家さん、1冊ごとに進化をとげていて、またこの本も違った魅力を見せてくれます。
今回は学園の生徒会が舞台で、ハーフの年下ワンコ攻め。
前作は短編集で全てにエッチがついて、なおかつエッチ増量の愉快な作品もあったりしたのですが、今回はなんとエッチなし!
大型ワンコの身体の割にセンシティブな若者の心が意外にも純粋で、
そして年上のすれてないヘタレがかわいらしく

4

パラレルライン コミック

ゆくえ萌葱 

ライバルと目標は高く!

どーしよ、、「神」つけよか絶賛迷い中です。オロオロ、、、
パーフェクトに萌えツボをついてきたこの一冊!
最後の1本はちょっと違うのですが、でも全てに共通するのは
夢を追う男(少年・青年)たちということ。
彼等が、互いの存在の関係の中で切磋琢磨し、目標に向かって頑張る姿が、
好意より少し上の愛情を伴って展開される様は実にキュンキュンさせるし、男子ならではの男同士の良さに結びついて実に萌えツ…

13

キスの誘惑 蕩ける身体 小説

水杜サトル  御景椿 

双子攻めのシンデレラストーリー。あんり様様

最近、面白みのないタイトルしか付けられなくてごめんなさい。
脳内、アイデアが枯渇してます(w)
さて”どちらにも決められない”がお約束の(?)双子モノ、主人公を次々を襲う不幸から守る王子様な攻め様たち、というシンデレラストーリー。
受け子ちゃんが、自らの運命を開拓するのではなくて、与えられた境遇を甘んじて受け、それを見かねた王子様たちが道を切り開いてやり、それに順じて選択するという、受身型の…

0

恋する箱庭 小説

松幸かほ  せら 

しまった!

前作が面白くて結構よかったので、次もとチャレンジしてみました。
・・・ごめんなさい、撃沈しました・・・
ちょっと不幸があっても、健気な主人公。
不幸といってもさほどのものではなくて、それは過去から現在につながる布石であり、
読み終えてみれば、いわゆる”運命の出会い”があって、再会があって、最後はすべて幸せに終わるという、全てがあま~い(内容も展開も)つくりは、自分的苦手作品の何者でもなかっ…

2

さよなら僕のプリンセスロリイタ コミック

紺色ルナ 

女装攻めではなくて、女装をしているのが攻めだった・・・?

ちょっと可愛い目の絵で切ない展開のお話を描かれることが多い作家さんかな?という印象で、切なさを雰囲気展開するためにたまにスベってしまう時もあるのですが、
今回のこの作品、ちょっとこの作家さんの違った一面が見られてユニークでした♪

互いの父母の再婚で義理の兄弟となったハルとユキ。
ユキは母親の気まぐれで小さい頃から女装させられていて、それをハルが気に入ってカワイイと言ったために、そのまま女…

6
PAGE TOP