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義月粧子 須賀邦彦
茶鬼
『破滅の爪痕』の続編で、梁瀬はヤクザを辞めて画家の遠山の恋人として、元組からの報復から逃れながら生活しているところから始まります。 前作からの雰囲気はそのまま引きついで、梁瀬のツンデレ&エロさ、遠山の不遜でヤンチャな部分がそのままに、そのせいで二人の不器用さが相まって、周囲に翻弄されてピンチを迎えるお話になっています。 遠山の昔の男、今は香月組の組長になっている一乗寺という男が出てきて、梁…
本編の主人公達は酒が好きで、バーとかで飲むシーンが多くカクテルやら日本酒やら、ウイスキーやらが沢山登場して、酒好きな身には飲みたくなること間違いなし! いや、そんな酒の本ではありません、あしからず・・・そんな部分が気に入ってしまったのですが(汗、、) 本は厚みも薄く会話が多いのでするする読めてしまいます。 中身はヤクザものなのに、意外にさらっとして淡々としている。 受け様(ヤクザ)がエロい…
徳丸佳貴
中身は02年と96年の単行本を一冊にまとめ、描き下ろしを入れた文庫版です。 リーマンの表紙に萌えを期待、初読みの作家さんでしたが、読んでみて中々に大人向けの割とキュンとさせる切な系のお話が描かれていました。 絵は木下けい子さんと今市子さんが合体したような(?) 最近の作品を見ていないのですが、割と良いのでは?と期待させる作家さんでした。 表題は典型的ツンデレ後輩社員が先輩社員への恋を実…
あすか 実相寺紫子
ネタバレ
数か月前「ラブちぇん」が初読みで、あまり好印象でなかったのですが、全くカラーの違うお話で、イラストが実相寺さんだったので購入。 06年のものに、書き下ろし短編をいれた新装版です。 感情表現の超下手なスーパーツンデレな受け様に、へこたれない一途なワンコ攻めは、切なくも心温まるとてもよいカプでした。 3年付き合ったカメラマンの恋人がアメリカへ行くと同時に、自分もドイツへピアノの留学へ行く予定…
橘かおる 街子マドカ
題名こそ「誘惑のフレグランス」などと意味深な感じの題名が付けられておりますが、その中身はちょっぴり謎解き風なサスペンスを含んだ、主人公のさっぱりした気持よい性格のおかげで、真実のドロドロさの割に爽やか目な仕上がりに。 評判がよければ、ひょっとしたら続編もあるかも?な雰囲気の作りになっております。 大学四年の春樹が就職の内定を決めたお祝いの帰り、何者かに拉致され気が付くと全裸で縛られて、その…
ヤクザスキーの自分としては、待ってましたの極道特集。 まるまる一冊極道がテーマですが、その中身は作家さんによって色々。 現代モノばかりだから、作家さんの絵の好き嫌いもさほど気にならずに楽しめました♪ 青海さんは、やはり極道ものが一番良い。 巻頭だけに一番光ってましたが、バッドエンド。 しかし、渋い!バッドエンド好きにとっては結構こういう終わり好きです。 愛する者に命を張った愛。 …
水城せとな
「窮鼠はチーズ~」の水城せとなさんのビブロス時代の名作が新装版で全8巻でこれから続々と刊行されます。 今回はその一巻。 いつか読みたいと思っていたものを目にすることができて感激です! 15年も前の話ですので、多分切り口はその当時によくある設定なのかな?とも思います。 しかし明け透けな現在のBLにおいては、この展開はとても新鮮で新しく水城さんらしいな、と読み応えのある作品になっています。…
柊のぞむ
登場人物達は、特別美男子でもなく、特別カッコイイわけでもなく、それはある特定の人物にとって特別な存在なんだって、等身大の主人公達がとても自然で、楽しめる作品集ですよ。 表題よかった!青春だー!! 将来は有名な劇団に入りたいと、演劇部の活動を頑張っている上がり症の陽一がヒロインの急病で女装して代役で舞台に立たなくてはならなくなる。 その姿に惚れたー!とヤンキーのヒロが陽一を追いかけて演劇部…
青山アルト(青山あると)
帯は「オニに肉棒」まんまです。 こういうおバカなエロは結構好物です。 純粋に楽しみましょう♪ 表題と『オニ祈祷師』は連作です。 しょっちゅう勃ちっぱなしになってしまったアイドルの拓海が、これは病気ではなく霊の仕業だからと、その道で有名な祈祷師・阿倍龍晴の元へ行くとそこでまっていたのは・・・ 全裸でのM調教に、男体盛り、同衾はしても何もなし、欲求不満になる拓海はもう触って欲しくて、、、…
火崎勇 いさき李果
攻め視点で話が進む作品は他にもあるのですが、何だかこれはちょっと違うな、何だか新鮮だなというのが第一印象。 主人公はヤクザの組長で経営コンサルティング会社を経営している社長・松永。 昔ながらの任侠は古臭いと、表の会社の顔の方が大きい、まっとうなヤクザのようなんですよ。 その彼が懇意にしている組のパーティーに出て、同じヤクザと勘違いしてホテルの部屋に泊めたのがマンガ家の砂田。 顔も姿もも…