茶鬼さんのレビュー一覧

龍と仔猫 小説

高尾理一  櫻井しゅしゅしゅ 

安心できる王道

姉の借金のカタに、大嫌いなヤクザの愛人になる姉思いの健気な弟。
不本意とはいえ傲慢な優しさにだんだんと心は動いていって、離れたくない愛しい人になる。
という甘い王道モノは読んでいて安心、安全(?)はずしませんね~。

ヤクザ屋さんなんで、蹴ったり殴ったり、「おとしまえつけてもらおうか~」なんてものもあったりするのですが、主人公が絡むヤクザ屋さんはインテリヤクザさんなんで、基本そういう部分が…

3

onBLUE vol.3 コミック

充実してます

依田沙江美さんの「チョコレートキス」の新装版発売と合わせて雑誌の特集も依田沙江美さん。
ちるちるや他でも人気の高い作家さんですが、自分には作品によって好き嫌いが分かれる作家さんで、どちらかというと対談されてる雁須磨子さんに注目してしまったりww
さておき、この特集において依田さんて独特の、まあ作家さんはそれぞれ個性があって当然なんですが、また違う道を進まれてる作家さんなんだな~というのを認識。…

1

爪先にあまく満ちている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

シリーズ3作の中では一番いいかな?

実はこの”グリーン・レヴェリーシリーズ”個人的に好きじゃありませんでしたが、何となく1冊目を読んでしまった為に惰性で3冊目まで来ました。
だけど、3冊の中では一番自分的には好きな展開だったと思います。
それは、きっと仕事のうんざりをさそう細かい表現がなかったのと(若干図書館の表現でウザく思えたところはありましたが)、むりくり感を感じないカプリングと、主人公設定だったからだと思います。
二作目…

3

50/50 コミック

宇田マキ 

パンツの穴

「S.E.x&love」に加筆修正掲載されている、元の作品。
作者さんweb公開している「swing!swing!swing!」の主人公:長田×静穂のML作品番外編。

一週間泊まり込みの仕事から戻った静穂は、本当はきちんとすればいい男のはずなのにボロボロ。
せっかくの週末だからと長田が静穂をキレイに仕上げるという週末デートの話だが。
ここで、長田の昔の男との修羅場話を聞いて静穂できてる…

0

赤い月 コミック

宇田マキ 

大人の男

「おやじ」と行ってしまえば簡単だが、作者さんの描かれるお話はBLというよりはMLでありアダルトですね。
既刊単行本の中にもそれぞれこのカプの短編(同人作品)が収録されており、作者さんの愛するキャラであることがわかります。
元々HP上で公開されている「swing!swing!swing!」の主人公達の物語。
元々高校の同級生で、同窓会で再会して何となくやってしまって、、な始まりの二人でしたが、…

1

教皇の花 小説

橘かおる  蓮川愛 

狡賢い人が勝つのです

作者さんが橘かおるさんでどう見ても花嫁モノ。
絶対進んで手に取らない自分がなして?というと、ちょっと疲れ気味だったからですw
やはり、思った通りの健気受け、男前のちょい腹グロ攻め、エロエロ調教はなしの、割とまっとうなモノだったと思います。
こうした物語の時は、どうにも脇役でちょっと悪役設定になっていた人が気になりますw
だって、主人公達はラブラブのアマアマなんですもんね♪

舞台はなん…

3

夢魔はいかが? 小説

吉田珠姫  中条亮 

今度は違う方向へはじけた吉田珠姫

吉田作品、前回読んだ時「なんじゃこれー!?」どうかしてしまったのか?みたいな感想だったのですが、そっか、、こういう風になればトンチキもよかったんだ、、、
シリアスに行った為にトンチキになっちゃったんだ、、と納得したんですが、今回は弾けすぎてますっ!!
この弾けすぎが好きか嫌いか、好みが大きく分かれるところでしょうが、お笑いギャグ・コメディ大好きの自分からしたら、あまりに丁寧にお笑いしすぎてくれ…

0

殺業の絆 小説

犬飼のの  鬼塚征士 

ヤンデレの執着が痛くて引きこまれた

題名の通りに殺し屋が職業のモノです。
嗜虐とか被虐とか通し越して、本当に痛い暴力シーンがセックスに絡むのが自分的にものすごい好みシチュでありまして、、そんな点肉体的痛みが苦手な方には苦しい描写になってます。
その始まりと彼等の仕事がどうであれ、根本はラブ甘の甘甘なんですよ。
ベタ惚れですっ!互いに執着が酷いです。(だから痛くなっちゃうんだけどねw)

一番最初の魅せどころは改装中の歯科ク…

8

ショタミサイル コミック

月森泉 

ザ・ショタ

葡萄瓜さんが書かれていることがこの本を的確に表現していると思います。
BLのショタではないです。
エロの中のショタ部門というべき、半ズボンがまぶしい本当のショタ本。
そして男性向けです。
ベーコン巻ウインナーとかごぼう天のようなイチモツ表現がういういしいのに、局部が冥にリアルな表現をされ、しかも修正がかかっていないのは13年前の本だからですが、
自分が女性のせいなのか、あまりいやらしさを…

6

黄昏小説家 コミック

吉池マスコ 

切ないマスコ

いつものアホエロは影を潜めて、何だか真剣に大人の切ない恋心をユーモアにくるんで綴っている、読ませる方のマスコストーリーです。(注:当社比w)
感動したみちるさん系とはまた違った味もあって、このマスコも自分は好きだ♪

20年来の付き合いが破局して、逃げ出したい逃亡癖のある四十路作家の金春。
この別れた恋人は、昔から金春を励まし作家のきっかけになった担当編集でもあった。
このお別れには、大…

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